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第12話 : 感覚的虚無、あるいは黄金の道の少女

前回、相沢は孤独な小惑星となり、

宇宙の虚無へと昇っていきました。


今回から、物語は新たな次元へ。


感覚のない道。銀色の髪の少女。

そして、すべての謎への——答え。

完全な感覚の空虚が彼を包んでいた。温度も、空気の動きも、自分の息づかいさえも感じなかった。この刺激の絶対的な無さは、目の前に広がる光景よりも不安にさせた——黄色い光の列が両側に並ぶ、果てしない道。


足元の床が液体のような、非現実的な輝きの波で揺らめいていたが、その質感はまったく感じられなかった。認知的不和感に眉をひそめた——それは新しい靴で深い水たまりに踏み込んだ時の感覚に似ていたが、湿気も冷たさも伴わなかった。この欠如の感覚に名前をつけようとしたまさにその時、何かを握っていることに気づいた。


『何だ?』


という考えが過ぎった。


下を見た。手が小さな女の子の小さな手を包んでいた。彼のそばに揺るぎなく立っていて、彼女の頭の上の明るい銀色の髪を見つめた。その姿が夢の残りと同じように溶けて消えるのを待ったが、彼女はまったく消えようとしなかった。


「気分はどう?」


と顔を上げながら尋ねた。


今初めて細部を見た——金糸で刺繍された白いワンピースと、足に履いた白くてシンプルな靴。布の金が生き生きとした輝きを放ち、鋭いコントラストで自分の姿を際立たせた——灰色で色あせて、まったく色のない姿を。そして少女自身は月の冷たい光に似た輝きを放っているようだった。


「私は……」


と言葉を慎重に選びながら始めた。自分でも完全に理解しようとするかのように。


「混乱しています」


「すぐ収まるよ」


と、不思議と彼を落ち着かせる単純さで答えた。


光り輝く廊下の奥を細い指で指した。


「行こう。行かなきゃ」


「どこへ?」


と喉から声なき囁きが出た。そこから動くという衝動自体が、彼には異質に感じられた。彼女がいなければ、この死んだ宙吊り状態に永遠にいただろう。


「戻ってきた」


と静かな興奮とともに言った。


「今、行かなきゃ」


「わかった、でもどこへ?」


とまだ最初の一歩を踏み出すことへの抵抗があった。


「あの方に会いに」


その声から突然すべての子供らしい軽さが消え、顔が完全に真剣になった。同じ瞬間、まるで誰かが見えないつまみを急に二目盛り上げたかのように、光が急激に明るくなった。


「もう呼んでいる。行こう」


と優しく、しかし決然として手を引きながら促した。


相沢は動かずに立っていた。最後にもう一度、周囲の暗闇に何か別の選択肢、逃げ道がないかを探した。何もなかった。一方では何が来るかという恐怖が彼を麻痺させていたが、他方では魂の原初の、深い部分が道の先に何が待っているかを完全に知っていた。それが避けられないことを知っていた。


「じゃあ行こう」


と同意し、肺から息を吐き出そうとした。震えと静かな音を予期したが、何もなかった。絶対の静寂。


その時、悟った。会話していたのに、完全に声がなかった。思考で話していた。


ゆっくりと歩き始め、頭の中に熱っぽい問いが渦巻いた。耳が聞こえなくなったのか。それとも死んで、今はそういう存在になったのか。この最後の考えが急に記憶を呼び戻した。足を止め、病院での自分の死という恐ろしい痛みの余韻——絶望的な蘇生術の苦しみ——に突然打ちのめされた。その悪夢のような記憶に体が震え、少女がすぐに好奇心いっぱいに見た。


「何かあった?」


と思念の声が本物の気遣いに満ちていた。


「死ぬ瞬間を思い出してしまって」


と痛みのゆがんだ表情で答えた。


「そう、確かに死んだね」


と、全身が凍りつくほど屈託のない喜びで確認した。


「でもそのおかげでやっと会えた!」


「君は……実際のところ誰なんですか?」


とかろうじて尋ねた。


「あなたのお姉ちゃん」


その言葉が意識に氷の欠片のように突き刺さった。すぐに続く問いの洪水が彼を粉砕しそうだった。心はそのような危機の時に最も得意なことをした——シャットダウンした。厚い壁を作り、今は理解しようとしても無意味だと決めた。今は。遅かれ早かれわかるだろう。少なくともそう願った。


「私たちはきょうだい。でもまったく別の世界で」


と言い添えた。


別の世界で。その言葉が頭の中でこだましていた。空虚で馬鹿げていた。声に出さずに繰り返し、懐疑的な、嘲るような口調をつけた。それでも相変わらず虚無の中に立っていた。少女が自分のお姉ちゃんだと主張する光の道の上で。頭の中の混乱がすぐに暴風雨になっていった。


『馬鹿げている』


と思った。


思いっきり左前腕をつまんだ。痛みで目が覚めるかと思ったが。しかしこの宇宙的な夢には終わる気配がなかった。


「それは無駄だよ」


と次の問いを口にする前に彼女が言った。その視線が手に向いた。


「つまむの。あの方が許してくれない限り、ここからは出られない」


彼への奇妙な共感と面白がりの混じった目で見た。


「私も最初はすごく混乱してた。あの方がたくさん説明してくれた。私たちについての真実も」


と少し間を置いて、頭の中で適切な言葉を探すかのように黙った。


「ね……ずっと思ってたんだけど、あなたが私の弟だって。ある意味でまだそうなんだけど……別の意味では違うの。複雑だよ」


この次の込み入った謎を処理する前に、彼女が軽く、しかし確実に手を引いた。


「行こう」


と促した。


光り輝く廊下を手をつないで黙って歩いた。


「あなたは違う」


とやがて少女が言った。


「どういう意味で違うの?」


「家では……弱かったよ。病気がちで。ここではすごく強い力を感じる」


これらの言葉は地球での記憶にまったく響かなかった。むしろ反対で、これまでの人生を通じて鉄の健康を誇っていた。この狂ったパズルのまた別のピースが、知っているものとどこにもはまらなかった。


「だからあまり家の外に出なかったんだ」


と続け、その思念に深い悲しみの影が差した。


「それで別れさせられた……村が攻撃された時。私は他の人たちと逃げたけど、あなたは……ただいなくなった」


突然立ち止まり、彼の脚に強く腕を回してズボンの布地に顔を埋めた。


「でも、いる! こんなに大きくなって! 昔は全部抱きしめられたのに」


子供らしい驚きが声に滲んでいたが、失われた過去への明確な郷愁も。


「いなくなった?」


と繰り返して、その言葉の重さを理解しようとした。村への攻撃。辛い別れ。すべてが誰か他の人の劇的な人生の一場面のように聞こえた。誰かが間違えて自分の頭にロードしたような。


また歩き始めた。道に沿った黄色い光が密になって明るくなっていき、ついに遠くで、純粋な白い輝きの強力な壁に溶け合っていた。そこで立ち止まり、ゆっくりと手を離した。


「ここで大丈夫だよ」


と穏やかに確信を持って言った。


「先に進むには、あなたの魂が少なくとも私と同じくらい輝かなきゃいけない」


と一息置いた。ワンピースの金の糸が一瞬陰った。


「私でも、一番奥までは入れないけど」


その後悔が直接彼に届いた。灰色の色あせた存在の中を、冷たい風の突風のように貫いて。振り返って光に向かってまっすぐ進んでいった。後ろに残され、まだ理解できないその場所のルールと、彼女の言葉の重みに圧倒されていた。


後を追って叫びたかった、走りたかった。しかし体が固まった。見えない力に縛られて。


そして触れた。思念でも感情でもなかった。存在だった。あまりにも想像を絶する力で、人間の心がそれを感じ取れるのは、ただ端から端まで満ちる流れる温もりの波としてだけだった。体を震わせながら満たしていった。


「相沢」


音ではなかった。思念だったが、あまりにも力強く明確で、すべての方向から届く声のように心の中で響いた。その絶対的な権威に引かれるように、気づけば膝をついていた。


「はい?」


と輝く床を見つめながら畏まって囁いた。


「お前をここに連れてきた少女は、お前をとても大切にしている」


その声は無限に温かく、魂の奥まで見通すようだった。


「私のお姉さんなんですか?」


「その通り」


今度の答えは頭の中だけでなく、全身に響いた。存在のすべての細胞を優しく、調和した振動で揺らしながら。


「どうして、そんなことが……?」


「お前の両親が死んだ時、魂が傷の重さで砕けた。その欠片が、絶望の極みの瞬間に世界の壁を越えて、ちょうどお産で死んだばかりの赤ちゃんに宿った。残念ながら欠片に過ぎなかったので、得た新しい命は最初から脆さに刻まれていた」


相沢は膝まずいたまま黙っていた。これまで散らばっていた人生の断片たちが、突然つながって恐ろしいほど完全な絵になっていった。


「そういうことだったんですか?」


とついに頭を上げ、その声に苦しみの理解が響いた。


「あの空虚……ずっと何かが足りない感覚。何年もずっと……壊れているような。不完全なような?」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


「俺は…ひび割れていた? 欠陥品だったと?」


十年前、両親を失った瞬間に——

魂の破片が離れていたのです。


この物語の世界観を音楽で感じてみてください:

ユーゲリオン — 二つの扉

https://youtu.be/GVZLnk_wICI


次の話でまたお会いしましょう。

— Tuttimi

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