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65話 夜空と夕空 不思議な部屋の謎

灯詠学園四号棟。

そこにある部屋に入り、閉じ込められた秋司とリスタはちょっとした謎を解き、新たな部屋に進んでいた。


「なんだぁ・・・。今度は滑り台かー・・・?」

「うん・・・。でも、上から下に滑るんじゃなくて、下から上に進むのかな・・・?」


三つ目の部屋に入った二人。

足場になっている床はほとんどなく、この部屋中に広がっている滑り台を滑って反対側にあるであろう足場となる床まで進む。

しかし、普通の滑り台とは違い、ひとまず下から上に進むようだが。

リスタも秋司も不思議そうに滑り台のレーンを見ている。


でも、普通は下から上に滑れないよね。

というか、滑り台みたいな感じだけど長い・・・。


二人の前に広がっている滑り台は、まるでジェットコースターの様に、上がり、下り、カーブなどを繰り返している。


(この部屋も恐らく生成術で作られている。滑り台のレーンに入ったら自動で動くと考えていいだろう。まっ、乗ってみるしかないか)


リスタは滑り台のレーンに座った。

しかし、自動で上っていくことはなかった。

秋司もリスタの後ろに座ると、突然二人は自動的に滑り台のレーンを上り始めた。

それも、物凄いスピードで。


「うわあああああ」

「ほぉーーーーーう」


速い・・・。

てか、勝手に滑ってるー。


秋司は滑る速さに驚いているが、リスタはテンションが上がっている。

二人はジェットコースターに乗っているように、上がり、下り、カーブを繰り返し、やがて反対側にある足場となる床に辿り着いた。

二人は勢いそのままに、少し転がり、壁に衝突した。


「滑り台にしては、スリル満点で速かったなっ」

「うん・・・。あれ、でも壁にスペースが開いてない・・・」


リスタは笑みを浮かべながら、秋司は驚き固まった表情を浮かべて壁を見渡した。

しかし、次の部屋に進むためのスペースが開いていなかった。


「うーん、今度は何をすればいいんだろう・・・?」

「さ、さあな・・・」


(やべっ・・・。楽しみすぎて、何も考えていなかった・・・)


秋司が考えを巡らせている様子を見て、何も考えずに滑り台を楽しんでいたリスタは苦笑いを浮かべながら視線を逸らした。


「よしっ、もう一回滑ってみよう」

「うん、そうだね・・・」


(今度はちゃんと考えて滑ろう・・・)


秋司の提案を聞いて、少し集中力を高めるリスタ。

今度は秋司が前、リスタが後ろで滑り始めた。


わわわ・・・。

やっぱり凄く速い。

でも、滑っている時に何かヒントがあるはず・・・。


そんなことを考えていると、すぐにこの部屋に入って来た扉がある壁側の床に辿り着いた。


うぅ・・・。

全然わからなかった。


「数字かな」

「えっ? 数字? そんなのあった?」

「うん。レーンの所々に数字が書かれていた。でも、今滑ったのは逆走だったから、もう一回こっちから滑らないと、なんの数字で何を表しているのかわからないから、もう一回滑ろう」

「うん、わかった」


数字か・・・。

そんなの、全く見えなかったけど。

リスタくん、凄いな。


二人は再び滑り台のレーンに座った。

今度はリスタが前、秋司が後ろに。


うーん、数字数字・・・。

うわあああ。

ダメだ、速くて見えない・・・。

あっ・・・。

見えた。

えーっと、バツ・・・?

あとは、2?

あっ、もう一つあるけど、よく見えない。

おおっ・・・。


再び反対側に渡り終えた二人。


「んー、8と7、それから2と7」

「凄いリスタくん。そんなに見えたの? 僕は2とバツしか見えなかった」

「バツ? そんなのあった?」

「うん、2を見る少し前に見えたよ」

「んー。単純にこの部屋の扉を開けるパスワード的なものが8727だと思っていたけど、もしかして87×27の答えがそのパスワードなのかな?」

「87×27? えーっと、四十九で・・・」

「二千三百四十九だね」

「え・・・。リスタくん、計算はやーい・・・」

「ん・・・? ああ、なんかコツがあるんだよ。なんだっけ・・・。えーっと、なんとか式計算ていうやつ」

「へぇー、そうなんだっ。すごーい」

「いやっ、すごくはないけど・・・」


秋司の素直な褒め言葉に少し照れるリスタ。


「でぇー・・・。答えはわかったけど、どうすればいいんだ?」

「二千三百四十九だから、二、三、四、九ってことだよね」


リスタは辺りを見渡して、パスワードを打ち込む機器を探す。

しかし、滑り台のレーンと壁、床、天井以外は何も見当たらない。

秋司も辺りを見渡しながら声を出すと、急に目の前の壁にスペースが開いた。


「・・・。声に出せばよかったってこと?」

「うん、そうみたいだね・・・」


突然開いたスペースを見て、驚き固まるリスタと秋司。

二人は次の部屋に進んだ。

すると・・・。


「うわぁ・・・。綺麗・・・」

「うん・・・。でも、何これ・・・? 夜空と夕空が混ざってる・・・?」


二人がその部屋に入り、上に視線を向けると夜空と夕空が交互に広がっているような景色が視界に入ってきた。

夜空が広がり、やがて夕空が、そして再び夜空が広がっている。

秋司はその景色に見とれ、リスタも戸惑いながらじーっと見つめている。


「そうだ、この部屋は・・・。扉が閉まっていない・・・」


リスタはこの部屋から出る方法を考えようとして、視線をこの部屋に入って来た壁に向けると、スペースが開いたままだった。


「ここがゴールってことかな?」


秋司も疑問をこぼす。


「さあ・・・。ところで、これも生成術だよな?」

「うん、今までの部屋と同じ、生成術で作られていると思うけど・・・。どうしたの?」

「んー・・・、なんか違和感が・・・」


リスタは真剣な眼差しで、夜空と夕空が広がる上空に炎球を放った。


「ん・・・。秋司、俺が上に向かって炎球を放つから、風出で後押ししてくれっ」

「う、うん。わかった」


リスタは再び炎球を上空に放ち、秋司はその炎球に風出を放って炎球の飛距離を増幅させた。


「・・・。おかしい・・・」

「うん・・・。今、炎球は凄い勢いよく飛んだけど、天井に衝突することなく消えていったよね」


リスタの放った炎球は、天井に衝突することなく、かなり高い場所で段々と消えていった。

炎球は、五階建ての四号棟を越える高さまで飛んでいた。

しかし、この部屋の天井は、夜空と夕空で見えない。


「・・・。そうなると幻術か?」

「幻術だとすると、視覚に直接働くタイプの幻術だよね」


でも、幻術かどうか確かめられない。

直接五感に働くタイプの幻術を防いだり解除できる幻術と結界術を僕はまだ使えないし。


「もしくは、空間がおかしいか・・・、だね。それか、この部屋だけ天井がなくて、現実の空を見ているか・・・。まあ、こんな夜空と夕空が交互に広がっている空なんて現実であるとは思えないけど。例外って常に存在しているし・・・、何百年に一回の景色とかかな?」

「そうだとしたら凄いねっ。外に出て確認してみようよっ」

「そっか。外に出てみればいいのか。よしっ、出口に向か・・・。えっ・・・?」


考え込んでいたリスタだったが、秋司の声を聞いて、パッと表情が明るくなった。

しかし、そんなリスタの視界に、急に壁にあるスペースが閉じようとしている様子が入ってきた。


「秋司ー。出口に急ぐぞーー」

「うんっ」


二人はすぐにその部屋を飛び出し、滑り台のレーンがある部屋に入った。

そしてすぐに滑り台のレーンに座る。

滑り台を滑り終え、反対側の床に着地した二人。


「どうしよう? 壁にスペースがない・・・」

「72×78・・・。五、六、一、六」


リスタは考えを巡らせて、さっきと逆の順番で計算をした。

そしてパスワードとして、数字を声に出すと、壁にスペースが開いた。

しかし、そのスペースはさっき通った時よりも小さい。

二人はすぐに次の部屋、ブランコの様な物がある部屋に辿り着いた。

さっき秋司が結界を張ってブランコの動きを止めていたが、結界は消え、ブランコは動いている。

そして、反対側の壁にスペースが開いており、この前の部屋、シーソーの様な動きをする部屋の出入り口も開いていた。

二つとも閉じようとしているが。


(前の部屋は部屋が少しでも傾くと扉が閉まる。床を走るわけにはいかない。そうだっ)


リスタはブランコに飛び移ると同時にマイスペースから黒い手袋を取り出した。

秋司もリスタと同時にブランコに飛び移る。


「秋司ー。剣を出せー」

「剣・・・? あっ、わかったー」


秋司は急いでマイスペースからボロボロの剣を取り出した。

この剣はリスタが課外学習で見つけ出した剣だ。

リスタはこの剣を秋司に預けたままだった。


「秋司、俺に風出を放って。血転術身体強化、速壱」

「うんっ。血転術風転、風出ー」


リスタはブランコから飛び降りると同時に血転図式を描き、スピードを上げる身体術を発動すると、床に着地してすぐに走り出し、僅かな助走で思いっきり前方にジャンプする。

そんなリスタの背中に、同じくブランコから飛び降りると同時に放った風出が当たり、一気にシーソーの様に傾く部屋を、床に触れることなく通り抜ける。

あっという間に部屋の外に飛び出たリスタ。

リスタは大ホールの床に足を滑らせながら勢いを殺し、すぐに振り返る。


「秋司ー、しっかり剣に掴まれよー。いくぞーー」

「うーん。いいよーー」


リスタは着用している黒い手袋に思いっきり業血司を送り込み、強力な磁力を発生させて剣を引き寄せる。

秋司は柄を力強く握り締める。

剣はリスタに向かって勢いよく飛んでいき、秋司も宙に浮きながら猛スピードで飛んでいく。

秋司は、シーソーのように傾く部屋の出入り口が閉まるギリギリで、その扉を剣で貫き、壊しながらなんとか脱出することができた。

リスタはタイミング良く業血司を止め、磁力をなくすと、宙に浮いていた秋司は床に落ち、勢いそのまま床を滑ったが、リスタが秋司を受け止めた。

その後、腰をゆっくり下ろしたリスタ。


「ふぅー・・・。なんとかなったな」

「うんっ。ギリギリだったね」

「うーむ・・・。何がギリギリなんじゃ?」

「えっ・・・?」


リスタと秋司がホッとした様子で部屋を見つめていると、後方から声が聞こえてきた。

二人はゆっくりと振り返ると、そこには灯詠学園校長の、ドルネシア・ハリットの姿があった。


「こ、こうちょーーー?」


秋司とリスタは大きな声を上げた。


「うむ。二人とも、何をしておるのかな?」

「えーっと・・・、あれですよ、あれ・・・。そうっ、鍵が開いてたんで、中に入ったら少し迷って・・・。なあ?」

「ううううう・・・、うん・・・」


ドルネシアの問いに、慌てて言い訳を考えて答えたリスタ。

リスタの共感を煽る様子を見て、嘘をつくことに全く慣れていない秋司は不自然に視線を動かしながら、ぎこちない様子で声を出した。


「ほう・・・。ところで、あの壊れている扉は?」

「あれはー・・・、元から壊れてたというか、中に閉じ込められたから脱出したら壊れたというか・・・。よかったら直しておきますよー・・・」


(直せるかわかんないけど・・・)


「うぅ・・・。ごめんなさい、僕が壊しました・・・」


再び発せられたドルネシアの問いに、苦笑いを浮かべながら答えるリスタ。

嘘をつくことに慣れていない秋司は素直に謝罪した。


「うむ・・・。あそこに入ったのか?」

「はい・・・」

「そうかっ。ところで、何個目の部屋まで行った?」

「それは、四つ目です」


今まで顔に力が入っていたドルネシアだったが、急に明るい表情に変わる。

秋司はドルネシアの問いに淡々と答える。


「ほほう・・・。どうだった、四つ目の部屋は? 綺麗だったかのう?」

「はいっ、凄く綺麗でした」

「ほっほ。そうだろうなぁ」

「ジジイ・・・。ごほんっ。こうちょーも入ったことあるの?」


ドルネシアの問いに、勢いよく答える秋司。

リスタはドルネシアの言葉を聞いて質問した。


「ふむ。もう何十年も前に一度だけのう」

「へぇー。そんな前からこうちょーやってんのか? すげーな」

「? ほっほ。さあのう」

「ああっ。リスタくんっ、外に行って空を見ないとー」


ドルネシアとリスタの会話を興味津々に聞いていた秋司だったが、外に出て空を見て、四つ目の部屋で見ていた空が現実の空か確かめようとしていたことを思い出した。


「あー・・・。こうちょー、今どんな空してるかわかるか?」

「そうじゃのう。今日は星が綺麗じゃな」

「んー、じゃあ、あれは現実の空じゃないね」

「そっかー。となると幻術かな?」

「それか空間がおかしいか、だね」


ドルネシアの答えを聞いて、実際の空ではないと考えたリスタ。

秋司とリスタはさっきまとめていた考えを再び声に出していた。

そんな二人の様子を、微笑みを浮かべながら見つめるドルネシア。


「んっ・・・。こうちょー、四つ目の部屋は幻術なの? それとも空間がおかしいの?」

「ほっほ。さあー? どうだったかのう。覚えておらんなー」

「ふーんっ、そっかー。答えはわからないままかー」

「ほっほ、そうじゃのうー。だがのう。しっかりと自分で考え、答えを導き出したのなら、それで十分じゃよ」


答えがわからず、少し拗ねた様子を浮かべたリスタ。

しかし、ドルネシアの言葉を聞いて、表情が固まる。

秋司もリスタと同じように、表情が固まっている。


「あー、そうじゃ。今度四号棟に入りたい時はわしに言うんじゃぞ?」

「えっ? ああ・・・。言ったら入っていいの?」

「もちろんじゃ。四号棟は教員の許可があれば入れるんじゃぞ?」

「えぇーっ、そうなのーー」


ドルネシアの言葉を聞いて、固まっていた表情が解けるリスタ。

ドルネシアの、四号棟に入れるという言葉を聞いて、同時に驚きの声を上げる秋司とリスタ。


「ただ、四号棟には不思議な部屋や不思議な現象、危険も眠っておるから、気をつけるんじゃぞ」


ドルネシアは真剣な眼差しで二人に呼びかけた。

その後、ドルネシアはゆっくりと壊れた扉に近づき、生成術ですぐに扉を修復した。


「凄い・・・。一瞬で扉が直った・・・」


その様子を見ていた秋司は目を大きく見開き、驚き固まった。


「あのジジイ・・・、やっぱり只者じゃないね」

「うん。凄い業血司使いかも・・・」


リスタも秋司と同じように驚いている。

秋司とリスタは四号棟から出ると、既に日が沈んでいた。

ドルネシアの言っていた通り、星が綺麗に輝いている。


「あー、いたー。リスタくーーーん」


秋司とリスタは第四寮に向かって歩き始めると、リスタの名前を叫びながら一人の学生が凄い勢いで走って来た。


「リスタくんっ、なんで来てくれなかったの?」

「あ・・・。えーっと・・・。すみません、忘れてました・・・」

「も、もしかして・・・。僕の発明品に興味ないの?」

「いっ・・・。いえ、きょ、興味ありますよー」


リスタの元にやって来たのは、入学会の日に、リスタに磁力を発生させる黒い手袋を渡した先輩だった。

その先輩、閃木遊屋ひらめきゆうやは新しく開発した物をリスタに使ってもらおうと、今日待ち合わせをしていたのだ。

しかし、リスタはその約束をすっかり忘れていた。

遊屋はリスタが待ち合わせ場所に来てくれなかったことで、リスタが自分の作成した物に興味を持っていないと感じ、落ち込んだ様子で尋ねた。

そんな様子を見たリスタは慌てて声をかける。

この後、リスタは遊屋に連れられ、三号棟の四階に向かった。

秋司もついて行くことになり、三号棟に入った。


三号棟、初めて来たなぁ。


秋司とリスタは初めて三号棟に入った。


「先輩、三号棟にはどんな部屋があるんですか?」

「三号棟にはね、血転術に関する部屋が多く備わっているよ。例えば二階には召喚術や変身術を鍛えるための部屋とか、三階には身体術を特訓できる部屋とか、血転術全般を特訓できるトレーニングルームとかがあったりするよ」

「えーー、そうなんですかーー?」


階段を上りながら話す秋司と遊屋。


すごーい。

血転術を特訓できる部屋があるんだぁー。


「リスタくん、ちょっと僕三階を見てくるね」

「うん、わかったー。終わったら三階に行くね」


既に三階まで上がって来ていた三人。

秋司は血転術を特訓できる部屋に興味を持ち、三階のトレーニングルームに向かった。


凄い。

個室とか、共有スペースとか、色々なトレーニングルームがある。

確か、周辺部に特訓できる場所がたくさんあるって聞いたけど、三号棟でもできるんだぁ。

もう夜だけど、共有スペースにはまだ数人の生徒がいる。

筋トレとか、血転術を何かに放っていたり、いろんなことをしてる。

個室は外から見える部屋と見えない部屋があるんだぁ。

うん?

ここの個室は外から見える部屋で、今も誰かが特訓してる。

少し覗いてみようかな・・・。


秋司はしゃがみ込み、ゆっくりと窓まで頭を上げて、こっそりと中を覗いた。

まあ、外から見える個室のため、普通に見ていても特に問題はないのだが。


あの人は・・・、入学試験の時にいた、凄く強い人。

えーっと、リーズくん?


その個室には、入学試験の時に、圧倒的な実力を持っていたリーズ・ヴェーグナーがいた。

リーズは生成術で作られた、血転術を打ち込むための丈夫な板に向かって雷転の術を放った。


「いっ・・・。な、何今の威力・・・」


リーズの放った血転術で、板は一瞬で破壊され、余波が部屋中に響いていた。

秋司は外でその様子を見ているが、なんとなく衝撃を感じ取った。


それに、血転図式を描くスピードが早すぎて、発動図式が何個あったのかも分からなかった。

もちろん、雷転を放つことも。

試験の時も、結界術の使い方が凄く上手で、強度も高かった。

実力が・・・、違う・・・。


秋司は驚愕して、呆然としている。

そんな様子の秋司に気がつき、リーズは秋司に視線を向ける。

リーズは少しの間、秋司を見つめ、やがて特訓に戻った。


「んっ? あっ、いたっ。秋司ー」


いまだに固まっている秋司の元に、遊屋から道具を受け取ったリスタがやって来た。

秋司はリーズがいる部屋を見つめながら、その場を後にした。


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