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???「中間報告」

1/3

短いですが。


読者の方々、ブックマークや評価等、ありがとうございます。

読んで頂いているだけで、個人的にはとても励みになっております。

「ん?母上とリカンがいませんね。まあいいか。始めましょう」

「皆の者、調査結果はどうだ」

「恐れながら(わたくし)めから」

「うむ、キッツェ、発言を許す」

「魔人族が連れ去ったというお話でしたが、魔人族の使用人は高価そうな青緑色の宝石の付いた指輪を嵌めていたようです。恐らく魔法発動媒体(スタッフ)です。このこととブラディーネル様方のお話を鑑みますと、使用人は人間である可能性が濃厚でございます」

「なんと……!それは真か!?儂の城に人間が入り込むなど言語道断」

「父上、お怒りは尤もですが、後回しにして下さい。他はどうだ?」

「はい!」

「ジョン、話せ」

「はい、門番を連れて聞き込み及び追跡をしたところ、馬車は南へ行った模様です」

「南?あそこは見晴らしのいい砂浜しかないが……」

「そこで船に乗り換えたと考えられます。馬車が乗り捨ててありました」

「うーん、大勢の魔族が人間に拘束されているとすれば、何か拠点となる場所か、船を隠せる場所が必要です。警備部隊で逮捕にてこずっている密売人と同じグループの可能性もありますね。どこか候補はありますか?」

「既に出航したのではないか?」

「人間は普通夜には出航せぬ。肉食の魔生物が活発化するゆえな。他の交易船に紛れるのが得策であろう」

「でしょうね。アヴィルデラータ(うちの国)は荷物の詰めこみ、積み降ろしで監査が入りますから、一度監査を受けたように装うはずです」

「ふむ、なるほど。……南は何もないが、東には儂の領最大の港町があり倉庫群が、西に群島がある。サーゼイレンのババアが放置して(治めて)いるがな」

「私は倉庫だと思うが。密売用の商品があるはずなのだろう?」

「群島だと思いますね。あそこの倉庫群は足がつきやすかったはずです」

「我は西南に行きたい。ヴァンがこっちと言うのでな」

「なら私も行く」

其方(そなた)は来るでない。リリー目当てであろう?其方は残って客の相手をするのだな」

「ぐっ……見下すな!しかし私の領民が攫われているのだ。私が助けに行くべきだ!」

「それは尤もですが、それは侯爵本人が来れば済む問題です。会場の若い令嬢たちを宥めるには未婚の見栄えのいい男性が好ましいのです」

「そういうレヴニル殿が行けば良い。リカンは会場で女性を口説いているだろうし……」

「残念ながら、リカン様はあまり人気がないのです……。それ以前に、ミル様を追って独自に追跡に行ってしまわれました」

「それにだ、息子よ。お前の開いた夜会なのだ。主人役(ホスト)がいないまま何刻経っていると思っている?先程は此方の都合(お前の失態)であちら方に行ってもらったのだ。諦めよ」

「父上……!」

「なに、押し続ければ絆されるものだぞ、女子というものは。儂もクレハをそのように落としたしな。男は情熱だ」

「……。それはさておき、分担を決めましょう。私は群島を見て回りたいですね」

「我は南から西にかけて調査しよう」

「儂は余り物か?しかも、犯人はいない可能性が高いのだろう?つまらぬ」

「そう渋い顔をなさらないでください。神狼族(フェンリル)の空を駆る速度を考えれば、東を見たあと私がいる西に来ても間に合うでしょう?」

「自信がないのか?」

「馬鹿にするな、ブラディーネルの小倅。儂なら音より早く横断できるわ!」

「父上、流石にそれは無理では?……おい、カーネトリアス・フォン・ブラディーネル。リリフィアーネ殿に何かあったら絶対に私を呼べ」

「ふん、偉そうな口を叩く。あれは我の侍女(モノ)だぞ。助けるまでも無かろうよ」

「ですね〜。では私たちは出発しましょうか。とりあえず、集合は西の群島ですかね?」

「良いのではないか」

「然り」

「私もやはり行きたい……」

「若様、どうか、お願いいたします。若様(獲物)を探して令嬢達(肉食獣)が城を歩き回りますよ」

「しかし……」

「それ程言うなら、ブラディーネルの小倅、代わってやれ」

「若様、お館様。(わたくし)めには奥様にお伝えできるということをお忘れではありませんか?」

「す、すまない。会場に行くから、母上には言わないでくれ」

(わたくし)はわかっておりましたよ。若様は聡明ですから、義務を理解して頂けると」

「使用人の笑顔は()くも恐ろしいものなのか。我の侍女(リリー)は違うようだが」

「リリーは例外ですよ。迫力とか威厳とか、そういった言葉が全く似合いませんよ」

「……。……であるな」

「何を言ってるんだ?リリフィアーネ殿は素晴らしいじゃないか。常に凛としていて、優しく、控えめで……欠点などないではないか」

「「……」」

「その目は何だ!言いたいことをはっきり言ったらどうだ」

「「……」」

「……カーネトリアス様、侯爵様、行きましょうか」

「うむ。我は南に」

「……。……うむ、儂は東だな」



誰の台詞か、わかりづらいですかね?

わからなくても支障はないのですが、名前を台詞の前に入れるべきですかね?


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