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黒き乙女の鬼語  作者: 紅河崎アリス
人魚姫
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化物

船のロープをむりやり針の穴に通すのは、女性を黙らせることほど難しくない

〜コッツエブー〜

“イギリス協会”保有戦闘専門機関。


通称・“殺人協会”所属序列第七位《斬殺麗美キルキル》リズ・ハート・シャルロッテは今の状況がイマイチよくわからなかった。


右手にあるのはどう見ても自らの固有武器《斬殺麗美キルキル》である筈なのに。


今まで何十、何百の異形を切り刻み抉り取り犯し続けてきた自分の自慢の武器である筈なのに。


なぜ、目の前のこの女はそれを片手で抑え込める?


今まで何十、何百の異形を殺してきた筈の自分が、なぜこんな極東のダラけきった警察なんかに抑え込まれている?


この殺人協会序列第七位の私が…


なんでこんな女なんかに…


抑え込まれている?


普段のリズと言う少女を知っている者にとってはこの場を見ても疑問しか浮かばないだろう。


なぜ、リズはこの婦警に対し手を抜いて何時ものように切り刻まないのか。と。


だが、逆に普段の桜楼院霊華を知っている者にとってはこの場は最早驚くに値しない。


なぜなら、彼女は桜楼院唯一の完成品なのだから。


実験体にして成功例。


人間が作り出した化物の中の化物なのだから。


鬼など恐るるに足りない。


ならば、唯の人間の相手など


尚更だ。


だからこそ、彼女は畏敬を持って人からも鬼からもこう呼ばれているのだ。


《化物》と。

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