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黒き乙女の鬼語  作者: 紅河崎アリス
食人鬼
33/79

付き人の役目

ライオンの雄にはたてがみがあり、孔雀には豪勢な羽があるが、人間の男には三つボタンの背広しかない。

〜サーヴァー〜

ここで、何の脈絡もなくボクたち付き人について語ってみることにしよう。


では、まずなぜ付き人が必要なのか。


第一に思いつくのがボディガード。


いわゆる身辺警護と言うものだ。


確かに、雪さんは大財閥の娘である為身辺警護は必要だろう。


たしかに、ボクが付き人になる前には黒服のボディガードがたくさん付いていた。


だが、雪さんに関してはこの可能性はかき消されてしまうだろう。


正直な話、雪さんはボクより強い。


ボクがあの路地裏で闘った食人鬼クラスなら一瞬で叩き潰してしまうだろう。


七花さんと同じだ。


プレイヤーとして既に別次元に存在してしまっている。


では、第2の可能性。


コミュニケーションについて考えてみよう。


確かにこれは正しい。


雪さんはお喋り好きで悪態から毒舌までなんでもありだが初対面の人には少し臆病になってしまうからだ。


まるで、どこかの黒い読姫みたいなものだ。


なので、初対面の人にはボクが話さなくてはならないことが多々あったりする。


だから、そういう意味では正しいのだがこれも理由としては正しくはない。


では、なぜか。


全ての鬼には必ずしもその特性に対する衝動というものがある。


ボクの殺人鬼の殺人衝動のようなものだ。


そして、雪さんの特性は吸血鬼。


つまり、吸血衝動。


彼女のようなある種人類超越系の鬼の特性的衝動はボクの殺人衝動の比ではない。


今もそれを我慢しているのだろう。


だが、我慢を仕切れるほど甘い衝動ではない。


全てを捨ててでも満たされたい欲。


人から永遠に亡くなることのない強欲。


そんなもの、いつまでも我慢出来るわけがない。


そして、我慢出来ないのならその衝動を解き放つしかない。


それが、一般人を巻き込まないようにそれを受け入れ満たさせるのが付き人の役目。


つまり、主の為に死ぬのがボクたちの役目なのだ。


そして、彼女。


鳳仙院紅葉さんは元・雪さんの付き人である。


そう、元。


現ではない。


つまり、なにが言いたいのか。


彼女、鳳仙院紅葉は雪さんの衝動を受けきり既に…


死んでると言うことだ。

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