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自由に生きようと転生したら、史上4人目の賢者様でした!?〜女神様、今の時代に魔法はチートだったようです〜【web版】  作者: 酒本アズサ


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第14話 ホセの自信

 寸胴鍋に根菜とトマト少しとローリエと水を入れて沸騰したらアクを取り、液体コンソメでちょっと濃いめに味付けしたらザク切りキャベツとソーセージを投入!

 フライパンには余熱で火を通している鶏胸肉の酒蒸しがいい感じ。

 そろそろ蒸してる温野菜もいけるかな?



「リカルドとエリアスはまだ寝てる? もうすぐ出来るから起こしてきて欲しいな」



「リカルドはさっきシャワー浴びに起きてきたぞ、もうすぐ食堂へ来るんじゃねぇ?」



「エリアスはきっとまだ寝てるわね。普段は二日酔いになる程飲まないから耐性がないのかも、起こしてくるわ」



 ビビアナがエリアスを起こしに向かったのでホセと2人きりになり、心なしか耳がヘタっている状態でチラリと私に視線を向けた。



「どうしたの?」



「あ、いや、オレに男としての魅力感じねぇ? 結構モテる方だと思うんだけどなぁ…」



「へ? いやぁ、イケメンだとは思うよ?」



「何だそれ」



 そのセリフさっきもセリオに言われたなと思い、ちょっと笑ってしまった。



「顔が良い男って意味、もうひとつイケてる…あ~…、イイ男って意味でも使われるかな?」



「その割にさっき手を握ってもビビアナに揶揄われても動揺すらしてなかったじゃねぇか、オレ、自信無くしそう…」



 態とらしく両手で顔を覆って泣き真似をし出した、低くなった頭をヨシヨシと撫でてやる。



「はいはい、ホセはイイ男ですよ。だけど私自身が色恋に興味を無くしてるだけなの、だから気にしなくていいわ」



「は? 何でだ!? 15歳って言ったらこれから色恋を楽しむ年齢だろ!?」



 パッと顔を上げて心底理解出来ないという表情をしている、しかしその言葉にスンッと私の目からハイライトと表情が消えた…と思う。



「女の過去には色々あるから(つつ)かない方が賢明よ? 食事の準備してくるね」



「お、おう…」



 盛り付け終わる頃には表情もハイライトも戻って来たが、少しモヤっとしたものが胸に残った。

 どうせなら加奈子を石や草からやり直しさせてやりたいと思ってしまったせいだろうか。



 ホセに手伝ってもらいながら食堂へ運び込み終わる頃には全員揃った、リカルドは完全復活しているがエリアスはまだ少々ぐったりしている。



「ああ…、あっさりした料理がありがたいよ、凄く美味しい…。この町の食堂だともっと肉肉しい料理ばっかりだからアイルが居てくれて良かった…」



 エリアスがしみじみと呟いた、どうやら酒蒸しにして正解だった模様。

 他の3人はすっかり復活しているので肉肉しい料理の方が良かったかもしれないけど。



「夜はもっと肉肉しい料理にしても大丈夫かな? エリアスが辛いなら1人だけ別メニューにする事も出来るよ?」



「いや、いいよ。多分夜には元気になってると思うし、美味しい料理を僕だけ食べられないのは悔しいからね」



 そう言ってエリアスはウィンクをひとつ、顔の良い男はこれだから…。

 自分に自信がなきゃウィンクなんて普通出来ないよねー、ホセだけじゃなくエリアスもそういうタイプか、そういやリカルドもウィンクしてたから同類だね。

 まぁ、ここまで顔が良ければ自信持っちゃうのも仕方ないけど。



「わかったわ、じゃあ夜は鶏モモ肉があるし唐揚げに決まりね」



「からあげ?」



 ビビアナが首を傾げた、あれ? 日本人が居たなら唐揚げが伝わってると思ったのに、もしかして大正時代に唐揚げ無かったとか?

 唐揚げってくらいだから唐の時代じゃないの? アメリカ人もいたし、フライドチキンなら通じるかな?



「えーと、フライドチキンはわかる?」



 皆が顔を見合わせて首を傾げている、もしかしてあの紳士が有名になってから100年も経って無いんだろうか、賢者ソフィアは2年前に亡くなったんだからかなり前にこっちに来たんだろうし。



「うーん、じゃあ夜のお楽しみね!」



「なんか、その言い方エロィテッ」



 ホセが小さく何かを言いかけたがよく聞こえなかった、ビビアナに頭を叩かれていたからまた何かくだらない事でも言って怒らせたんだろう。

 それより午後からも出掛ける事を言っておかないと。



「あの、私午後からギルドに顔出して、出来そうな依頼がないか見てくるね。夕方には戻るから心配しないで」



「じゃあ俺が付いて行くよ、アイルが変な奴に絡まれても困るし」



 リカルドが笑顔で提案してくれた。



「でも休養日なんでしょ? また森に行くつもりだから休養にならないんじゃない?」



「奥に入って魔物討伐する訳じゃないだろ? だったらただの散歩と同じさ、手を出さずに見てるだけにするから気にするな」



 そこまで言われたら断る理由は無い、結局着替えて午後から2人で森に行って薬草採取と遭遇した赤猪(レッドボア)を狩って戻った。

 これで森に行く前カモフラージュ用に買ったちょっと良いショルダーバッグの代金は余裕で稼げたしラッキーだったな。



 そしてその日の夕食、カレーは飲み物って聞いた事あったけど、唐揚げも飲み物なんだと思わされた。

 翌日甘酢掛けにしようと思ってストレージに入れた分まで全部食べられるとは思わなかったよ…!

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