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「お帰り。」
その後、無事にディアナを射止めた俺等は、マルティナとも充実した時間を過ごしてティーロックを離れ、久し振りのテルアへ。家に帰り、俺等はクラウス、ポロ、エリシアに迎えられる。
「紹介するよ。新メンバーのディアナ。ディアナ、戦士のクラウス、剣士のポロ、調香師のエリシア。エリシア、後でディアナに色々教えてくれ。」
「ディアナです。よろしく。」
「エリシアです。よろしくお願いします。」
「クラウスです。」
「…ポロ。」
「お前、斜に構えるなよ。人見知りか?」
「煩せぇよ!」
ディアナにはポロは8割無視で丁度良いと伝えてある。ディアナは教え通りポロを無視する。
「ディアナ、で良い?」
「勿論。気楽に接して。」
「よろしく、ディアナ。」
エリシアは満面の笑顔でディアナに横の席を勧める。
「明日はディアナを連れてボア狩りに行くぞ。」
「…あ、ウーゴ。その事で少し。」
クラウスが控えめに手を挙げた。
「何?」
「実はウーゴとアル不在の間に新人チームがテルアに来て、ボア狩りを始めたんだよ。テルアボアを狩り尽くすのも良く無いし、依頼自体も1日2頭までって言われているのもあって、僕等が今まで通りボア狩りに戻ると、その新人チームと依頼の取合いになると思って。」
「成程。少しその新人チームと依頼に関して相談するか、もしくは…。」
ウーゴは俺を見る。
「相談も少し…。」
クラウスは横目でポロを見る。
「…お前、もしかして。」
「何だよ!先にボア狩りしていたのは俺等だぞ。新人風情の癖して。」
「お察しの通り少し喧嘩して…。」
「…ポロ、お前って奴は。」
ウーゴは呆れ顔である。
「取り敢えず支部にも用事があるし、喧嘩の件は謝罪して来るよ。アル行くぞ。エリシア、ディアナの案内をよろしく。」
「了解。ディアナ、部屋と町を案内するよ。」
俺とウーゴはクラウスとポロを残して家を出る。
「初めまして。ウーゴチームのリーダー、ウーゴです。先日は我々のメンバーが御迷惑をお掛けしまして。」
「滅相も無いです。我々こそ先輩に対して失礼な事を。メンバーの躾がなって無くて…更には態々御足労まで頂いて申し訳無く…あ、申し遅れましたアウレールチームのリーダー、アウレールです。」
アウレールは恐縮してウーゴの挨拶を受ける。アウレールの他に8人、その中でアウレールの背後の坊主頭の剣士だけ、値踏するように俺とウーゴを見ており、俺は苦笑した。
「…ポロ2世?」
ウーゴも俺の声を聞いて苦笑する。
「依頼の件で、アウレール君にお願いがあって。」
「勿論です。」
「次のアウレール君等の休暇の日に、テルアボア狩りを俺等に譲って欲しくて。」
「…ウーゴ様、そこまで我々にお気遣い頂かなくても。頭数が限られている事を知らず参入したのは我々ですし。」
アウレールは慌てる。
「気遣いでは無いよ。頼める?」
「勿論です。丁度明後日は休暇で…。」
「では、明後日のテルアボア狩りの依頼はウーゴチームで受けるよ。よろしく。では。」
ウーゴはアウレールと別れる。
「…明後日のボア狩りの次の日は、肉を持ってパメラの所に行くか。」
俺は頷く。ウーゴは入道雲を見た。




