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自主学ノート

大きな決意…


「……おはようございます……こんな感じになったんですけど…。……どうですか?」


いつも通り朝早く学校来て職員室行く。


そして、先生にお母さんと妹が書いた紙を持ってきて見せた……。


「…え!?こんな、豪華に……あ、ありがとうございます……」


多分先生気づいてるんだろうな………。


だけれど、先生はありがたい顔をして大きな紙を受け取る。


なんだか、心が痛い。


「あの……その、…大丈夫、ですか……?」


ほら、やっぱり先生気づいてるじゃないですか……。


でも、心配かけたくなかった……。


「…だ…大丈夫です…!!!喜んでもらえてよかったです!!」


そう言って、逃げるかのように俺は職員室を出た。



 合唱練習は楽しかった。


5組の合唱は上手と言えるものではなかったがみんな楽しそうに歌っている。


で、俺はなんてったってピアノ伴奏。


あまり人と関わらなくていいし、男女パートで別れることはないし、ピアノは大好きだし。


「もうちょっとお腹から声出して……!声おっきく…!!!」


今でも思うけれど、先生の合唱の教えは、、やっぱり素人の教え方……だけれど、それがとても面白くてずっと見てられる平和な光景だった。


……そんな先生と一緒にいれるのはもうあと半年……。


最近そんなことばっかり考えてしまう。


今、自分の中では色んなことがパンクしそうなほどに大きくなってきていて…気を抜くと涙が溢れてしまいそう。


そんな俺の話をせめて先生だけでも聞いて欲しい。そう、決心した。



 「ノートに…先生に…なんて、言えば……。」


俺は、自分のこと伝えたかった…。


家のこと、自分のこと、周りのこと…。


今までは…人に馴染めなかったり、視線や返答が怖かったり……だけれど、俺は先生のこと頼りたい……伝えたい、信じたい……!!


言いたいことを箇条書きに整理して……涙が滲んてきてノートを思いっきり濡らした……。



 『嬉しいです。書いてくれてありがとうございます。』


先生からの自主学ノートの返信を見て、血の気が引いた感じになる。


え、このノート…。しかも、あの後、字…消したと……。


ノートをじっくり見ることもできなくてそのまま引き出しにしまい、涙が溢れてしまった。


ここまで来たなら……本当に、自分と向き合わないと……。


明日!ちょうど明日は教育相談の日。


どうしても言うんだ……明日10月3日は自分の誕生日だった─。



 夢を見た……。


小さい時の自分。


優柔不断で決められず、ずっと黙ってばかりで……。


それにお母さんが怒って、俺を引きずって家の外に出して答えが見つかるまで入ってきちゃダメ!!!と言って鍵をかける。


俺は泣きじゃくることしかできなくて……。


その声を聞いてばぁちゃんとか、近所の人とか…心配にさせて……。


でも、そうもしないと救ってくれる人がいなかったんだ…。


─俺は自分のことが嫌いだ。


それはずっと前からそうだし今もそう。


普通として生きてけなくて、浮くことでしかその場に入れなくて、朝起きたら自分の全てが変わっていたら…って毎日願って目を瞑る。


完璧な人になりたかった。


何ひとつ悩みがなくて、常に前を向いてしっかりと生きている人…。


それに、俺はなれるはずでもなかった………。

改めて作品を読んでくださりありがとうございます。

体調を崩し…何も出来ておりません…!!

でも、そんな中毎日この作品がランクインしていて…とっても嬉しいです。励みになります!!

次の更新は5月27日水曜日の予定です。

ありがとうございました!

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