受験結果
高校への第一歩…
「あ……サーバーが渋滞しているみたい……。」
今は家で曙光高校の受験の結果待ちだ。
ネットで見るんだけれど、たくさんの人がいっきに見るから混雑しているみたいで、画面には順番が来るまであと約10分と書いてある。
「…はぁ…………」
緊張のせいか大きなため息が出てしまう。
明日先生に結果言って高校には行けるんだと安心させないと………。
自分の心も安心させないとだし。
「あ……きた…。」
順番が来て受験コードを入れ結果を見るページまで来た……。
これで、未来が変わるし明日からの気持ちも変わる。
そう思うとさっきよりも緊張してくる……。
「……いくよ…」
1人しかいない部屋に誰かに話しかけ結果を見た……。
「……え、、えええええ!?」
結果を見て俺は驚きすぎて立ち上がってしまう。
なぜなら…………
『II学コース合格』
◇
「本当におめでとうございます!」
先生は拍手してくれてる。
今日は、先生に褒められてなんだか気分が良い。でも、
「…でも、これは先生が推薦頑張ってくれたおかげです!本当にありがとうございます…!」
「いやいや…、僕は何もしてないですよ。推薦って言ってもI学ですし……。II学に合格できたのは勉強頑張ったからじゃないですか!!」
先生はいつもこう言う。
俺が先生のおかげって言ったら自分は何もしていないと。
だけれど、こう返してくる時は必ず俺が先生に感謝を伝えたい時だった。
「あとは県立後期だけですねー……本当に良かった……先生に安心して高校生の姿見せられる………」
少しは俺も大人にならないと。
いつまで立っても子供はダメだ……。
「……寂しいですね…。」
「…え」
「あ、いやー、みんながいなくなると考えると寂しく感じて……。」
「…先生………」
俺が卒業したら俺と先生の関係はどうなるんだろう…。
卒業したら生徒と先生ではなくなる…。
じゃあ何…?人生を変えてくれた人…?それは関係では……
唯一の話し相手…?卒業したら会えない……
じゃあ、もう他人……?
……それだけは……
「……本当に、寂しいですね……」
自分は先生にしてもらいっぱなしで何も返せてない…。
だから、最後まで楽しく…このまま……。
◇
「やっぱり……推しはこの人!榎本さん!やっぱ、演技がすごくて舞台で輝いててパフォーマンスもすごい人なんですよ…!!」
「本当ですね!格好いい人……あ、この人僕と身長いい勝負…」
「…先生もっと小さいですよね…?」
「……し、失礼な…!!」
「……っぷ、あはは」
今日は自分の推しを語る日。
たまにはこういう日があってもいいよね。
話が弾んで楽しいし。
「あ、聞いてきましたよ!Dynauvの曲。ちょっと知っていたけれど改めて聞くといい曲ですね!」
「え!?聞いてくれたんですか…?ありがとうございます!!特に“今日も僕は”って曲が大好きなんですよ〜」
「あ〜!聞きました!わかります…!!あの歌詞とてもいいんですよね〜」
おたがいの好きがわかる、もっと相手のことを知れるというのが素直に嬉しかった。
「また、おすすめの曲教えてください!なんでも聞きます…!!!」
この時間がもう…残り僅かだから……
「…はい!」
一秒一秒を大切に…今を大切に………。
「……あの……卒業式の卒業証書を…3年5組の代表として、お願いしてもいいですか…?」
改めて作品を読んでくださりありがとうございます!
みなさんからたくさんお話を聞けて本当に嬉しいです!
反応してくれる方ありがとうございます。
次の投稿は7月8日水曜日の予定です。
ありがとうございました!!




