言葉と植物
ホヤ•カルノーサ…
「ただの、風邪だって。疲れてたんだろうな……」
先生が来なくなって、4日が経った。
大我先生の寄せ書きはあと先生だけ……。
こんなにも長く先生と会えないってことがこんなにも悲しいのか…。
最近は先生の代わりとして大我先生が相手をしてくれる。
「まあ、先生がいないこのタイミングで寄せ書き終わらせちゃおう。」
「…そう、ですね」
今回先生に寄せ書きとして使うものは大切な人に「ありがとう」を書き込んで送るプレゼントブックを購入。
表紙は必ず緑色。
クラスが39人だから「サンキュー」でちょうど良かったのだ。
「だけど、本当にいいやつだよなその商品。よく見つけたよな〜」
「はい。ネットで……。」
…沈黙が続く。
なんか、話すことあったっけ……先生と違って気まずく感じる……。
なんか、なんか……
「…あ、そうだ…!植物、お母さんの店で買えるらしいです。結構前ですが、先生にどんな植物欲しいですかって質問した時に、ホヤ系って言ってたので…今のとこ自分が気に入った、ホヤ・カルノーサリップカラーにしようと思います。葉っぱにところどころ染まっている、白やピンクや赤が綺麗で可愛らしいんですよ。」
だけれど…もう1つ選んだ理由がある。
それは………渡す時に先生に言おっかな…?
「ふーん」
はやく、先生来て……やっぱ、俺この先生と合わないかも………。
◇
今日、18:00頃に家に推薦が通ったかどうかの連絡がくるらしい……。
少々緊張する。
先生は今日から学校に来て、またお話ばっかりしてくれて、優しく相手をしてくれた。
そして放課後には、俺の推薦を通すために頑張ってくれてる。
プルルルルルっ
「は、はい!もしもし?」
『あ、もしもし?今日学校推薦会議がありまして、……I学コースに推薦が通りました!!!』
「…っ本当ですか!ありがとうございます。…当日、頑張ります!」
『はい!応援してますね!』
「…ありがとうございます…。その……先生体調大丈夫ですか…?あの……今日もたくさん相手してくれて……自分のせいで先生疲れちゃったのかなって……」
『そんなこと…ないですよ。』
「え……」
『あんなの、僕が好んでやっていることなので……もう、大丈夫です!!気にしないでください!!じゃあ、明日また学校で!』
「…はい。ありがとうございます…。」
先生が俺のために頑張ってくれたんだ。
俺が頑張らないでどうする。
よし……勉強しよう。
今ならちょっとできるような気がする…!自分の中で、強く意気込んだ。
◇
夢を見た。
俺は大きな舞台で、大きな笑顔で輝いていた。
その姿はまるで、誰がどう見ても眩しく見えたであろう。
だけれど………自分は何で舞台に立っているか分からなかった…。
改めて作品を読んでいただきありがとうございます!!
最近たくさん学びを吸収している人でございます。7月もよろしくお願いします。
次の投稿は7月4日土曜日の予定です。
ありがとうございました!!




