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目覚めたら全裸で森でした  作者: マッタ・LI
オハヨウは突然に
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昔話の様な展開にはならなかった様です

こんにちは‼


反則だよ反則!

レラリリーフダメ!絶対!

流石四十五階層の魔物だよ。

私でも全く気が付かなかった。

それに違う格好しとるとか反則だよねホント。

もう気にしてないけどね。

私は過去を振り返らない女なのだよ。

愚痴終了!

まぁそれは置いといて・・・


いやぁ~デッカイね。

目の前のカメさん。

私の想像をかる~く越えてるんですけど!?


今、私の目の前にはアルモニー・トータスっていう、探してた魔物がひっくり返ってるんだよね。

いったいどうしてこうなったんだろ・・・

この子がひっくり返るとか普通じゃ考えられないよ。

いや、だって、このアルモニー・トータスって家位の大きさがあるんだよ?

お間抜けにも程があるよ全く・・・(笑)


なんかね大きなのがワチャワチャしてるな~って感じの影が見えたから行ってみたら大当り。

この子、アルモニー・トータスを見つけた訳なの。


「この子どうしたんだろー?」

「全くだ・・・だがしかし、私達には都合がいいな、苦労せず倒せそうだ」

「そうだけどー、なんか可哀想じゃない?」

「そう言われればそうなのだが、ケイトの言うとおりだと思うけどな」


もぅ二人共、いくら魔物でも無抵抗な所を倒しちゃうのに抵抗が無いのかな~。

私的にも楽な方がいいんだけどさ~。

というか、なんか変じゃない?

さっきから魔物に会わないんだけど。


「まぁ私的にも楽なのには超した事は無いんだけどね~、なんかおかしくない?」

「何がだ?」

「何がって、だってさ、さっきからというか、此処に入ってからレラリリーフ以外の魔物に会わないというか、気配すら無いんだけど」

「そう言えばそうだな」

「ああ、何か居るのか?」

「いや、少し前から探ってはいるんだけど全然反応無くて怖いくらい。ここら辺にいる生き物が全部移動したのかな?って位静かだよ」

「チノがそう言うんだったら俺達には何も分からないだろうな」

「そうだな」

「それよりも今はコイツだな、このトータスなら甲羅を残しそうだし、起きる前にさっさと倒してしまうぞ」

「あぁ~ぅぅ~分かったよ、私は一応周りを警戒しとくね」

「ああ、頼んだ」


気がイマイチ乗らない私はアルモニー・トータスから視線を外して周りを警戒しておく事にした。

本当は全然警戒しなくても良いくらい静かなんだけどね。

レラリリーフみたいな植物系の魔物もこの階層には居ない例外を除いて、基本はあんまり動かないし昼寝しても良いくらいだよー。寝ちゃおうかな。


後ろからはアルモニー・トータスの苦しそうな声と戦いの音が聞こえるけど、今まで沢山の生き物を狩って来たんだから今更なんだよね。

ケイトが直ぐに楽にしてくれるからあんまり暴れない方がいいよ。


私の後ろからはケイトの剣とアルモニー・トータスの鱗が当たって金属同士がぶつかり合う様な音や、ヒルトの魔法の爆発音が響いている。

アルモニー・トータスって甲羅以外も結構丈夫なんだね。

てっきりケイトが一太刀で終わらせると思ってたけど、簡単じゃ無いみたい。


あ・・・静になった。

終わったのかな?


「終ったの?」

「ああ、なかなか手強かったな。普通に遭遇していたら、私達でも危なかったかもしれない」

「てか、ヒルトはどうしたの」

「アハハ・・・気にしないでくれ・・・コイツ魔法が全然通用しないんだ。全部無効化されたよ。」

「ああ~それで、ちょっと拗ねてるんだ」

「ヒルト、気にするな、このトータス以外にも魔法に絶対耐性を持っている魔物はいる。その逆もな。」

「そうだな、一応魔法については学んでいた筈なんだが、まだまだ勉強不足だった」

「っで、そろそろ消えそうだけど、どうかな?」

「ああ問題無さそうだ」


ケイト達に止めを刺されたアルモニー・トータスが光になって拡散していくと、目的の素材アルモニー・トータスの甲羅が残されていた。

これで目的は達成だね。

後はアルトニアに帰るだけ。

王都に行ってカケル君に会いにいけば元通りの生活に戻れる。

直ぐに王都に向かうのは無理なんだけどね。


本当は明日にでも王都で待ってる筈のカケル君に会いに行きたいけど、直ぐに雪が降る季節になるから会いに行けるのは雪が溶けてからになっちゃうね。

早くても三ヶ月は会えないのか~。

浮気とかしてなきゃ良いんだけど。

この腕輪貰ったし大丈夫だと思うんだけど、カケル君って防御が甘そうだし~。

目を離したら変な女がくっついて来そうで怖いよ。

私もカケル君にコレと同じやつ渡しとけばよかった。

読んで頂きありがとう‼


ー情報更新ー


カケルがチノとケイト渡した銀の腕輪


この世界では意中の相手に結婚を申し込む時に銀色をした腕輪を渡す風習がある。

もし受け入れられた場合は左腕に銀の腕輪をつけて貰える。

勿論チノとケイトも左腕にカケルが渡した銀のブレスレットを着けているので、周囲からはカケルと二人の関係は婚約者だと思われていた。

当の本人、カケルはこの事実をまだしらないんだけどね~w

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