アジトと出落ち乙
こんにちは‼
書いてみたかっただけなんだ!後悔しかしていない。短いです。
蹴破られたドアがあった場所に居たのは、熊の様な大女で、鼻息を荒くして、俺達の方を睨み付けていた。
熊女が着ているピンクのレオタードは、ピッチピチになっており、腹筋や胸筋が山脈の様に割れている。ピンク色のショートツインテールからは、可愛い熊耳が見えた。
「お前らか!私の可愛い仲間をあんな姿にした奴は」
熊女は床を軋ませながら、俺達に詰め寄って来ると、迫力が更にアップする。まともに相手するのも疲れそうだ。しかし声が萌える。見た目と違って声が、物凄く可愛い。
「誰?ジルは知っとるか?」
「いや、アタイもしらないねぇ」
「さっきの、取り立て屋の仲間じゃ無いでしょうか?」
「あー、成る程な、・・・で、なんの用や?」
「付いて来な」
「めんど!今行かなアカンのか?もう少ししてからやったら、付き合うけど」
「ウチ等に楯突いといて、良く言えるね。素直に言うことを聞いといた方が、身のためだよ」
「わーったよ、俺一人でもええやろ?」
「そこの女も一緒に来な」
「アタイは構わないよ」
「はぁ、しゃーないか」
頭を掻きながら了承すると、熊女は満足したのか、腕を組み、にんまり笑うと、歩き始めた。
細い路地を歩き、しばらく行くと、街の様子が変わってきた。
街を行き交うのは、ガラが悪るかったり、顔を隠している者ばかりで普通の人は殆ど居ない。
道の脇にはきわどい服を着た女が客引きをしており、昼間だというのに、嬌声や怒声が彼方此方から聞こえてくる。
熊女に付いて、そんな街中を歩いていくと、周囲に建つ家屋とは全く違う、立派な屋敷に通された。
中に居る者達からは、濃厚な暴力の臭いがしており、ここがまともな場所にはとても思えない。
「此処だよ」
屋敷の三階、奥の部屋に連れてこられた俺達は、熊女に続いて部屋に入っていく。
「来たか、我々に楯突いた、愚か者よ」
部屋の中に居たのは、五十代に見えるやせ形の男だった。
その男が豪華な椅子に座りながら、値踏みするように、俺達を観察している。
「女は味見をするから、下に連れていけ、男の方は、この顔だ、男娼がいいな」
「わかったわ」
「いきなり、なに言うとんや、おっさん、頭おかしいんとちゃうか?」
「ボスに向かって、失礼な!あなた達は、今の立場が分かって無いようね」
「立場ってなんや、言うてみい」
「あなた達は、私達の部下に手を出した。これであなた達は、この街で生きる資格を失ったのよ。これからは私達の商品として飼ってあげる、分かった?」
「分からんな、ジルもそうやろ?」
「そうさねぇ、悪い事は言わないから、私達には手を出さない方がいいねぇ」
「ほぉ、大した自信が有るようだな、仕方ない、大事な商品だが、躾も必要だ。メリッサ、躾てやれ」
「お任せを」
「先に言うとくけど、男女差別はせえへんからな」
「上等よ」
チャックは半身に構えて、何処のカンフー映画の様に手招きをする。
カケルが一度やってみたいと、言っていた奴だ。
その映画の話を聞いてから、気になっていたのだが、効果はまずまずと言った所だろう。
メリッサ呼ばれた熊女が、挑発に乗って右ストレートを放ってきた。
当たれば、普通の人なら一撃で意識を失いかねないそれを、受け流し、そのままの勢いで投げる。
「きゃぁ」
可愛らしい悲鳴を上げながら、熊女の巨体が扉を突き破って吹き飛んで行った。
「はぁ!?」
ここのボスらしい人物は、メリッサが簡単に吹き飛ばされた事が、予想外だったらしく、驚いて目を見開きながら、顔を振っていた。
「これで、ええか?」
「か、金ならやる。幾らだ、幾らで雇われる」
震える声で、そう言いながら、懐から大量の金貨や白金貨を出してくる。今更用心棒に雇おうと言うのだろう。
「ええって、金とか要らんし、俺等に構わんといてくれんかな?後、彼処の店にもっな!!」
男の前に有るテーブルを、手刀で真っ二つに割りながら言うと、ボスと呼ばれていた人物は、色々垂れ流しながら、気絶した。
「さてと、帰るか」
「そうさねぇ、そろそろ来そうだしね」
その後、窓から二人が出た後に来た、護衛達が見たものは、吹き飛ばされて廊下で気絶している、幹部のメリッサと、ここのボス(ハイデル・チャイム・メリー・ゴーン)の気絶した姿だった。
「てか、結局、アイツ等なんやったんや?」
カフェ&バー・キングダムに戻ってきた、チャックは暖かいカフェオレを飲みながら、今更そんな事を聞いていた。ジルは早々に酒を片手に出来上がっている。
「アイツ等かい?ハッハッハ傑作だよ!そんな事も知らずに、彼処に付いていったのかい。アイツ等は、イゾールの裏を仕切ってる、ブレーメンっていうギャングの幹部とボスだよ」
「へぇ~」
「大丈夫だと思って付いて行ったんだけど、聞いてくれよマスター、あのキラーベアと呼ばれていた、メリッサが可愛いらしい悲鳴を上げて、飛んで行くんだからさ。」
「ははは、そ、それは無事で何よりでした」
「やっぱ、カケルの嫁になるしか無いねぇ!」
「はぁ!?何を勝手に」
「良いだろぅ?」
「良く無いわ!」
「それよりもさ、カケルも飲まないの?」
「ジルが怖くて飲めんわ」
読んで頂きありがとう‼
うん・・・出落ち乙な感じだったな。
イゾールの街を妄想している時に、何故か書かねばいけないと、使命感に襲われたんだ。
次からはちゃんと進めますw




