アルトニアで肉祭り
こんにちは‼
一話で終わらせようと思ったけど終わらなかった
PV合計5000件越えててビックリしました。
初心者が書いた話なので読んで貰えなくてもいいやー!なんて思って書き始めたので本気で驚いています。
引き続きこの話に付き合って貰えると嬉しいです!
これからもよろしくお願いします
普段は数組の新人が訓練をしている姿しか見ないギルドの訓練場は、今日に限っては数百人程の人で賑わっている。
ここに来ている人達に共通する特徴は、冒険者ギルドに関係する者やその家族であり、殆んどの人達が野菜や果物、酒にツマミといった食べ物を持ってきている。中には手の込んだ料理や調理器具自体を持ってきている者までいて、今から祭りでもするのかと言う風な奇抜な格好の者までいる。
「うひゃー、めっちゃ集まった」
俺が驚くのも無理はないと思いたい、だって昼に見た人数の倍近くは増えているのだから。
訓練場を見渡してみると、ギルドの職員達にテーブルや肉を焼く為の道具を用意をお願いしあったのだが貸し出し用の物を出してくれたみたいでひと安心していると、40台後半だろうかガッチリとした体型の男が声をかけてきた。
「君達か、ミルタウロスの肉を提供してくれたという冒険者は」
「ええっと、そうですが」
参加者だとは思うのだが、ギルドでも見かけた事の無い人なので新しくアルトニアに来た冒険者なのかな?と思っていると、男が突然笑い出したので呆気にとられてしまった。
「ハハハ!すまんな自己紹介もせずに、俺は此処のギルドマスターを任されている、シュレイダーだ、このような催し物をしてくれて感謝している」
「え…っ、よ、よろしくお願いします。カケルです」
「緊張しなくてもいいぞ、ギルドマスターと言っても、元冒険者だったからな」
「そうですか、、、あの、色々準備をしてもらってありがとうございました」
「なに、ミルタウロスが食えるなら、準備位やらせて貰うから何時でも言ってくれ」
「アハハ……その時はお願いします」
「ところで、ミルタウロスはまだ来ないのか?」
「そろそろ、頼んでいた肉屋から届くと思うんですが……」
噂をすればなんとやら、というのに相応しいタイミングで訓練場にミルタウロスの肉が山になってやってきた。
何百人前あるかは想像すらできないが、此処に居る全員でも食べきれないんじゃ無いかと思う位の量があり、それを見た全員が歓声をあげた。
メインの食材も来たことだし、そろそろ始めますか。
「集まってくれてありがとうございます!思う存分ミルタウロスを食べて行って下さい!」
言うと同時に、何ヵ所かに分けて置いてあるミルタウロスの肉の山へ一斉に群がっていった。
俺も負けずに突撃するぞー!
うん、分かってた……歴戦の猛者達が密集しているんだ。ここは正にバーゲンセールで繰り広げられている戦場だ!戦いを繰り広げている戦士達の間を縫うように、身体をねじ込み人の中を抜けていく。
そして前方が開けてきた、目の前には肉が待っている。さぁ待っていろよ、お肉ちゃん、直ぐに俺が食べてあげるから。
よし!もうちょ………と、あれ?肉がない……
振り替えってみると肉を手に入れようと我先にと群がる人達が居る。
どうやら先が見えなくて無我夢中で人の中を進んでいるうちに、違う所から出て来てしまったようだ。
早い人は既にミルタウロスを食べ始めていて、余程美味しいのか恍惚とした顔をしている。
正しく勝ち組、肉を手に出来なかった俺は負け組…
その勝ち組の一人が肉を食べながら俺に近づいてきた。見せびらかすな、俺だってまだ負けてないんだ。
「おー!カケルくんお帰りー、ミルタウロスおいしーねー♪」
「なんだチノか、まだ肉にたどり着けないや」
「みたいだねー、先に自分の分を取っといて良かったよ」
「な……!そうか!その手があったんだ」
「カケルくん一人で準備があるって、肉屋さんを飛び出して行っちゃったから、しかたないねー」
「そのおかげで俺なりに納得できる物は用意できたと思うよ」
「へぇ~、カケルくんがそう言うなら期待できそうだねー」
「フフフ……肉を手に入れたら教えるよ」
「あ、そろそろ空いてきたみたいだし行ってきたら?」
「ん?ホントだ、とりあえずは行き渡ったみたいだ」
とは言っても、まだまだ肉は沢山ある、目的の部位が残ってると良いんだけど 。
俺がまず狙っているのはカルビの部分だ、あばら骨の周囲にあるバラ肉で焼肉で定番の場所だ。
俺達はミルタウロスの加工をお願いするために肉屋へ行った後、俺一人だけ肉屋を先に出て準備をしたものがある。
先ずは米だ、コルベニアで採れるコルライトという品種の米は、日本で食べていた物に近くて、この前行ったコルベニア料理の店でも炊いたご飯が付いたのだが、米の炊き方がイマイチ納得出来なかったので、店の人に頼んで自分で炊かせて貰った。
次に焼肉のタレ、焼肉に使うタレは作ろうと思えば意外に簡単に作れてしまう。とはいっても美味しいタレにはこだわりの配合が有って難しいので、市場で以前作った時に使った食材に似た物を探してみたのだが、意外と見た目が違っているだけで同じような物を集めることが出来たので、米を炊くついでに準備させて貰った。
最後にすき焼き、しゃぶしゃぶセット、これも市場で食材や鍋を買い集めて準備できたので、焼肉を食べた後でやるつもりだ。
さてさて、カルビちゃんはっと……、巨大なあばら骨が付いたままで残ってるみたいで良かった。
その肉を俺達3人が使っている場所まで持って帰ると、台とまな板を用意して肉を焼肉用に切っていく、流石に一口サイズで切るのは面倒だから一枚がデカいが問題無いだろう。
一人で納得して鉄板で焼いているとケイトからツッコミが入った。
「カケル?ステーキにするには薄くないか?もっと分厚い方が美味しいと思うのだが」
「これはこれで良いんだよ、焼肉っていう食べ方で、美味しいんだよね」
「焼肉?塩もせずに、焼いただけに見えるが」
「それは、これを浸けて食べるんだ」
「なるほど、新しい食べ方だな」
喋っている間にも肉が焼けたので、自家製の焼肉のタレに浸けて口一杯に肉を頬張る。
そして、その味が残っている間に米を食べれば……あぁ~最高だ!今まで食べたどの焼肉よりも美味しいかもしれない、A5ランクの肉も食べた事はあるがそれにも勝る旨さで、完璧とは言えないタレでも、それを補ってしまう旨さが肉から溢れてくる。
肉とタレと米の三重奏が織り成す旨さも絶好調だ!
「むむ、旨そうだな、カケル、私にもくれないか?」
「いいよ、チノもどう?」
「ほんとー?ありがとう貰うね」
そうして二人も焼肉用に切った肉と米を食べると、うっとりした表情で感想を言ってくれた。
「これヤバイよー!おいしー!」
「ああ、初めての味だが、癖になるな、止まらないぞ」
感想を言いながらも二人はどんどん焼肉を食べていく、相当気に入ってくれたみたいで良かった。
3人で焼肉を堪能していると、遅れてヒルトとヒルトの婚約者が弟や使用人を連れてやってきた
読んでいただきありがとう‼
肉♪肉♪肉♪~♪




