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目覚めたら全裸で森でした  作者: マッタ・LI
アルトニアの迷宮
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アルトニアの迷宮、ファーストトライ!

こんにちは‼ダンジョンへ突入するようですよ

昨日は、気がかりな事が有ったが、あの後も色々見て回って、ダンジョンで採れる食材を使った料理が自慢の店で夕食を食べて満足できたので、アルトニアを満喫した一日にできた。

全部の料理が見たこともない魔物食材やダンジョン固有の動植物を使っていて、若干ビビりながら食べ始めたが、恐る恐る食べてみると、これがまた驚くほどに美味しかったので、ついつい食べすぎてしまった。

何故かと女将のおばちゃんに聞くと、ダンジョンの食材は、外の魔物や動植物よりも魔力が多く含まれているから美味しいと言っていた。


昨日の思いでに浸るのもこれくらいにしておこう、今から俺達はアルトニアのダンジョンへ様子見で挑戦しようと、コロセウムへと来ている。


コロセウムの一画にあるダンジョンの入り口がある広間に入ると、帰って来た冒険者や今から行く人達で様々な感情で良く言えば賑わっている。

そして帰って来た冒険者の居た、広間の奥を見てみると霧のような物が浮かんでいるのが見える。


この霧のような物は何処の景色か分からないが、何処かで冒険者が戦っているシーンや、何もない平原などの映像が、ぼんやりと浮かんでは消え浮かんでは消えを繰り返している。


「あ、あれが、ダンジョンの入り口?」

「そうだ、あれを抜ければダンジョンに入れる」


初めてダンジョンに入った人物は余程物好きだったか、恐れ知らずだったのだろう、今では普通に利用されているとしても、俺だったら仮に見つけても絶対に入ろうとか触れようとか思わない。

入ったら二度と帰れない様な禍々しさがダンジョンの入り口から溢れているからだ。


「ムフフフーカケルくん怖いの?」

「わ、悪いかよ!」

「カケル、ここで怖がっていたら、その…恥ずかしぃ、いくぞ」


ビビって少し怖じ気付いていると、ケイトにがっしり腕を掴まれて、ズルズル引きずられるようにダンジョンへ入った。


「え?ちょ、ケっケイト!?」

最初はどうしたのか分からなかったが、直ぐに理由がわかった、皆がこっちを面白い見世物でも見るように見ているのだ。

これは俺が悪かった、周りに居た冒険者が何だアイツ?みたいな目で見ていて、引きずられて入って行く時に笑い声が聞こえたので、俺だけじゃなく二人も笑い者にしてしまったのだとわかった。


「二人ともごめん、笑われてしまった」

「もぅ、恥ずかしいよー」

「ホントにだ…舐められる様な行動ばかりしていると、ギルドの評価にも響いてくるから気を付けろ」

「わかったよ、直せるように努力する」

「お願いね」

「何時までも言ってても仕方がないか、カケルも周りに興味津々みたいだからな」


そうなのだ、申し訳なく思う気持ちもあるのだが、それ以上にダンジョンの方に気をとられてしまっている。


さっきまでコロセウムの中だった筈なのに、ダンジョンに入った途端、所々に光が灯る暗い夜の森の中に出たのだ。

そして暗い森を照らすのは、太い蔓系の植物が咲かせている花が光を灯していて、暗い森の中と道を照している。

時折、風が吹いてきて花を揺らすと、光が飛んでいるので胞子か何かが光っているのだと思う。


「ここには、亜人系と植物系の魔物が出るから気

を付けろ」

「そうは言っても一階層だからそんなに強くないけどね」


なるほど、亜人系と言ったら、ゴブリン、コボルト辺りだろう、植物系は、キノコとかプラントけいだろうか…


少し進んでいると早速、ゴブリンが茂みから奇襲をしてきたので、サクッと何時も通り倒すと、ゴブリンの身体が光の粒子となって、小指の爪、位の大きさの透明度の低い宝石の様なものを残して消えていった。

チノ達に聞くと、これは魔石の一種で街にある街灯の等の魔道具の動力に使われたりするらしく、今回の様に魔石だけを落とす魔物もいれば、食材になる部分だけや、強力な魔物なんかは身体がそのまま消えずに残る事もあるそうだ。


それから俺達は森に伸びる一本道を歩いていき、時たま森から飛び出してくる、ゴブリンやキラービー、リトルマッシュ等の魔物を倒しながら、分岐も見つからないので順調に進んでいった。


キラービーからは、羽や毒針が、リトルマッシュ等のキノコ系はそのまま残ったりしていた。

ゴブリンもボロ布やこん棒をドロップしたことも有ったが、こん棒が薪替わりになるくらいの使い道しか無いようなので、魔石だけ拾って残りは拾わずにそのまま放置した。


そして、道の真ん中に太い大木が道を塞いでいる所まで来て、その大木の根本に階段を見つけた。


どうやら此処が2階層へ続く階段らしいが、今日は様子見の為に来ただけなので引き返すことにした。

帰りも結構な数の魔物を倒して帰ったので、それに見合った稼ぎが期待できそうだ。


どんなものかと期待しながらギルドで素材を売ると、ゴブリン等の魔石は全部売っても銅貨数十枚で、キラービーやマッシュ系の素材が全部で大銅貨数十枚で引き取って貰えた。マッシュ系は食材として売れるので、それが一番高値が付いた感じだ。


しかし、この金額ではその日の宿代と食費に使ってしまったら無くなるので、早急に下層まで行ってそれなりに稼がないと、楽しい異世界生活を送れなくなってしまう事がわかった。



読んでいただきありがとう‼


ー情報更新ー

アルトニアの迷宮、一階層

主なモンスター

・ゴブリン・コボルト・キラービー・リトルマッシュ・イビルウィード・ベビートレントなど

リトルマッシュが食材になるので冒険者に狩られる事もあるが、その他のモンスターは価値が殆んど無いため、ゴブリンが出てきて面倒なだけの通り道になっている。

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