トーストの町、誘い
こんにちは‼
今回は書いてる間にカケルに嫉妬したので、カケルの体力をレッドゾーンにしてやったw
ルネシアに店を叩き出された後、冒険者や旅人が使う道具を売っている店に来るとケイトさんに会った
「何を買うんだ?」
「特に買おうと思ってる訳では無いです」
「そうか、」
「ケイトさんは何を買いに来たんですか?」
「道具を無くしただろ、それの買い物だよ」
「そうですか、なんか、すいません」
「気にしなくて良いよ、ギルドに貯金してた分が有るからね」
「へぇ~ギルドってそう言う事もしてるんですね」
「知らなかったのか?」
「えへへ、まぁ」
その後も、ケイトさんに買っておくと良いものや、使い方を教えてもらったりしながら一緒に買い物をして、装備が揃ったら一緒に依頼を受ける約束をした。
一緒に少し寄り道したりしながらギルドに帰って来ると、チノさんがニヤニヤして待っていた。
「お二人さんお帰りー、デートは楽しかったー?」
「ッチッチノ!!」
「ち、違いますよ!たまたま一緒になっただけで…」
「へぇー、良いなー!良いなー!私も殿方と、たまたま一緒にお買い物デ・エ・ト!に行きたいなー」
「わ、分かりましたよ、あ、明日行きましょう」
「ホント!?ヤッター!約束だよ!」
「すまんカケル」小声
「あんなに言われたら断れませんって」小声
ロビー全体に聞こえる様な声でチノさんが喜んでいるから他の冒険者からの冷たい視線が痛い
ごほん!「カケルと一緒に依頼を受ける事にしたから、酒場で計画をたてるぞ」
「ハイハーイ」
ご機嫌なチノさんがスキップするように酒場へ向かったので、ケイトさんと顔を見合わせて、お互いため息をついてから酒場に向かった。
「私は、エールと適当に摘まめるのをお願いー」
「果実水とシチューのセットを頼む」
「俺は、水と焼き肉のセットで」
俺が水と言った所でチノさんが身を乗り出してきた
「カケルくんって飲まない人なの?」
「い、いえ飲むのは飲みますけど、、」
「それじゃー、一緒に飲もうよー」
ねぇーねぇーっとチノさんが言い寄ってくるので、今から依頼の話をするから控えてたんだけど、ビールに変えることにした。
「すいません、やっぱりビールで」
ここのビールは魔法で冷やしているのか、キンキンに冷えたビールを出してくれるから結構好きなんだよな。
直ぐにきたビールを流し込んで一息着いた所でケイトさんが依頼の話を切り出した。
「カケルに色々教えるのに西の街にあるダンジョンに行くのが良いと思うがどうだ?」
「良いと思うよー」
「ダンジョンなんて有るんですか!?」
「知らなかったの!?」
「なんか、すいません」
「いや、良いんだ」
届いた食事を食べながらダンジョンの事を色々話してくれた、聞いていると自分がやっていたゲームのダンジョンと良く似ているらしかった。ただ違うのは死んでしまったらゲームみたいに入り口に戻される事が無いだけで、それはしかたの無いことだと思う、ここはゲームの中じゃなくて、異世界という現実なんだから…
「酔っちゃたよーカケルくん~部屋まで連れてって~」
依頼の話も決まってゆっくり飲んでいるとチノさんが俺にもたれ掛かりながらグイグイ引っ張ってきた、甘い声で連れてって~言ってる割には引く力が結構強い気がするぞ、助けを求めるためにケイトさんの方を見ると深いため息を吐いた後に、チノさんを引きずっていった。
翌朝、ロビーでチノさんを待っていると、可愛い女の子がロビーに降りてきて、ボーっと見とれていると、その子を見ていると真っ直ぐ俺の方に来て目の前で止まったので焦ってしまう。
「あ、あのどうしましたか?」
「クス、カケルくんおはようー!」
「え!?あっと、おはようございます」
「ナニナニ?見とれてたの?」
「すいません、何時もと大分違うので…」
「ふふふー、もっと見てくれてもいいんだよー」
改めて見ると、今日のチノさんは何時もより、ほんとに可愛いい、短めの赤茶色の髪を、ふんわりさせて何時もより可愛さがアップしていて、服装はショートワンピースをベルトで縛った物を着て、膝くらいまであるブーツという格好をしている。
なんか自分の格好が凄く恥ずかしく思えてくる
「なんか、すいません自分は何時もの格好しか無かったので…」
「良いよ、良いよー買えばいいんだし」
そう言いながら、腕を組んできたのでそのままチノさんがよく行くオススメの服屋さんまで歩いてきた。
「あら、いらっしゃい」
店の奥から出てきたのは化粧のドギツイ、マダムで、小説みたいに筋肉ゴリゴリのオカマが出てくるかと身構えていたが無駄な心配に終わったらしい。これはこれで色々とキツイが……
「んんん!?今日は彼氏の服を選ぶのかしらぁ?」
「そうですよーお願いしますねー」
「わかったわぁ 、少し待っててねぇ」
そう言うが早いか行動が早いか、俺の腕を掴んで店の奥まで引きずり込まれた。小声で「久々の若い男の肉よぉ」って聞こえたので背筋がゾッとしてしまう。
(チノさん、笑顔で手を振ってないで助けて)
それからマダムの着せ替え人形になっていたが服が決まったらしいが俺のHPはレッドゾーンに突入している、
着替える時に密着しながら色々手伝って来るので無駄に疲れる、「あら!これも良いわね」「うーんこっちも」ってな感じにどんどん着替えさせられるのだ自分が試着した服なんて覚えて無いくらいに。
「できたわぁ!どうかしら?」
「おー!流石マダム、今日も冴えてますよー」
「はぁ、チノさんが良いならこれ貰います」
マダムが選んでくれたのは、イタリアンな雰囲気のシャツをベースにしたシンプルな服装を上から下まで一式である。チノさんに恥ずかしい思いさせない為の苦行だと思えば報われる。
こんな苦行をさせたチノさんの腕を組んでビックリさせてみようとイタズラ心が出てきた。
「え!え、え、カオルくん?」
凄い真っ赤な顔でうつむいたぞ?
身体を預けて来たので嫌って事は無いみたいだけど、これじゃぁまるっきり恋人同士じゃないか。
「ふふふー、カケルくん顔真っ赤だよ!」
え!?まさか!
「このまま行こうよー良いでしょー?」
うーん、なんか負けた気がするけど
「う、うん、受付の人に美味しいランチの店を聞いたから」
「お!ナイスだよ!」
そう言うと身体を預けたまま、器用にチノさんが歩き始めたので、引っ張られるようにレストランまで行くことになった。
受付の人に聞いたレストランはオープンテラスで食べられる所で、値段も良心的で料理も見た目と味も確かな、かなり当たりの店を紹介してくれていた。
「んー!美味しかったよー」
猫耳をピコピコさせながら言ってくるのが可愛いい
「確かに美味しかったです」
「この後どうしよっかー?」
「露店広場の方に行ってみますか?」
「けってーい」
今度は、俺がリードして露天まで行くことができた、今日初めての勝利な気がする。
露店広場には色んな所から来た行商人や地元の人がやっている屋体に、冒険者が開いている要らない装備や装飾品を売る店、職人見習いが自分の作った作品を売る店など、一日で回りきれない位に雑多で沢山の店が並んでいる。
お!これ送ったら喜んでくれるかな?
チノさんが商品を見ているのを待っている間に、近くの露店で目を引く物が有ったので見てみる事にした、宝石の様な物が付いたシルバーで出来たチェーンのブレスレットを見つけたので、銀貨数枚したがコッソリ買って後で二人に渡すことにした。
読んでいただきありがとう‼
書いていると、あれ?カケルがモテてる方へ、いつの間にか話を持っていってしまう自分がいる
ー装備更新ー
支給品セット→イタリアンな服
冒険者基本アイテムセット
ー情報更新ー
トーストの町、露店広場:毎日好きな時に売りたい人が自由に売れる広場、行商人がここまで来るまでに売れ残った物を捨て値で売っていたり、職人見習いが、格安で掘り出し物を売っていたりする。物が格安で売っているので、毎日賑わっているのでトーストの町の名所の1つでもある




