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アルバムの名のもとに
たった今
生まれたばかりのぼくは…
かけがえのない皆の今に願いを込めて
ひとしずくの魂の詩を
人の世に解き放った
天空が一つ初期化されて
新たな歴史刻むために
真っ白になった
もう大人だけど 時折
幼子に戻る
思春期にも帰る
色んな時節のアルバムを
隠して持ち歩いている
出かける時も
眠る時も
出会いの時も
別れの時も
今も 昔も
それを見るのは
僕自身では無くて
僕の影法師たち…
振り向いて迷い出し
立ち止まり分からなくなって
先を行く人々の背中を
恨めしそうに見つめ
繰り返す涙たちが
止めどなくそうさせる
大事の前の小事的な
流されやすい僕の無意識の
お約束の日常…
君のアルバムは
辛い時の涙を収めるモノ?
嬉しい時の涙を溜めるモノ?
君のアルバムは
他の誰かと比べて勝った優越が詰まっているの?
僕のアルバムは
今を生き抜いた
今を乗り越えた
……そんな美徳は写ってないけど
影法師たちは
いつも叫んでいた!
僕は
他の誰かの生き甲斐の犠牲者じゃない!
僕は
他の誰かの転ばぬ先の杖になるつもりもない!
僕が
他の誰かの為に生きた時は
必ず自分にも花咲く春が来ることを感じたい!
そう叫んだら
影法師たちはそのアルバムが
生まれ故郷だったことに気付くのだ!




