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智の神の苦悩
「そこまでお分かりとあれば、何も申す事はありません。どうか、鎌留井王をお許し下さいませ」
阿星は、全の前に平伏するのだった。何と・・この気丈な全の眼からぽろっと涙が落ちた。
「お前・・どこまで純粋で誠実なんや。分かった、もうええやろ、木偶人形を消せや」
「はい・・」
激しく闘っていた、阿国軍はその瞬間ぱっと消えた、敢えて倍老と名乗るが、その第3将は呆気に取られた様子。全が、
「よっしゃ!お前らの気迫が勝ったんや。もうこの阿国の軍隊は攻めて来いへん、勝利したんや!勝鬨やっ!」
「お・・おおおおっ!」




