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破壊神
櫂が笑っている。
ぎょっとした一角鬼の右頬は、次の瞬間にはバシーーンと全に叩かれていた。
「う・うぎゃああ・・」
一角鬼は、余りの強烈な張り手により、その痛さに顔を歪めた。
「うわ・・痛そう・・」
櫂が同情した。だが、全は更に頬を押さえて、首を右に傾け痛がる一角鬼に、
「ほお、あんた、キリストさん見たいやな、左もしばけってか?」
「あ・・いや、ち・・違う」
「そうだよね、あんなに強烈に右頬叩かれたら、痛くて左向くわな、誰だって・・往復ビンタちゅう奴よね。でも良く倒れずに居るだけ大したもんだよ、一角鬼君」




