第十一話「正規勇者パーティー」
一昨日と昨日、何人かブクマ登録と評価してくれてありがとうございます。
これからも頑張ります!!
エリカさんによると、俺たちが受けたダンジョンは俺の実力を押し測るものだったらしい。
だからMPが減らないように細工されていて、ダンジョンに適応しない固有スキルが発動しなかったのかもしれない。
彼女たちは、パーティーメンバーの枠を一つ空席にしてはこのようにして新人の能力を押し測り、合格ならば「正規勇者パーティー」に勧誘する、ということを繰り返している。
勿論、俺は承認された。
自分で言うのもだが、天才ですから。
どちらかと言うと才能型の天才かな?
「正規勇者パーティー」とは各メンバーが魔神族とも渡りあえるほどの力をもつ者で構成されたパーティーである。
魔神族はとても厄介な種族で、【歴代最強の魔王】と言われているサタン直属の部下たちのことを言う。
俺はこのパーティーに加入すべきなのだろうか?
代役なら即、首を縦に振るのだが正規メンバーとなると、多忙な日々を送ることになるかも知れない。
俺は自由を求めている。
エリカさんとアテナがどれだけ魅力的だったとしても、それだけの要因では決めかねない。
「今のパーティーにはお前のような猛者が必要だ。当然、我と共に戦うだろう」
ペルセウスの態度は威圧的だ。
その場にいるだけで、重力が水増しされた感覚があるのに、話し出すとさらにその感覚が強くなる。
でも、SSSランク冒険者であるペルセウスにそんなことを言われると鼻が高い。
さらに追い打ちをかけるように、
「一緒に戦いませんか? あなたと一緒じゃないと嫌です!!」とエリカさんが言う。
エリカさん……
彼女にそんな顔をされては……
エリカさんが俺の右手を両手で包み込むように握り、恍惚とした眼差しで見つめてくる。
「……分かりました。勇者パーティーに加入しましょう」
「フッフッフ……では、早速行こうか」
「展開が早すぎない!?」
ルージングが黄金に煌めく長髪をかき上げる。
「当然だろ〜? 俺たちは勇者なんだから、それだけ必要とされていると言うことさっ」
今、俺たちは階層ダンジョン「セイラン魔境」の最高層にいる。
1F、2Fは難なくクリアしたが、3Fで少し手こずっている。
当然だ。セイラン魔境は最高難易度SSSを誇るダンジョンで攻略が難しい。
敵兵の数は、およそ10体。
敵兵はまだ、こちらに気づいていない模様。
それぞれが俺たちと同等か、それ以上であるため、正面からは突破できない。
ならば選択肢は一択。
奇襲をかけるしかあるまい。
「奇襲を仕掛けることには賛成だが、その囮役を担うのは誰にする?」とアテナが言う。
エリカが「なら、私が行きます」と言うと俺とルージングが必死に止めに入る。
敵兵は、俺たち人間と同等以上の知能を兼ね備えているミノタウロス族。
ならば、相手の長期的な脅威も認識出来るかも知れない。
長期的に脅威だと認識するとそちらから潰してかかるだろう。
このパーティーで一番の強者は誰かな……?
「俺が行こう」
必然的にそうなるよね。
SSSランク冒険者「ペルセウス」が囮役をすることとなった。
俺は、囮役になりかけたものの、アテナとエリカさんが、まだ15歳だと言うことで阻止。
囮役は死んでも御免だ。
ペルセウスが正面から敵兵に突撃する。
ゴリマッチョなのに速い、速い。
疾風の如く駆け抜けていく。
敵兵は反応できていない。
「よしっ!!」
俺は小さくガッツポーズをする。
両手剣の射程内に入り、ペルセウスが両手剣を斜めに振り下ろす。
ペルセウスは素手で怪物を倒すほどの化け物だ。
つまり超怪力であると言うこと。
では、怪力に近接線において最適な武器は何だろうか?
両手剣である。
ペルセウスが重量が重い両手剣を装備したのだ。
まさに鬼に金棒。
敵がどれだけいようとも蹴散らしてくれる安心感。
このペルセウスなら無双するはず……
誰もがそう思っていた。
「ガシッ」
「「なッッ!?」」
両手剣の勢いがつく前に、盾で止められた。
この俊敏性と腕力は半端じゃねぇ……
俺たち勇者パーティーの安心感が砂のように壊された。
閲覧ありがとうございます
すぐに更新予定なので、ブクマ登録してみてはどうですか?
☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただければ執筆のモチベが上がります!
勿論、星一でもいいので、ご自由に




