↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/26

第十二話「仲間」

「水魔法・水矢連弾(アクアクラッシャー)


「ナイスっ!!」


 エリカさんがそう唱えると、無数の水の矢が連弾される。

 10メートル程の距離から放ち、ほぼ全て命中しているのだ。

 

「命中率エグいねぇ〜」

「でも、HP削れてなぁよぉ〜? しかも、位置バラしてどうすんの」


 ミノタウロス族……

 後で後悔することになるぞ?



「おっ〜とっと」


 敵兵はノックバックする。

 一歩、二歩程度だろうか?


 ペルセウスはノックバックした隙を見逃さない。

 斜めに振り下ろした剣先一回転させて再び下す。


 敵兵の盾は、ペルセウスの両手剣の斬撃を耐え凌ぐほどだ。

 重量は重いはず。


 敵兵は、盾を構えられず斜線に斬られて倒れ伏せる。


 なんて強力な斬撃だ……

 ミノタウロス族は、防御力が高いことで有名なのだが、そいつをたった一撃で……


「あっ!!」


 仲間を斬り殺され、怒りに燃えた二体の敵兵が右手で柄を握り、剣先を左手で握る体勢。

 つまり毒蛇の構えである。

 毒蛇の構えから右手を放し、刃を握った左手に右手を添えるようにして、鍔で敵を殴りつけるモードシュラッグを行う。


 ペルセウスは二体のモードシュラッグを難なくかわす。


 それに対して敵兵は、ハーフソードの鍔でペルセウスの両手剣を引っ掛けることで、武器の自由を奪うことで対抗。


 敵兵は自分の側に武器を下げさせ、無防備な顔面をつく。


 柄の部分は頑丈で、顔面に当たると脳震盪によって行動不能になるだろう。


 常人ならばそうなるのは必定だ。


 そして、ミノタウロス族は防御力に加えて実は攻撃力も優秀。


 いくらペルセウスであろうと半死は免れない。


 


 ペルセウスが後ろに反るようにして後頭部が地面に衝突。


 

 ペルセウスは、笑ったまま気絶しているように見えた。

 苦戦しているように見えて、余裕モードなのか……?


 余裕モードペルセウスの顔面に再び剣が振り下ろされる。



「ペルセウスっ!!」と言いかけたが、声には出さなかった。


 アテナとルージングがペルセウスに振り下ろされたハーフソードを受け止めたからだ。



 SSランク冒険者ならば、ミノタウロス族の斬撃くらい一人で受け止められるだろう。

 しかし、二人で受け止めると、斬撃が分散する。


 SSランク冒険者もSSS冒険者同様希少である。

 だが、彼らはそのことを鼻にかけて一人で何でもこなそうとはしていない。

 

 仲間と共闘して、敵を倒す。

 それがパーティーなのだと、改めて実感させられた。


「なんでッッ!?」


 敵兵は驚きを隠しきれず、今にも目が飛び出るのではないかと言う程、目を見開いている。


「ミノタウロスよ、気づかないのも無理はないよ。君はペルセウスに注意が向いていたため、俺ら二人には気づかなかった。なーに、単純なことさっ」


「そんなッ、そんな筈は……」



「はい、残念」


 直後、ミノタウロスの首が放物線状に飛ぶ。

 


 俺が目を白黒させていると、横からエリカさんが説明してくれた。


「ルージングは、腹話術が使えるのよ。実際に話していなくても、話してるように見せかけることができます」


「腹話術……」


 話しかけて気を逸らしたのか……

 

 俺も実践で使えると思い、幾度も練習したが習得できなかった技術だ。

 

 そして、それを瞬時に実践に活かす柔軟性とコンビネーション力。

 

 ルージングも凄い奴だ。

 伊達にイケメンじゃない!!

 イケメンは関係ないか……




 




 

 



閲覧ありがとうございます

すぐに更新予定なので、ブクマ登録してみてはどうですか?

☆☆☆☆☆を★★★★★にしていただければ執筆のモチベが上がります!

勿論、星一でもいいので、ご自由に

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。