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「付き合ってください」
翌朝ウィリアムは朝一番に本屋に行き『付き合う』『告白』と書かれた本を買い漁った。
そしていつもの場所で待っていると、頬を真っ赤にしたイダが駆け足で向かってくるのに気付いた。
「イダ!そんなに走ると転ぶぞ!」
言いながらウィリアムもイダに駆け寄った。
二人が向かい合うとウィリアムはイダに向かって、こほんと咳ばらいを一つすると「本によれば、この場面では付き合ってくださいと言うらしい……これで合ってるのか?」
とすごく真面目にウィリアムが言うので、イダは思わず「ん?」
と不思議そうな顔をしてしまった。
それを見て焦ったウィリアムは「ん?違うのか?」
と言うので、イダは思わずひとしきり笑った後、ウィリアムに飛びつき、
「違わないよ!ウィリアムのこと大好き!」
と満面の笑みを浮かべた。
ウィリアムは「そうか。安心した」
と心底ほっとした。
数日後、ウィリアムがまた本屋で仕入れてきた知識『恋人同士は愛称で呼び合うこともある』
でイダに突然「本によれば、私は今日からウィルらしい」
なんて真面目に警告してきたから、イダは思わず吹き出してしまう。
「じゃあ私のことはハニーって呼んでね」
「うむ、承知した」




