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迫る刻限

人魚の一族の半分は石の件に関しては悠長だった、いずれ取り出せればいいと思っていた。

なぜなら人魚はニンゲンよりもずっと寿命が長いからだ。

もう半分は早く石を出さないと、イダが他のニンゲンを愛してしまうかもしれないという。

王であるウィリアムは好きになってしまったイダのことを考えると、自分が石を取り出そうとしていると考えるだけで吐き気がした。

イダはまだ何も知らずにウィリアムにただ、恋していた。

もしかしたら私の胸の石を捧げるのは、ウィリアムになるのかもしれないと。

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