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ウィルとハニー
それからも二人はいつもの場所で、逢瀬を重ねていた。
ウィルの髪を編むたびに、手を握るたびに。
どんどん私の体温が冷たくなっていくのを感じていた。
だけど胸の奥だけは、ちりちりと燃えるように熱かった。
イダは、ああ私はウィルを愛し始めている、と頭の中だけで叫んだ。
そんなある日、定期的に訪れるというウィルの側近たちに突然紹介され、イダが固まってしまうというちょっとした事件があった。
紹介されてイダと接した二人の側近は、たちまち笑顔になり。
「我が王が骨抜きにされるなんて、どんな稀代の悪女かと思ったら、すごく、すっごくいい方じゃないですか!」
「うむ、そうだろう、だが狙ってもやらんぞ!」
などとウィルは言い出す始末、イダもそれを聞いて「あっははは」
と眩しい笑顔で笑い出したのだった。




