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進化

 すぅーっと意識が深淵から浮かび上がる。

 唐突に目が覚めた。

 僕はベットに横たわっていた。見知らぬ天井だ。


 ?「ち〜ん(笑)」


 部屋にいたボサボサ白髪の白衣の男がイラッとする物言いをした。

 ん? そういえばなんでこんな病室みたいな所に居るんだっけ?


 バタン!

 けたたましい音で扉が開いた。飛び込んできたのは姉様。

 (あ・・・)

 僕はすべてを思い出し、股間に手をやった。・・・ない!


 セーラーリリー「手術は成功したのですって、ドクター?」

 白衣の男「アヒャヒャ、小生に不可能はないんだよぉ? 形からスジから機能まで完璧に再現さあ」

 セーラーリリー「おめでとう、花子。今日から立派な女の子よ!」

 「はは・・・はははっ・・・」


 僕の心の中のどこかがくしゃりと潰れた気がした。想像以上のショックだ。


 ドクター「アヒャ? クランケは手術の消耗が激しいみたいネ。つーこって面会謝絶ナリィ!」

 セーラーリリー「ええっ、せっかく来たのに残念ですわね。仕方ありません、これを差し上げますから次会うときはちゃんと穿いてくるのですよ」


 姉様は淡い紫のパンティを僕に握らせると帰って行った。

 ああ・・・。もう息子はなくなったんだな。女の子にあんなことしたり、あんなことしてもらったりできないまま死んでいくんやなって・・・。

 熱い涙が一筋流れ落ち、紫のパンティに染みを作った。


 ブーーーーーーーーーン。


 耳障りな音がして振り向くと、見間違うはずがあるだろうか、僕のチ◯コとキ◯タマがプロペラを生やしてホバリングしていた。


 ドクター「アヒャヒャ。驚いたかい? キミの切り取ったチ◯コ一式で作ったチン・コプターだyぐぼりゃへっ」


 僕はドクターの顔面を拳が埋まるくらいに殴り抜いた。


 「てめぇ、大事な息子になんてことしてくれるんじゃワレェ!!」

 ドクター「ぐぼぼ、落ち着くナリよぉ、これは画期的な発明なんだわさ、キミにとってもいい話さぁ!」

 「こんな魔改造しやがっていい話も糞もあるか!」

 ドクター「いや、あるんだって。分離したチン・コプターはドッキング可能! この意味が分かるかね?」

 「なん・・・だと・・・」


 僕はズボンを下ろした。


 ドクター「陰部合体! ゴー、チン・コプター!!」


 チン・コプターが僕の工事されたアソコに向かって急降下する。その途上でプロペラが変形し、突起物となる。突起物は僕のアソコにシュートインし・・・。


 「うっく、・・・あっ、は~~~ん!」


 変な快感とともに僕とチン・コプターは結合された。


 「ドクター、これは・・・」

 ドクター「そうとも、合体すれば元の通りチ◯コとして使用可能! 分離すれば女の子になれる。キミはふたつの性を手に入れた史上初の人間になったんだよぉ! アヒャヒャヒャヒャ」

 「あんた、意味不明にすごいな。お陰で男としても生きていける。ありがとう!」

 ドクター「いや、キミの献身が人類の新たな可能性を引き出したのだわさ。ありがとナス!」


 僕達は熱い握手を交わした。


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