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昏倒

 初めて足を踏み入れた女子校は匂いが違った。

 これが女子高生の体臭(スメル)だろうか。クンカクンカ・・・。


 セーラーリリー「ところで、あなたの名前はなんて言うのかしら?」

 「今夜賀山田太郎です」

 セーラーリリー「太郎・・・。下品な名前ね。これからは花子と名乗りなさい」

 「はい、姉様」


 僕は応接室めいた場所に通された。


 セーラーリリー「下着一枚じゃ可哀想だから、とりあえずこの学院の制服を着なさい」


 姉様はクローゼットから上下白で統一されたセーラー服を取り出し、僕に差し出した。

 着る。

 部屋に備え付けの巨大な姿見で着こなしをチェックする。白百合を思わせる可憐な制服だ。


 セーラーリリー「ああっ・・・花子・・・」


 姉様がうっとりしたメスの顔で抱きついてきた。


 セーラーリリー「あなた私の見立て通りだわ。かわいい顔立ちだからうちの制服が似合うと思ってた」

 「ありがとうございます姉様」

 セーラーリリー「タイが曲がっていてよ」


 きゅっ、とタイを締め直してくれる姉様。至近距離で目と目があう。このままキスしてもおかしくない距離だ。


 セーラーリリー「・・・惜しい。あなたが女じゃないのが惜しい。早くチ◯ポ切り取って女になりなさいな」

 「でも、工事にはお金がかかるっていうから・・・」

 セーラーリリー「お金なんて大したことじゃないの、花子。あなたが女に生まれ変わりたいという熱意、それさえあればすべての障壁は無に帰すの。お金、私が集めるわ。ドクター、腕利きの最高の名医を揃えてあげる」


 なんだか危険な方向に話が向き始めた。逃げ出した方が良さそうだ。


 セーラーリリー「私に任せて。あなたが次に目覚めた時はもう女になっているわ」

 「え?」


 姉様は呪文を唱えたようだった。しまった、これは睡眠のま・・・ほ、う・・・

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