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陰陽

 僕は超兄貴(もんばん)達20人以上に囲まれながら地下牢まで連行された。ひとりを連行するのに多すぎじゃないですかねぇ・・・?

 

「許してください! ナンでも食べますかしら?」


 僕はポケットに入っていたくたくたのナンを差し出した。


門番’s「「「ん?」」」


 門番達の目が怪しく光る。


門番’s「「「今何でもするって言ったよね?」」」

「いや、ナンでも食べますかしらって言ーーーおわァーーー何するだぁーーー!!!」


 門番たちが僕に襲いかかり、女子高生の服をちからずくで引き裂く。ブレザーもスカートもブラウスもみんなビリビリと破られた。僕はパンツ一丁に剥かれてしまった。


門番A「フフフ。初めてか? 力抜けよ」


 門番達はハァハァと興奮した様子でにじり寄ってくる。

 ああ神よ・・・。僕は魔王を倒すのとは関係のないところで、とんでもなく経験値を稼いでしまいそうです・・・。


?「そこまでよ、せっかちな野獣ども!」


 女の声とともに光線が閃き、門番達をなぎ倒す。


?「薔薇あるところ、百合もまたある。セーラーリリー参上!」


 淡いレモンイエロー色のセーラー服に身を包んだ少女が、マジカルなステッキを構えて現れた。


門番(比較的軽傷な方のひとり)「百合ごときが俺達の楽しみの邪魔をしやがって。オメーらは女同士で乳繰り合ってろやぁ!」

セーラーリリー「そうはいかないわ。その()は立派に女装をしていたわ。身体は男でも、心は立派な女なのよ。私はその心を承認する。だから、あなた達の好きにはさせない!」

「(お、おう・・・)」


 よくわからない展開になった。少女は魔法の素養があるらしく、ビーム系の全体魔法で門番達を次々に倒していく。門番に力負けして逆に陵辱される展開にはならないらしい。ちっ。


 門番たちを やっつけた!


「あ、ありがとうございます。このご恩は・・・」

セーラーリリー「姉様と呼んで」

「え?」

セーラーリリー「ね・え・さ・ま」

「ね、姉様、ありがとうございます」

セーラーリリー「上出来。さぁ、ついてらっしゃい。新しい制服を用意してあげる☆」


 僕はパンツ一丁のまま女子校内へと招かれた、人類史上初の勇者となったのである。



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