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Episode:脅威を取り込む宇宙連邦(加入の条件)

3時のミーテングの場面では、ミエハルがコダイに対して「コダイさん、いいですねぇ、新しいスキル」とうらやましそうに言うと、成神が「ミエハル、君も大きな成長をしているじゃないか、スキルと言う形ではないが、鍛えることも難しいといわれる、器の大きさだよ」と言った。


「えっ、私の器ですか?」とミエハルが成神に尋ねると「ああ、大きさに限界がないみたいだ、いくらでも魔法が放てるだろう、きっとレーザーのように途切れることなく連続でね」と言うとミハエルは「例えば溶岩ボールもですか?」と言うと「そうだね!」と成神が答えるとコダイが「魔力に限界がないだなんて!」と、曲がりなりにもコンビネーション攻撃を行ったミエハルの成長を聞き、コダイは「今後もよろしくな、相棒!」とミエハルの肩を叩いた。


「キングオーさんはどんな感じだったのですか?」と御神が成神の顔を見た。


成神は「どうだ?キングオー、ゼウスから何かもらってたろう」と言うとキングオーは「はい、実は体を神具化して頂きました」


御神は「神具化ってどのようなものでしょうか」と聞くと「キングオーは、すべてを試したわけではないが、擬人化を解き、角が戻ると、その角から ”魔弾銀河デストロイ” が撃てるとか・・・」と言うと、集まった全員から「すげっ!、ズルイ、なんだと・・」と驚きの反応が飛び交った。


「ゼウスから ”他を守るために自らを犠牲にすることは良いが、それでお前が倒れてしまっては助けた意味がない、守る力を授けよう” って言われたのです」


「それってよー、成神と同じで、ゼウスの加護を授かったちゅーことじゃねーか、コノヤロー」と榊が強き仲間の誕生を喜んだ。


神原がデニーゼに「オイ、三兄弟、あんたたち、ミエハルから聞いたけど、すぐにやられて、ずーとっ寝てたそうじゃないの、ダサすぎじゃない?成長はあったの」と見下すように問いかけた。


「なっ、ミエハル!すぐになどやられてはおらんぞ、僕たち3兄弟もスイッチのイメージ、心の言葉はみんな聞いたよ、ただ、その後気を失ったから、実際にスキルを使っていないだけさ」とデニーゼが言い終わらないうちに神原は「フーン、そのスイッチって、色は?赤だった?」と聞くと三人とも「シロ」と答えた。


すると成神が、デニーゼは ”トランスフォーメーション”という傀儡系のスキルで、シズニーは ”思念合成”という残留思念を取り込み使うというもので、ドーラは ”幻影世界” という相手を惑わせる世界に封じ込めるというスキルらしいと説明した。


そんな会話が弾んでいるときに、宇宙連邦の使者が尋ねてきたと連絡が入った。


成神はサソード王からの知らせを聞いていたので、事前に考えていたアプローチを行うように一般スタッフに対応を任せた。


御神が「なぜ、成神さんが応対されないのですか」と言う問いに、みんなも頷いた。


成神は「使者の能力は未知数です、もしかすると私たちのスキル鑑定ができるものもいるかもしれません、その相手が信用にたるものか判断がつくまでは私たちは姿を見せない方がいいでしょう」という説明にみんなは納得した。


「それに、榊ご推薦の田中さんがうまくやってくれるでしょう」と成神が笑って榊を見た。


成神の予想通り彼らの目的は、地球人の調査と保有する防衛装備の査察、そしてガイアークとの戦いについて、さらには勝利した理由の確認だった。


田中は成神の指示通り、彼らをアメリアの旧軍事基地へ招待し、4大国としてガイアークと戦った武器装備を見学させた。それは宇宙連邦においても下級品とされるものであった。


ただ、ガイアークに対し宇宙空間で対戦した装備について査察の申し入れがあったが、ガイアークのPD砲による損害で消滅あるいは使用不能になったと言う説明に彼らは納得した。


また、なぜガイアークは戦いを止めて引き返したかの質問には、田中は我々の武器に恐れをなしたわけではなく、彼らの側近三人を捕らえているからだと答え、その三人は今も身柄を預かっている状況だと説明した。


査察団は地球に対して ”脅威無し” と言う判断を下し、地球を地上の様子や大気の状況などから ”滅びの道を辿る星” と、また、地球に住む人間を ”下等種族” とランク付けしたのだった。


但し、地球にいる、ガイアーク側近の人質は使えると判断したのか、彼らを使いガイアークの抵抗を止めることができれば、宇宙連邦の加盟を認め、新たな星への移住を手助けしようという宇宙連邦加入の条件を提示して去っていった。


成神は田中からの報告を受けて「さすが田中さん、上出来です」と礼を言うと、田中は「なーに、少し前のホントのことを話しただけですよ、こっちは時間の速さが違うんですからね」と笑って答えた。


銀河連邦では地球の査察を終えた査察団から、地球の評価を聞いていた「地球は取るに足らない下等な星です、地球の様子を見るとやがて死にゆく星。しかしガイアークに取って、人質を取り、地球への不可侵を保っている、人質の寿命が尽きるまでは、それは有効に機能するでしょう、うまく使えばガイアークも手が出せないと思います。」


「そうか、差し詰め地球は、かませ犬か!うわっはっはっ、こちらは見ているだけで良いのか」


「いいえ、地球の軍事力ではまったくと言って歯が立たないでしょう、しかし宇宙連邦の軍事力が後ろ盾になれば、話が違います。」


「では、無駄死にとも気付かない地球の宇宙連邦への加盟要請を待つとしようか」


また、宇宙連邦のガイアーク側調査団からの報告も入っていた「ガイアーク星は近くの変動から生物の生存ができなくなるという滅びに向かっています」


「そうか、だからガイアーク人は移住先を求めてあのような行為を行ったのだな、星は滅んでも、ガイアーク人の死刑は変わらん」


「それと、その地殻変動が原因かわかりませんが、ガイアーク星が移動を始めています、それも距離はあまり移動していませんが、その移動はまるでワープなのです」


「なに!星がワープするだと」


「すでに3回のワープを確認しています、その方向から予測すると、この移動の延長線上に例の地球があります」


「地球への到達予定はどれくらいか」


「はい、40日後かと思われます。」


「これは、何かきな臭いな、地球の返事を急がせろ、何なら地球をガイアークに衝突させるのも面白い」


「はい、返事を急がせます」


その頃、ガイアーク星ではコダイの複製体1000人がガイアーク星全体の空間を切り取り、瞬間移動で地球に移動させようとしていた。


「なぜだか瞬間移動ができないようだ、こちらの空間を切り取るスキルがキャンセルされてしまう」


「ただ、移動は少しだがしているな」「理由はわからんが、結果的には移動してるんだ、原因がわかるまでこれを繰り返そう」と少しずつでも地球に近づけようと現場は努力しているのであった。


また、オートニアースでも同様な現象が発生しており、やはり、少しずつでも地球に近づけようと小ワープを繰り返していた。


成神はガイアークとオートニアースの作業班に「宇宙連邦への返事は引き延ばしはするが、出来るだけ地球のそばの移動ポイントまで星を運ぶんだ。たぶんある程度まで星の移動が進むとこちらの考えが宇宙連邦にも知れるだろう、分散しての戦いは不利になるから避けなければならないんだ、みんな頑張ってください」という要請に現場も何とか答えようと行動した。


すると榊からも「1から10番艦隊は地球につけ、鶴翼の陣形だ、前は2艦隊だが、今回はそれを10艦隊でやるんだ、なんせ敵さんの数が違うからよ、そんで、11から20艦隊はガイアークを、21から30艦隊はオートニアースを頼んだぞ、敵さんには、各国の防衛主要艦隊の31から40番艦隊で当たってくれ、1から30番艦隊は今から星の護衛行動をとるんだ、頼むぞ」と言う指示が飛んだ。

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