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Episode:3つの地球(平和座)

エルダーとセラフィの治療により、全員無事にそろったメンバーたちが、ゼウスの話を聞いている。


「わらわに膝をつかせるとは、将来期待できるやつらだ。特にそこの」と言いコダイを指さした。


「ただの古代種と言うだけの存在でありながら、覚醒するとは、わらわも認識を新たにせんとな。珍しい力の発現ではある、その力大事に育てよ」


「私は師と仰ぐ神原様の技が使えて光栄です、大事に育てます」とコダイが答えた。


「勘違いするな、そのスキルは見たスキルを上書きできるものだ、今よりもっと強いスキルを見たとき、これまで持っていたスキルは忘れることにはなるが、新たなるスキルを学ぶことができよう、例えば、わらわの使った ”魔弾銀河デストロイ” などにな、まぁ、それには心身を鍛えねばだが」とコダイにスキルの使い方をゼウスは語った。


「さらにお前」とエルダーを指し「おまえは誰かの加護を受けたか?」と問いかけるゼウスにエルダーは「はい、ガルの木の精霊の加護を」と答えた。


「そうか、下級ではあるが、加護持ちであったか、その力、神の力も弾く貴重なものだ、大切に使え」と話した。


「それから、わらわを足蹴にしたそなた、少々むかついたので手加減を忘れた、よう、生きておったな」とガルムを見た「お前もスキルを発動したはずだが、記憶はあるか」


「はい、薄れゆく記憶の中で ”グラビティスタンプ” と」と答えるガルムに、ゼウスは「おまえは命がけで得たスキルだな、引力や重力など力を支配するものだ、育てよ」


「そしてお前たち4人、わかっておろう、なにも言うまいよ、さて、ガルムよ、見事に勝ってみせた褒美じゃ、星の素を持っていくがよい」


「そして、お前たち四人には神の加護を授けてやろう」と言い、成神には、全知全能の最高神ゼウスの加護。榊には、炎と鍛冶の神ヘーパイストスの加護。神原は戦争の神アテナの加護。御神には愛や性愛の神エロースの加護を授けた。


「それと、あと、ふ・た・・・。時間じゃ、精霊たちよ後は任せるぞ」と言い、ゼウスは上方高く消えていった。"


9人の精霊は地位の高い順に名をヴァーチス、エクシア、アルケ、アーク、エンジェ、ミカル、ブリエル、ラエル、ウリルと言った、ウリルは成神のテイムを受けたのでセラフィたちと行くことにした。


残った精霊8人は試練の場を作り直すと言い、この場に残ることとなった。そして成神は8人の精霊体に ”試練には死があってはならない”と注意をしていた。


そして・・・やっとの思いで手に入れた ”星の素” を持ち、成神たちはオートニアースにいた。


成神は「いよいよだ、オートニアースを星として誕生させよう」と言い、内核部と外殻部には ”星の素” を、マントル部には ”コロナの素” を入れた。やがてそれらは定着し星の力を少しずつ満たしていった。


レイは成神に「オートニアースの自転を確認できました、これでいよいよ地球の仲間です」と歓喜の声を伝えた。


そこで神原は「苦労して取って来たことが、無駄にならなくて、ホントよかった。地球が3つになるのね、ならそれはもう、星座じゃん。平和な世界の ”平和座” だよね!」


「ははっ、相変わらずのネーミングだな、でもよーくわかるぜ。いい名前だ」と神原を優しい目で見つめながら榊は話した。


「では、ガイアーク星、オートニアース星の二つの星を地球のそばに、平和座の完成形を目指して、計画を立てよう」と成神は、試練の苦労は、まだ道半ばと言わんばかりに、全員に対して、気を引き締める発言をした。


一方、ビラージ星では、サソード王のもとにアントールが戻り調査の報告をしていた。


「ご苦労、アントール、調査の結果はどうだった」


「はい、出発前にサソード王がご心配されていた事態に向かっているようです、宇宙連邦がガイアーク星に下した処分は極刑の死刑判決、つまり星ごとガイアーク星人を抹殺することです」


「そしてその執行人に地球人を選んでいると言うこと、まもなく地球へは宇宙連邦加入のため調査団が派遣されるでしょう、加入の条件として、査察の受け入れ、ガイアーク星の抹殺を達成することのようです。」


「さらに断った場合には、地球から宇宙連邦への先制攻撃があったとして、口封じのため、やはり地球抹殺をするかもしれません。今はガイアークを追い返した地球の軍事レベルが不明なため、加盟させることを優先に考えているようです。」


「なんと、宇宙連邦は平和のためにあるのではないのか!自分たちの脅威となる者たちをつぶして回る、それは ”平和” とはほど遠い。我らも ”戦いによって得るものは犠牲しかない” と成神さんから ”平和” について十分に学んだのだ、彼らの中にもきっと・・・」


「王様、他にもご報告が、私は、ガイアーク人と最近交友を深めております、どうしても好戦的な種族とは思えないのです、必要な時にしか戦わないと。」


「それでグラーム星とミレット星に擬人化器官を使い宇宙貿易人として潜入したのです。そこでグラーム星の酒場で先に手を出したのはグラーム星の方だと言う話を聞きました。」


「ミレット星でも、PD砲の使用はヒューマンエラーによるもので、謝罪と補償をしたいというガイアークからのコンタクトを無視したという話が聞けました。聞き伝えの話とは言え、ギール提督の話とは一致しています。」


「なんとよくそこまで調べてくれた、宇宙連邦とはきな臭い存在だな。裕福な星しか星として認めん奴らに対して、なにか行動を取るべきだろう、私から成神に話しておこう」と言って、サソード王はアントールに新たな命令を伝えたのだった。

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