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がんばっていいこにしているとけんはどんどんしろくなりました
「ねえ、ネーヴェ。あの剣はどれくらい白くなったかな」
ジェーロは明日の天気の話をするように、ジェーロが死ぬ時の話をします。ジェーロにとってそれは哀しいことではなくて、とても嬉しいことだからです。
「そうね、ジェーロ。もう、半分は白くなったみたい」
天使として剣の様子を見に行ったネーヴェはそう答えます。ネーヴェが見たのはちょうど白と黒が半分ずつ混ざったような色の剣でした。少しずつ少しずつ剣は白くなっていき、ジェーロが死ぬ時も近づいてきます。
「そっか! 早くまっ白にならないかな」
むじゃきにジェーロは笑います。ネーヴェも自分と同じでその時が楽しみだと思っているのです。だってジェーロはネーヴェが優しいと思っているのです。ネーヴェの一番がジェーロなのだと知っているのに、ジェーロが死ぬのを許してくれると疑わないのです。
「きっとすぐまっ白になるわ」
ネーヴェは心の中で涙を流します。ジェーロはとてもわがままだからネーヴェの言うことなんて聞いてくれないのです。だからネーヴェは心の中で泣くことしかできないのです。ジェーロを説得できなかったネーヴェに泣く資格なんてないのです。
むじゃきに死ぬ日を待っていました。
いつまでも殺す日が来ないのを願っていました。




