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【第2部】勇者に転生したがスキル【調べる】しか使えず、全然強くないけど、頼れる仲間と魔王を倒します!~シエナの野望の章~  作者: 雨のち晴れ
シエナの目的編

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シエナの次の標的

シエナの国盗りから一夜明けた次の日の朝、アギトはシエナと侍女のマホ、ジェニスのパーティの面々、それから元天使の宴のサブリーダーのカイト達と朝食を取っている。

アギト以外は皆、シエナによって奴隷化され精神支配を受けている。会話は、今後のシエナの行動についてだ。


「シエナ様、今後の予定についてですが…………」


マホが食事をしているシエナの後ろから話かける。もちろん、侍女のマホはシエナが食事を終わらせた後、他のジャッジメントのメンバーと取るようにしている。


「今後の予定ね…………。しばらくは、ブレイブハートのメンバーは襲って来ないでしょ。だから、私達は次の目的を遂行する」


シエナは、この国の王となったことで、ブレイブハートのメンバーは迂闊に手を出せないとよんでいた。ならば、自分達がやる事は1つ。


「これから、バイス王国を攻め落とします」


「「「!!!」」」


皆が驚く中、マホは冷静にシエナに問う


「あの野蛮なバイス王国ですか?」


「えぇ、そうよ。私達の次の目的はバイス王国。まずは、あの国を手に入れその後、他の国も順に落としていくわ。そして私は、この世界の王となる。魔王も倒し、絶対的強者となり、全ての国民を屈服させて見せるわ」


「流石でございますシエナ様。シエナ様なら、必ずできると私は信じております」


「ありがとうマホ。それで、戦力なんだけど、アギトとマホ、それからカイル・ライコネンと他に1000人連れて行くわ!」


「俺達のパーティ、【真紅の剣】はどうすればいい?」


「ジェニス率いる真紅の剣とカイトは、この拠点の守りをお願いするわ!それと、他のメンバーの強化もお願い。いずれは、五大聖人が攻めてくることでしょう。その時の為にも、メンバーの強化は必要不可欠なのです」


「なるほど。そういう事なら我々にお任せください。何かあれば、あの子の力で私達に知らせてね、マホの次元跳躍ですぐ戻るから」


「わかりました」


「それから、私が居ないからって無茶はダメよ?勝手な事はしない事!いい?」


「はい」


「よし、じゃさっさと朝食を頂きましょう」


その頃、ティファ達は…………


「なんで!なんで、おまえたちはアギトをたすけにいかない!?」


ブレイブハートの屋敷では昨日の出来事にティファをはじめ、皆ショックを受け行動できずにいた。そんな中、ルナだけは行動を起こすよう、皆に問いかけた


「無理よ…………。今の私達じゃ…………お姉ちゃん達に助けを求めても勝てるかどうか…………」


「それがどうした!おまえは、アギトのことがきらいなのか!」


「嫌いじゃないわよ!私だってアギトが好きよ!愛してる!でも、それだけじゃ奴らには勝てない。あそこにはジャッジメントのSランク冒険者は居なかった。そいつらが出てきたら私達だけじゃどうにもならないのよ!」


「もういい!ルナ、ひとりでいく!おまえたちは、そこであしをくわえてみていろ!わかったか!」


「…………指をくわえてね」


「そうだ!それだ!このこしぬけども!アギトは、ルナがたすける!」


「よく言った、チビっ熊!それでこそ、恐れ知らずのチビっ熊だ!」


「「「!!!」」」


「ひげ!」


皆が、声のしたリビングの入り口を見た。そこには、大輔が立っていた。


「よう!チビっ熊、久しぶりだな!元気そうで何よりだ!」


ルナは、大輔を見るや否や大輔の元へと走っていった。そして、そんなルナを大輔は抱き上げる


「なんでここにひげがいるんだ?」


「あら?私達もいるわよ、ルナちゃん!」


「あらら、少し見ないうちに随分頼もしくなったのねルナちゃん」


すると、大輔の後ろから雫と愛華も姿を見せる。


「スケベに愛華ママ!」


「もう、ルナちゃん!その呼び方止めて!」


「うるさいぞスケベ!スケベは、スケベだ!わかったか!」


「わかったかって、わかるわけないでしょ!」


「…………髭輔さん、どうして?」


「ステラか…………。お前達双子は、俺の名前を覚える気がないんだな…………」


「ひげをもやせば、ひげじゃなくなる!」


「相変わらず、物騒な事を言うなチビっ熊!この髭は、俺のトレードマークだ!絶対に燃やさん!」


「うるさい!さっさともやせ!」


「随分、早かったんですね大輔さん」


「あんたはあの時の…………」


「なんだひげ、おっぱいのおねえちゃんしってるのか?」


「知ってるも何も、この子の持っている炎王剣・レーヴァテインと氷王剣・ニヴルヘイムを作ったのは俺だ」


「「「えぇぇぇぇ」」」


「…………流石は髭輔!相変わらず凄い」


「あんな魔剣みたいなものをこの人が…………」


レーナは驚いた表情で大輔を見た。誰もが驚く中、ガイがもっともな質問をする


「なぁ、このおっさん誰だ?チビ助の知り合いか?」


この場では、ルナ、ステラ、ティファ以外は大輔の事を知らない。ここで、大輔がどうアギトと出会い、ステラ達双子と出会ったかを説明する。


「…………なるほど。では、大輔さんもアギト達と同じ転生者なのですね。」


「あぁ。娘の雫も嫁の愛華も皆、転生者だ」


「…………なるほど。やはりそうでしたか。申し遅れました、俺の名はグレイヴ、最近ブレイブハートに加入した元バイス王国の騎士です。よろしくお願い致します」


グレイヴが自己紹介をすると、それに続き初めて大輔と会う者は自己紹介をした


「私は、極星精霊師のレーナ。アギトとは元の世界での知り合いよ」


「私は、ハツネ。私も転生者だけど、記憶を失っています。どうやってこの世界に来たのかもわかりません」


「俺の名前はガイ!見習い剣士をしているCランク冒険者だ!よろしくな、おっちゃん!」


「こら、お兄ちゃん!またそんな風に言って!すみません、うちの兄が…………。私の名前はメイ、見習い魔法使いです!兄と同じCランクの冒険者です。よろしくお願いいたします」


「これはこれは、どうもご丁寧に。でも、そんなかしこまらなくていいぞ!やりづらいからな…………」


「おぉ!おっちゃんもわかってるじゃねーか!」


【ゴンッ】


ガイのあまりに失礼な口の利き方に、メイは我慢できず持っていた杖でガイの頭を叩く


「ってーな!何すんだメイ!」


「ほんと、グレイヴさんの時から学習しないのね!打たれても当然でしょ!」


「やーい!クマピンク、おこられてやんの!」


「うっせーぞ、チビ助!泣かされてーのか!」


「やれるもんなら、やってみろ!ひげがあいてだ!」


「何で俺が…………。戦闘職でもない俺が、ガイ君に勝てるわけねーだろ!」


「なに!ひげ、おまえそんなよわいのか!もしかして、ルナよりもよわいのか?」


「いや、それはない!お前は、弱すぎだ!」


「キィィィィィッ!ルナはよわくないぞ!」


「はいはい、わかったわかった!チビっ熊は強い、それでお終い!」


「ふふふっ。ルナのまえにひれふすがよい、ひげよ!」


「殴るぞ!」


「ぼ、ぼうりょくはんたい!」


「なら、もう喋るな!」


「むぅ…………」


「で、これからあんた達はどうすんだ?チビっ熊は、アギトを助けると言っていたが?」


「ルナは、ひとりでもアギトをたすけにいく!アギトがかわいそうだ!」


「だけどよ、ティファさんの話じゃ向こうの戦力は計り知れないと…………。俺みたいなCランク冒険者は役に立たないと思うが…………」


「…………ガイの言う通り。死にに行くようなもの」


「どうにかして、アギトさんを助ける手段は無いのかな?」


「「「うーん」」」


皆が、アギトを助ける手段は無い物かと考えている時、ルナが何かお思い出したかのように話す


「あ!そうだ、アギトがおっぱいのおねえちゃんに渡せって…………」


ルナは、大輔から降りてアギトから渡された紙をティファに渡す。それを見たティファは


「こ、これって…………」

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