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黒い翼のジャンキー・ジャンクス  作者: 甘音ぴんく
7/9

魔法犯罪対策室の碇星

ライトニング・ファルコンのギルドに集まった翌日

翼は魔法犯罪対策室の荒木警部に呼び出され

ヴィランスーツに着替えると 警視庁に有る“魔犯”に向かった


「待たせたな 翼」


魔法犯罪対策室の警部 荒木 愁造は

翼が忠誠を誓う姫 アンジェラ・フランシスカ・ドゥ・バニーヌが

逆転移したお屋敷の主で 逆転移者の魔導師であり

世界的規模で運営する大企業 火桜(ひざくら)コーポレーションの社長の元相棒で

同社の会長である 雷帝の母親 佐蔵 玉絵の元舎弟である


生まれつき霊感の強かった愁造は

高校に入り 逆転移してきた魔導師 フレイム・アース・バウニング

現次元名 火神(ひじん) クレナイと出会い

共に過ごす事で 能力が開花し 進化系ヒューマンとなった


不良同士の喧嘩や霊との関わりの中

魔導を使いこなす様になり

毒耐性を持つ強靭な肉体と 結界をもぶち破る破壊力で

次第に“鉄人”と呼ばれる様になり

炎術を得意とする クレナイ

進化系ヒューマンの 鉄人

スケバンの弟で爆弾魔の キョウジュ

の3人を総称し 火桜の三幹部 と呼ばれていた


火桜の三幹部は高校卒業後

舎弟達を集め 会社を設立 会社名は 火桜コーポレーション

スケバンである玉絵を会長に起き

クレナイが社長 鉄人は副社長 キョウジュは開発部長

舎弟達は 社員達となった


副社長に就いた鉄人だったが

最愛の妻が 一人息子を庇い 通り魔に刺され死亡した事件をきっかけに

不良グループの幹部だった事を忘れ 警察官に転勤

進化系ヒューマンである事から 特殊体質捜査班に配属され

警視庁のヴァンパイアと呼ばれ恐れられる 特捜の班長 上杉 誠三郎の元

妻を殺害した犯人を逮捕

しばらく 特捜で刑事を勤めた後

上杉が 例の警察官僚と立ち上げた

魔法犯罪対策室の室長に任命され 今に至る



「シェルダンが マンディと 火星人について調べてくれたんだよー」

すっごい頑張ってたんだから ちゃんと聞いてあげてね

荒木警部は 常に妻の幽霊を背負っており それは いつ何時も 例外ではない

むしろ 連れていない方が異常であった


荒木警部の妻 麻弥(まや)

鉄人が通う高校のマドンナであった が

少々 難の有る女子生徒でもあった


黙って立っているだけ なら 絶世の美女だが

彼女は 天然 なのに 破天荒で

1歩でも動き出すと 突拍子もない事をしでかし

周りを困惑させるのだ

その上 少々 多動であり 思い立ったら直ぐ 行動

立ち止まって考えたりはしない

ゆえに 通り魔から子を護り 自らを犠牲にした


麻弥は死んだ後 しばらく天国に居た

居たが 直ぐに 平和である事に 退屈し

「地上に帰る」と宣言すると

零体のまま 天国を抜け出し 現世に帰ってきた

ゆえに 今は 旦那である鉄人に取り憑き 現世に留まっている

一度 天国に居たからか 若返り 高校生の頃の姿をしている





麻弥に“シェルダン”と呼ばれた 魔犯の巡査 望月 碇星(シェダル)

トランス状態に入ることで 異星人と交信ができる能力を持ち

その交信範囲は 銀河系の外も含む広範囲である

碇星の交際相手は 異星人で 彼女の星も銀河系の外に有る星である

名前は アマンダ 通称 マンディ

魔法犯罪対策室が 魔法省を介せず 宇宙間の情報を得る事が出来る

唯一のコネクションである



碇星は捜査資料を手に アマンダと共に調べた 火星人の情報を話し出した

「まずは 現時点での火星人の侵略範囲ですが 太陽系では地球以外の星でも 侵略の意図が見え 木星に至っては 生命体のほぼ半数が 既に火星人に成り代わっている模様です」

「地球よりも先に 木星が狙われていた と言うことか」

渋い顔で呟いた警部の言葉を すぐさま巡査が否定する

「いえ 室長 どうやら 地球の方が先に 目を付けられてはいた様なのですが……」

ここで碇星は 一度 翼の方に顔を向け 続きを話し出す

「地球にはジャンキー・ジンクスが居ますので」

「翼が片っ端から送り返してりゃ そりゃあ 上手くは行かねぇか」

「姫が住まう星だ 怪しい異星人を野放しにする訳には いかんからな」


「……そこで 建前でも“地球のため”だとか 言わない所が なんとも……J2って感じですよね……」


碇星がその言葉を発した瞬間

魔犯に居る面々の注目が一斉に碇星に集まる事になった


「翼 お前 どうやら 姫以外の事はどうでもいいと思ってる奴だと 碇星に思われてるぞ」

「あ……っ いや 今のは……! そう言う意味じゃなくて……!」

「まさか 翼をそんな風に思っている者が魔犯に居るとはな……鉄人 貴様 どうやら 部下の教育がなっていない様だぞ」

「だから そう言う事じゃなくて……!お二人とも からかうのはよして下さい!」

頬を赤らめながら反論する碇星に

荒木は すまん すまんと 笑いながら謝ると

まあ正直 間違っちゃいねぇがな と付けたし 碇星に報告の続きを促した

碇星は少し不服顔だったが 気を取り直し 再び捜査資料に目を向けた

そして 地球側に 火星人に手を貸している者が居る可能性を告げたのだった









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