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黒い翼のジャンキー・ジャンクス  作者: 甘音ぴんく
5/9

スウィーツ姫と雷帝

お菓子の国の姫が

翼の居る次元に転生したのは

翼が2歳の頃の事だった

翼は 姫が転生した瞬間から

姫の存在を認識していた

その時から 姫は翼の

“護るべき存在”になっていた


姫と翼が出会った時

翼は姫に忠誠を誓ったのだった


姫の名前は

アンジェラ・フランシスカ・ドゥ・バニーヌ

名前の通りバニラの香りのする

お菓子の国のお姫様である


お菓子の国は

天使科に属する小人族で

体長は150㎝程度 体臭は甘い香りで

名前に“匂いの名前”が入る決まりで

名前の最後に付く事が多い


お菓子の国は 宝石の国でもある


王族の女性は“結晶期”と呼ばれる期間に

体液を宝石に変える事が出来る


そうして生み出された宝石で

国を運営していたのだが


その宝石を狙う盗賊に襲われ 国は滅びた

そして 姫は翼の居る次元に 転生したのだ


転生先で姫は

再び盗賊に襲われない様に 男子の姿をとり

弑那(しいな)と名乗り 第二の人生を過ごしている


姫は 転生してすぐ 

1つ年上の男の子と出会い

彼は 姫の許嫁となった


それが 雷帝である

雷帝の名は 佐蔵 大幸(ひろゆき)

翼が 姫と同様に忠誠を誓う者で

妖魔と人間の間に産まれた 半妖魔で雷属性

本来の姿は 妖魔である

猫と同等の大きさの四つ足の獣で

普段は人型に化け過ごしている


人型になった雷帝は

本来 180㎝越えの高身長だが

小人族の姫に合わせ

160弱の小さな姿に化けた

V系女装家である


翼の幼なじみは

姫と雷帝を含め 10人の大所帯

雷属性である“雷帝”と 姫の男子姓“隼”で

グループ名は“ライトニング・ファルコン”


姫と雷帝 翼以外のメンバーは

・桜庭 ボニータ 3年生 能力者

・水谷 (なぎさ) 2年生 能力者

・片平 楽都(がくと) 2年生

・南野 淳矢(じゅんや) 2年生

・板野 (さとる) 1年生

・黒崎 帆影(ほかげ) 1年生 能力者

・桃木 (うた) 1年生


それぞれ 自宅から徒歩10分圏内に住み

幼い頃から家族ぐるみの付き合いで

“常に”と言っても良いほど よく連んでいる




昼休みなると 翼の幼なじみグループ

ライトニング・ファルコンは

保健室に集まって 昼食を摂るのが

グループのルーチンであった


各々 弁当やパン等の昼食を持ち合い

雷帝の義理の兄と その相棒と一緒に

雑談を交えながら 食事を楽しんでいた


「火星人は なんで地球を征服したいんだろうね」

雷帝が発した疑問から

仲間達が 勝手な想像で 話し出す

翼は それを黙って聞いていた


「“たまたま地球が隣だったから”最初だっただけ で 銀河系全部を征服したいんじゃ無いの?」

楽都は 冗談半分に答えたが

帆影は すでに確信を持っていた

「“うちの奴ら”からも 最近 よく見かけると聞いてるからな その線で間違いないだろう」

「情報が入ってきてないだけで 他の惑星は既に征服されてる可能性もあるな」


他の惑星の情報は 魔法省を経由して

各惑星に持ち込まれるため

惑星の情報にはタイムラグが有り

必要な情報が入ってくるのが いつも遅い


周りが 火星の銀河系征服説を語ってる中

板野は 別の考えを持っていた

「地球が探査機を勝手に送りつけた事に 怒ってるんじゃないかなぁ」

「火星人が確認される前 とは言え 惑星内を勝手に撮影して 惑星の一部を勝手に持ち帰ってるからな」

「怒られても文句は言えないよね」


たしかに と 板野の意見に頷き

理由はそれかもね なんて話していると

保健室の勝手口が開き 眠そうな顔で 

ボニータが やっと登校してきた


桜庭 ボニータは トランスジェンダーである

父親はイタリア人 母親は日本人の伊日ハーフで

身体は女子だが 心と顔は男前で

渚の作った護符を胸に貼り

Gカップの爆乳を封印しているため

見た目も 男子にしか見えず

本来は女子で有ることを 知る者は少ない

顔は良いが 頭は良くない

周りの者を虜にする能力

“ラブ・オーラ”の持ち主 だが

能力を持っている自覚が無いため

常に垂れ流しの状態である

耳に安全ピンが沢山刺さったパンクロッカー

通称 ボブ・チェリー

朝が弱く 決まって昼過ぎから登校してくる


空いているベッドに座り

眠そうにあくびをしている ボブ・チェリーに

楽都は 質問を投げかけた

「ボニ太は なんで火星人が 地球を征服したいんだと思う?」


一瞬 考えるふりをして ボブは質問に答えた

「俺は強いんだぞって 威張りたいんじゃ無いの?」


それは間違いないな

仲間達は笑い合って 昼休みは過ぎていった



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