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黒い翼のジャンキー・ジャンクス  作者: 甘音ぴんく
3/9

全宇宙惑星平和条約

魔法犯罪対策室とは

とある官僚が 息子を警察官にするため

警視庁に作られた

特殊体質捜査班 から派生した

魔法犯罪に特化した部署である


室長である 荒木 愁造(しゅうぞう)

進化形ヒューマンである


生まれつき霊感が強く

学生の頃 連んでいた不良仲間が

逆転移してきた魔導師だったため

魔力の影響を受け 魔法拳士に進化し

毒耐性を取得

鋼の肉体に 高い破壊力を持ち

“鉄人”と呼ばれている

口が悪く粗暴だが 亡くなった妻が幽霊となり

霊界から帰ってくる程の愛妻家である



「例の異星人だが J2が睨んだ通り 侵略が目的で間違いねぇな」

魔法犯罪対策室 通称“魔犯”の室長 荒木は

J2ことジャンキー・ジャンクスと

昨晩 路地で J2が捕縛した

異星人について話していた

「これ以外にも 奴らは頻繁に この星を出入りしているからな」

「今回 コイツが持ち帰ろうとしたデータは 押収したが 盗られたのは国家機密だった 完全に狙って来てやがる」


国家機密が異星人に狙われた事をうけ

他国が同じ様な被害を受けていないか

魔犯は 確認に追われている所だった

だが

「今の段階じゃ ヒーローは動けねぇからな もっと証拠が要る」


その星を代表するヒーローが 魔法省に集まり

会議を重ね 惑星間で結ばれた条約

全宇宙惑星平和条約により

他の星を侵略する行為は禁止になった

惑星間の移動が 自由に出来るようになり

重大な理由が無い限り 如何なる星の住民も

拒否すること無く 受け入れなければならない

異星人は この条約に保護され

不当な扱いは禁止になった

そのため

異星人に関わる事を

躊躇するヒーローは少なくない

「ヒーローが決めた条約に ヒーローが反する訳にはいかねぇからな」

だが そもそも 法を重視しないヴィランは

ヒーローと違い 異星人の捕縛にも躊躇は無い


ジャンキー・ジャンクスは

いわゆる必要悪であった


「惑星に直接 文句を付けようにも コイツ1人じゃ 個人の犯行だと 突っぱねかねん」

ヒーローを動かすにも

条約違反を訴えようにも

確固たる証拠が必要で

ソレを集める時間も要る

「だが既に 火星人の侵略は始まっている ヒーローなど 待っている時間は無い」

「だから今は J2 お前に頼るしかねぇんだ」

荒木警部は 頼むぜ といい J2と拳を併せた


「だが 翼よ 俺らにゃ面が割れてんだから わざわざスーツで来なくても良いだろ」

「どこに火星人が紛れているか解らんからな」

「用心深いっつーか なんつーか まぁいい 火星人の件は 碇星(シェダル)に探らせとくから なんか解ったら 連絡する てめぇはさっさと学校 行け」

「了解した」

翼は 窓から魔犯を出て

まっすぐ 学校に向かった


「てめぇの正義ばっか優先してっから 留年すんだよ」


荒木は J2が出て行った窓を見ながら

たばこの煙を吐いた



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