12.1階と名前
ダンジョン一階からの挑戦です!
…なのはいいのですが…入った瞬間に階段があるのはなんでですか…。まあ、左右に分かれて道がありますし、とりあえず右に行きましょう。階段は無視です。
あ!カカシさん達も呼びましょう!みんながいた方が楽しいですし、精霊さん達のレベル上げもいいですね!
「カカシさん、ダガンさん、ラビさん、ネイさんリーフさん。来てください。」
『♪( ´▽`)』
『『『『ーー♪』』』』
「はい!ダンジョンの地図作成です!頑張りましょう!」
『(ノ`・∀・)ノ』
水色スライムがたくさんですね。
私達を見て逃げて言ってしまうので、戦闘は無しのようです。
それにしても、迷路のようになってますね…地図を一度確認して見ましょう。……んー?ここに変な空間がありますね。ですが、この道ではいく方法はなかったし…左の道から行けるのでしょうか?とりあえず行けるところまで行きましょう。あと、道具袋?のマークの横に0/1とありますね。おそらくこれが採取ポイントの数でしょう!よく見ながら気をつけて進みましょう。
とりあえず左の分かれ道のところまで戻って来ました。さて、行きましょう。
ここもスライムさんですね。レベルが私達強いから寄ってこないです。
?1匹猛スピードでこっちに来ましたね。色が違います。赤色?…そして後ろにはプレイヤー………先ほどとは逆ですね。
赤いスライムは私にも気づき、私と後ろの人と見比べて、私の後ろに隠れました。…って、え?
「やっと、止まった!!君!そのスライム捕まえて!」
「なぜ追いかけてるんですか?怖がってます。やめてあげてください。人のプレイに指図するのはいけないことですが…何かクエストですか?」
スライム追いかけていたお姉さんに話しかける。
「クエストじゃないわ。そいつはどう見てもレア種!水色しかいないのに赤いスライムがいるとか!目につくじゃない!そいつを倒せば珍しいアイテム落とすかもしれないでしょ!」
…いや、スライムのレア種で珍しいアイテムって赤いスライムゼリーしか思いつかないのですが…
「お姉さん、スライム狩りしてるのですか?」
そんなにレベル上げに困っているのだろうか?
「いえ?目についたレア種を追いかけていただけよ。それと、私の名前はメアよ。」
「……では、メアさん。お金がないのですか?」
「…………そうよっ!金欠なのよ!」
お金ないのか…だから珍しいアイテム探して…
「なら、素材又はお金あげるので見逃してください。」
「は?いやよ。」
「…お金が欲しいのでしょう?」
「珍しいものは独占したいのよ!そして、掲示板に一番に乗せて話題にさせるの!」
…呆れた人だ。はあ。
「それならこうしましょう。私に勝てたら赤いスライムさんを引き渡します。」
「…君に?…ふふ、いいわ。PVPね。」
〜〜プレイヤーメアからPVP申請されました。賭物は赤いスライムです。受けますか?〜〜
…賭物って魔物選べるのですか…。
受けますが。
〜〜両者のPVP申請受理を確認。対戦者は青いPVPフィールド内にお入りください。1対1の勝負を始めます。〜〜
「カカシさん、スライムさんのこと少しお願いします。」
『(・v・)ノ』
とりあえず、赤いスライムさんをカカシさんに預けて、フィールド内に入る。
青い楕円状の地面に描かれた線はそのまま、ドーム状に伸び、壁と天井を作りだしました。
そのドーム状の中で私たちは戦います。
……終わりました。
早かったです。
「なんで負けるのよ!」
弱かった…から?
「ということで諦めてください。」
「嫌よ!」
……。
「もういいです。カカシさん無視しましょう。」
『(・Θ・ゞ)ラジャ⌒☆』
「赤いスライムさんはもう少し私たちといますか?」
頷くスライムさん。
「では行きましょう。」
「んな!待ちなさいよ!そっちは行き止まりよ!階段はあっちにあったでしょう!」
「…知ってますよ。私たちはクエスト中です。邪魔しないでください。」
「うぐっ。邪魔しなければいいのでしょう!」
ついてくる気のようです。
まあ別にいいのですが…赤いスライムさんはカカシさんの頭の上が気に入ったようです。
カカシさんは背が高いですから、視線がいつも低いスライムさんにとって楽しいのでしょう。
「……カカシさん、私も後で肩車してください。」
『♪( ´▽`)』
ちょっと羨ましかったので…つい…
「……。」
まだついてきますね。別にいいのですが……あ!採取ポイント!!
「カカシさんストップ。採取ポイントです!」
『d(゜∀゜)』
さて何が取れるでしょう?
む、薬草ですね。助かります。えっと、地図もちゃんと印がつきましたし1/1になりました。あとは地図の完成のみです。…今確認しましたが…おかしいですね1階の上部分が埋まってません……道もないですし…怪しいのは、階段の向こう側ですね、そういえば回ってませんでした。よくありますよね!階段下には宝箱が!とか。では戻りましょう。
「カカシさん、一度階段前に戻りましょう。」
『♪( ´▽`)』
そして戻ってきました。入り口!
じゃ階段無視して後ろに行きましょう。
「………。」
んー?あ!
「やっぱり道がありました。じゃ、行きましょう。」
「待ちなさいよ!」
「はい?なんですか?」
「明らかに、何か出そうじゃないの!ソロじゃ危ないかもしれないでしょ!」
…まだ、1階なのですが…それに、怖いですか?この先。赤いスライムさんさえも平然としているのに。
「…貴女には怖いと感じるかもしれませんが…私達一応、5階層のボス倒せる実力あるので、心配ありませんよ?」
「へ?」
「そういうことなので、ついてこれないと判断したのならおかえりください。私達は先に用があるので…では。」
「………」
彼女は呆然と立ち尽くしたまま放置して私達は先に進む。
迷路…ではないですね。一本道です。所々部屋があるようですが。
ん?これはなんでしょう。地面にあからさまに浮き出た場所が…カカシさんにしゃがんでもらって私がポチッと踏んでみる。その上を矢が一本通過しました。
ピロン!
一定の条件を満たしたため、スキル罠が取得できます。SP5を消費して取得しますか?
罠?今のを体験したから覚えれるのですか?
んー。覚えてみましょう。面白そうです。詳細を見てみましょう。
スキル罠
罠の作成、発見、解除、設置が可能になる。レベルが上がるごとに、作成、解除のできる種類が増える。
へー!今度作ってみましょう!
スキル罠のおかげで、罠の場所が丸わかりです。赤い光のようなものが見えています。そこが罠ですね。
各部屋には宝箱?があったりなかったりしました。赤い光付きの宝箱は後回し、何もついてないのから行きましょう。
・宝石の取られた首飾り
・ポーション
・腕輪
・折れた剣
・古いメダル
とこんな感じです。折れた剣はセンおじいちゃんの所に、腕輪はニブルおじいちゃんの所…首飾りもでしょうか?後で聞きに行きましょう。
「さて、最後は奥の部屋、罠付き宝箱ですね!」
『(`・_・´;)』
赤い光付きの宝箱…
解除の方法がわからないです。
まずは、宝箱に触れてみました。
すると…
〜〜罠を解除しますか?〜〜
はい…(20%)といいえ…ですね。
ここは、はいにしますが…
〜〜解除に失敗しました。〜〜
…ふえ?
もしや、20%というのは成功率だったのでしょうか。つまり、罠スキルのレベルが足りなかったのですね…まあ、そんなことよりとりあえずこの敵を倒さなくては…
まさか、モンスターハウスになるスイッチだったとは…
「カカシさん!みんな!各個撃破です!初見の魔物には注意してください!」
『(`・ω・´)』
『『『『ー!』』』』
大体1から4の階層に出てくる魔物なのでしょうか?結構ごちゃごちゃしてます。
まあ、スライムは私たち見たら直ぐに壁際まで下がってますし、好戦的なのはゴブリンと、少し大きなゴブリンと、トレントとボアと野良ホースぐらいですね。ボアと野良ホースはここに来る途中で倒したので私が相手取ります。他のウルフも壁際まで下がってお座りしてますし…後で撫でても大丈夫でしょうか?触りたい。
さあ、狩りのお時間です。
さてと、壁際まで下がっている彼ら以外は終わりましたかね?
上の方に飛んでるのもいないですね…頭上…も確認しないと怖いですからね。
そういえばいつの間にか入ってきた入り口塞がれてます。開かないですね。魔物倒さないと無理みたいな…まあ、いいです。とりあえず宝箱の確認です。
・魔物石(1)
魔物を()内の数字のみ保管できる特殊な石。主にテイマーが使用する。
魔物を保管できるのですか!それに、テイマー?おかしいですね、テイマーなんて職業選べれなかったはずですが…
街に帰って聞いて見ましょう。
さて、とりあえずこの部屋を探索しましょう。スイッチがあればいいのですが…
ウルフさんと触れ合いながら探索した結果壁に隠しスイッチが!
押します!
カチ、ガガガ…
扉は無事開かれました。よしよし、一階のマップも完成ですね。空白はありません。では次に行きましょうか。
『ヾ(・ω・。*) ネェネェ...』
「どうしました?カカシさん。」
赤いスライムさんを差し出してきました。
赤いスライムさんはキラキラな眼差しでこちらを見ています。
「どうしましたか?スライムさん。」
石に興味を抱いているようです。
「これに何か…あぁ!!」
吸い込まれるように、魔物石に入っていっちゃいました!
ピロン!
【とあるプレイヤーが初めてのテイムに成功しました!よって、転職用の職業一覧にテイマーが追加されます。転職については公式サイト、道場の説明欄に追加しましたのでご確認ください。】
テイムしたことになっています。赤いスライムさんはテイムして欲しかったのでしょうか?
「スライムさん出てきてください。」
『ーー!』
元気よく出てきてくれました。
「スライムさん、テイムした感じになりましたが、いいのですか?」
頭を上下に振る。
「そうですか。間違って入ったのではないならいいのですが……では、スライムさんという名前を変えましょうね。」
んー。
「では、パルさん…というのはどうでしょう!」
『ー♪』
良かったみたいです。
『(´・ω・`) ショボーン』
え。どうしたのですか?
「カカシさん?……ぁ。そういえばカカシさんだけ、名前変えてませんでした…むむー…」
悪魔さんで見た目はカカシのお兄ちゃんです。
「では、クロウお兄ちゃんというのはどうでしょう!」
『(o_o)』ピタ
………あれ?私今なんて………はわ!
「ま、間違えました!クロウです!お兄ちゃん呼びは忘れてください〜。」
『(´・ω・`) ショボーン…orz』
「え、そんなに落ち込むんですか?!…うぅ〜わかりました。お兄ちゃんって呼ぶから起きてください。」
もう〜
『( ≧∀≦)~*:・☆』
「…もぅ。では階段に戻りましょう……クロウお兄ちゃん。」
『(`_´)ゞ』
はう。お兄ちゃんに憧れていたとはいえ…まさかカカシさんをそう呼んでしまうとは…恥ずかしいですっ。
階段に戻るとお姉さんがいました。
「まだいたのですか?」
「…悪かったわね。居て。…聞きたいことがあったのよ。」
「?なんですか?」
「みんなが言うほどあなたは天使じゃないって思うのだけど?」
……聞きたいことを聞いたのですが。
「それが聞きたいことですか?」
「いえ、今のは悪口よ。」
なんなんですか。
「…まあ、天使天使と呼ばれてるだけですし…誰がどう評価するなんてどうでもいいです。私の名前はちゃんとユナとあるのでそっちで呼んで欲しいくらいです。」
「………じゃあ、ユナちゃん。さっきの放送はあなたの仕業?赤いスライムをテイムしたの?」
嗚呼、さっきの。
「はい、この先で手に入ったアイテムが鍵でしたようで。」
「この先…何があったの?」
「モンスターハウスでしょうか…まあ、罠付き宝箱がありましたね。」
「…それ、掲示板に書くの?」
…?
「まあ、書きますよ?スキル入手もしましたので。それについても書かないと。」
「……なんで、独占したいと思わないの?」
…さっきからなんなんでしょう?
「たくさんの人と関わって楽しみたいからです。」
「……意味がわからない。」
そんなこと言われましても…
「学校なりなんなりで人なんていつでも関われるでしょう!ゲームの中ぐらい独占したいとか思わないの!?」
………
「私は学校行ってません。」
「え。」
「外に出られません。月に一回のお母さんとの買い物ぐらいですかね。」
「な、なによ。それ。病気か何かな訳?」
「えぇ、太陽に当たると死ぬ病気です。」
「……っ。」
「…このゲーム世界では太陽を浴びても死にません。あなた方のような人には“普通”のことでしょうが…私には全て特別なことです。それを邪魔するのは気に入りません。おしゃれして、お出かけも、外へ遊びに行くことも…できないのです。この世界で楽しむことが私の唯一の楽しみです。ここでいろんな人と話したり、いろんな人と喧嘩したり、いろんなことを学んだり…それができるこの世界をみんなでワイワイ楽しみたいのです。……独占なんてしても楽しくないです。情報交換して共通の話題に対していろんなことをもっともっと知りたい…そう考えてやってます。……すみません。私の考えを強制する気はありません。気に入らないなら私のことは忘れてください。失礼します。」
私はお姉さんに一礼して、階段を上って行きました。
少し遅れてクロウお兄ちゃん達も来ました。
「……ふぅ〜。…気を取り直して、行きましょう!クロウお兄ちゃん、パルさん、ダガンさん、ラビさん、ネイさん、リーフさん。」
『♪( ´▽`)』
『『『『『ーーー!!!』』』』』




