閑話カカシさん物語1
連続投稿で、閑話を書いてみました。この主人公以外からの視点を閑話としてちょいちょい挟もうかと思ってみたり…。
……『自分』はとある異空間で、運命的な出会いをした…
異空間では、自分の他に説明を淡々とこなす『女の人』と他には異空間から来た様々な様子の『異界人』1人である。自分が運命的な出会いと感じた『異界人』とは1人の小さな『女の子』である。
それ以外の『異界人』は、異空間にきて、『女の人』の説明の後、自分を使った説明が終わり次第、すぐに『自分』が本来いる世界へと飛ぶことを望む者達ばかりだった。
なのに、あの『女の子』は違った。『女の人』にどれくらいいてもいいのか聞き、それを了承して『自分』と向き合う。
なんでも、剣や魔法の使うことに慣れてから旅立ちたいそうなのだ…
『他の異界人』にはない選択をした…
不思議な『女の子』…
『女の人』も楽しそうだ。
残るという選択肢をしたのはこの子が初めてなのだろう。他の異空間でも、『自分』とは違う『自分』と同じ姿をしたものが、存在しているが、残るという選択をしたものはまだ現れていないと聞く…
そして、『女の子』は『自分』に剣を向ける。
まずは剣の使い方、斬り方を練習するようだ。
力があまり入ってない攻撃が藁に当たる。確かにこれでもダメージはあるが、『女の子』も満足してない様子だ。何度か同じ斬り方で攻撃を繰り返していると、少しずつまともな攻撃となっていった。
そんなこんなで、『自分』のレベルはすでに6。『自分』の藁がアイテムとして彼女の手元に入っていく…
…何故だろう…少し『嬉しい』。
次に、『女の子』は斬り方を変えた。同じ斬り方だけでは世界に通用しないから当然である。少し斬り方を変えただけで、攻撃は弱くなってしまったが…すぐにまともな攻撃に戻る。
そう、そんな感じだ。つい、『応援』してしまう。
レベルが上がるごとに、『自分』の装備は充実していく。『女の子』を強くさせるために…戦う為の知識を与えるために…
ついに、レベルは15…『女の人』が何かを『女の子』に伝える。
今度は魔法も使うようだ。そうだなぁ。『自分』もレベル15だ。今まで『自分』の意思で『自分』のタイミングで動けるのだ…まだ、足は一本で固定はされているが…回って避けることは可能だ!反るのはまだ出来ないな…
おっ。魔法を使って惹きつけている間に後ろに回ってから斬るという方法で攻めてきた…『自分』の藁が硬くなってるのだが、『土魔法』の攻撃はなかなか堪えるものがある。しかもそれが顔面…かなり『痛い』…
早く…早く…レベルを20にっ!
…ついに、ついに『自分』はレベル20になった!
顔面アタックばかりで『泣き』そうになったが…これからは…二本足で!動ける!避けれる!受け流せる!!
そう…意気込んでいたというのに『女の人』からの悲報…
タイムアップ…
『女の子』はまだやりたそうにしていた…そうだ、『自分』もまだやりたい…彼女とともに『落ち込む』。
そんな中、『女の人』が朗報を伝える!
なんと、元の世界でまた会えると言ったのだ!
『自分』は『歓喜』した!『笑顔』になり、『女の子』に向かって喜びを伝える。
『女の子』の名前は『ユナ』…『自分』はユナに『カカシさん』と呼ばれている……。
『名前』の変更については追い追いでいいだろう…
早く『ユナ』が『自分』のことを呼び出し、ともに、強くなれる世界で共に冒険できることが…とても…とてもっ!『楽しみ』だ!!!
別れの時間…かなり『寂しい』。
でも…『ユナ』は『自分』とまた会えることが、『楽しみ』のようで『笑顔』だ。…そうだ。すぐに会える…!できなかったこと…この場でできなかったことを元の世界ではたくさんできる…おしえてあげられる!『自分』も『笑顔』で見送る…またすぐに会えるのだ…すぐに!!!『笑顔』で『ユナ』が手を振る。『自分』も振り返すと、『ユナ』がますます『笑顔』になった。すごく『嬉しい』!
『ユナ』が去って『女の人』が『自分』に近づく。
驚いた表情で、何かつぶやき、考え込み出した…
また、他の異界人の相手をするのなら、早く終わらせたいのだが…なんていったって…ユナが…彼女が、『自分』を待っているのだから!
「………まさか…そんな…(…AIがこんなに発達している?今の子のおかげ?感情が彼の中に芽生えた?…このカカシの中に芽生えたものが他のAIにも影響を与えるとしたら……ふふっ、上司にいい報告ができそう。…そうね、この『カカシ』はもう、『あっち』の世界に戻して…影響を広めさせた方が良さそう……)よし!」
なんと、元の世界に戻っていいそうだ。彼女が『自分』を求めて来る場所にも移動させてくれるらしい。とても『嬉しい』早く、早く『会いたい』から喜びを『女の人』に表現する。さらに驚いた表情を確認して、『女の人』が作り出してくれた『ゲート』をくぐる。
嗚呼、早く。その扉をあけて、会いに来て…
『ユナ』
……
………
しばらくして、扉の音が聞こえた。少し眠っていたようだ。扉の音が聞こえたということは!
「変わった!」
『ユナ』が来た!
待ちくたびれた。側にマネッコ妖精のムーがいた。
…何故だろう。少し胸が『苦しい』。
『ユナ』が動けない『自分』のそばに立つミーナに『自分』を倒した分だけ『自分』から、ドロップした藁を渡した。ミーヤは藁をすぐに目の前前に置く。藁が『自分』の中に戻って来た!………あれ?1つ足りない…これではまだ立てない…。
…!『ユナ』が剣を構えた。
つまりこのまま戦うということ…?
……つまり、顔面アタックを『我慢』しなくてはならないのか!
待って!待って!顔面はかなり痛いっ。ちょっ!タンマ!タンマ!藁はちゃんと渡したはずっ!なんで?!
………い、痛かった。でも、これで、レベル20になった。立てる。その前に、何故、1つ足りなかったのか気になる。『ユナ』は笑顔で話しかけて来る。わざとじゃないのは確かだ…では何故?
ムーが『ユナ』に話しかける。視線が外れた時ミーナが近づいてきた。
…?ミーヤが、小さな声で話しかけて来る。
『カカシ様、いいこと教えてあげる。藁の数1つ足りなかったのはね…1つは記念にとっておきたいと彼女がいったからよ。だから彼女のアイテムボックスの中にあなたの藁が1つ入ってるわ。謎は解けた?カカシ様?』
……すごくすごく『嬉しい』!そうか、だから足りなかったのか!それなら、『納得』だ。
そういえば!『自分』がレベル20に上がったように『ユナ』もレベルが上がっているはず…教えてあげないとっ!
やっぱり『ユナ』もレベルが上がっていたようだ。
嬉しそうに笑って…『かわいい』。
『ステータス』を割り振った『ユナ』がまた、『自分』に挑戦的な目でこちらを見る。
すると、ムーもやりたいと言いだし、『ユナ』もやる気になる…。
でも、『ユナ』にはまだレベル20の『自分』を相手取りながらの戦闘は難しいと『考える』。その旨をミーヤに伝え2人を見守ることにした。
だが、ユナは自分と先に対戦したことにより、レベルとステータスが上がっているので、難なく倒してしまう。さすがだ。
これなら、討伐の依頼も簡単に終わるだろう。
だが、この世界に来ている『異界人』は『ユナ』だけではない。そのことについて、ミーヤが言うと、調合を頑張ると言う。
さすがだ…『異界人』ですぐにでも溢れるため、すぐにポーションの類は切れてしまうだろう。『ユナ』はそれをも見越していたのか…?
するとミーヤがやり方についての指導の適役。メグのところに行くように言った。ムーが案内するようだ…
……嗚呼、お別れか。…いや、待てよ?『自分』は『ユナ』と冒険したいのだ…!こんなところで『待つ』のではなく…ついていきたいのだ!そう強く『想った』ことにより、手元に藁と同じ色が光る石が出て来た!これは!すぐに受け取ってもらえるかどうか聞くと…
「もちろんです!」
『ユナ』と契約した。これで、『ユナ』のそばに居られる!
こうして、カカシさんは仲間になった!!
つづく!




