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ここは様々な人が仕える宮廷。そこでは事件が多発する。それに対応するのが……
「宮廷管理人……」
私は呟いた。本当につまらない。書類に面と向かうか、事件解決のために宮廷の中を歩き回って調査するかの二択。しかも、宮廷管理人になって、一月も経つのに調査以来0!!お父様にいわれた仕事内容?そんなのただ一つ。
,書類をさばけ!,足を運べ!,
これだけ。で、今はというか毎日書類の時間。よくわかんない案件ばかりで、正直どうでもいいものが多い。例えば、武官の殴り合いとか。酒飲み過ぎて倒れたとか。どうせなら、宮廷の中歩き回って調査するほうがいいのにな。
「いっそのこと、宮廷脱走でもしようか………」
宮廷脱走は重罪だが、私の思考回路によぎって、真剣に考えていると
「氷間殿!新しい案件が入ってきました!」
宦官が、書斎の扉をバン!バン!と叩いた。
うわ!びっくりした。私の声聞こえてないよな?
この書斎は鍵がかかってるから、扉を叩かないといけない。でもそこまで強くなくてもいいのにな。
「今いく。」
今から私は男だ。まあ大事なところ失ってるけど………
私が扉を開けると宦官は、中にザザサと入って、私を見た。
「いつもみたいに、机に置いてくれ。」
ああ。書類仕事増えたー
「いえ、今回はそういう案件ではないです。」
おお?!もしやこれは?あ、平常心、平常心
「ではなんだ?」
「調査以来が来ました」
「わかった。いついけばいい?」
「それが……明後日には。」
「わかった準備しておく。」
「では私は失礼します。」
そういうと宦官は部屋から出ていった。私は鍵をしめて、誰も周りにいないのを、窓から確認してから、
「やった!調査以来だ!宮廷管理人になって初だな。よし!気合い入れるぞ!……でも……ああ……そうすれば………」
~そうして氷間は、調査以来の日を迎えるのであった。~




