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彼女に捨てられた社畜、覚醒スキル《∞ウェポン》でダンジョン無双  作者: 音有五角
第四章「後継者争い」

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合同ダンジョン攻略の後

~グループチャット“スマイル・アドベンチャー”~


青宮『お疲れ様です。協会が合同ダンジョン攻略の感想や意見を提出してほしいようなので、各員一言だけでいいので、正直なコメントをください』


樹『正直でいいの?』


青宮『匿名なので大丈夫』


樹『疲れた。やっぱりいつものメンバーがいい』


白井『私も疲れました。慣れないメンバーは色々と大変です』


青宮『フェミ旅団組が満身創痍な件』


青宮『ギルド入る前はいつメンなんてなかったから、慣れていると思ったんだが』


樹『いつメンの中に入るのと、急造メンバーに入るのとでは、結構違うよ』


青宮『なるほど』


青宮『フェミ旅団組、ありがとうございます』


樹『まだギルドにいるの? 忙しい?』


青宮『姫咲さんと書類作業中。ワンチャン感想も終わらせたい』


樹『あっそ』


青宮『なぜ急に冷たくなる』


荒木『1、連携の練度が高く、前衛が乱れることはなかった

   2、個人の戦闘力も高く、安定していた

   3、なにを言っているのかわからないことが多かった』


青宮『荒木さん、ありがとうございます』


先輩リーダー『勉強になった』


青宮『先輩もありがとうございます』


乾『青宮がブラックだということがわかった』


青宮『乾もありがとうございます。ギルドはホワイトでありたい。獅子山さんのとこ、ホワイトだったのか?』


乾『そうだね。休憩もしっかりしてたし、定時だったよ』


青宮『そんなギルドあるのか』


乾『ノルマがある時から、そんな感じだったみたいだよ』


青宮『すごい人だな、獅子山さん。会議ではボロカス言われてたけど』


乾『そうなの?』


白井『仲悪いのかな』


青宮『まあ、そんな感じ』


乾『獅子山さんが後継者だと嬉しいなぁ』


乾『優しそうな人だったよ』


樹『この業界で優しい人って、大丈夫かな』


白井『すごいこと言うね……』


樹『青宮くん、ナンパされてない?』


青宮『いきなりなんだ』


樹『アーツファイト以降、青宮くんの書き込みが多いから』


青宮『協会に言われて公式アカウント作ったんだけど。SNS。ギルドマスターは必須でさ』


樹『うん』


青宮『その手のDMがすごい来る』


乾『え、マジなの?』


青宮『アーツファイト以降すごいな。あんま内容見てないけど』


乾『アーツファイトの選手はモテるって聞いたけど、本当だったんだ。冒険者ドリームだね』


白井『乾さん、興味深々……』


乾『急な苗字呼び!? 違うって、興味はないよ。本当に!』


樹『青宮くん、嬉しそう』


青宮『いやべつに、内容は見てないが』


樹『あっそ』


青宮『なぜ定期的に冷たくなる?』





 事務所で書類作業が終わり、青宮は椅子に座りながら伸びをした。


「お疲れ様です」


 姫咲がにこりと微笑む。

 2人は帰り支度をした。

 時刻は20時。随分と遅くなってしまった。

 姫咲は顔を赤くして、青宮をじっと見た。


「あ、あの、青宮さんはこれから、どうするんですか……?」


 勇気を振り絞った問いかけに、青宮は答える。


「ん? ああ、ダンジョンへ行く」


「え? 今からですか?」


「今から」


「そう、ですか。一緒に帰れると、思ったんですけど……」


 姫咲が耳が赤くしている。

 青宮は思わず、ドキリとした。

 だが例によって女性不信は治ってないので、つい、距離を置いてしまう。


「青宮さんが頑張り屋なのは、知っているので。応援してますねっ」


「あ、ああ」


「でも、無理は禁物ですよ?」


「わ、わかっている。軽く第6層を見たいだけだから」


 動揺しつつ、姫咲と別れダンジョンへと向かった。

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