メイジリザード
17時から第五階層で、シールドリザードマン狩りを続けた。
守りがウリのはずのシールドリザードマンをあっけなく倒していく。
たまたま近くで狩りをしていたパーティーが、ソロで無双する青宮を見て「なんだあれは……?」と呟くほど、イレギュラーな光景であった。
そんな異常な戦闘をしていると、18時にレベルアップした。
『――青宮 翼のLVが23へ上がりましたHP+82 MP+27 攻撃+26 防御+19 魔力+26 精神+19 俊敏+18』
『――水魔法、炎魔法のLVが6へ上がりました』
『斧術LV5→6へ上がりました』
さらに魔法のレベルが上がり、魔法攻撃の威力が上昇。
勢いに乗ったまま、次のシールドリザードマンを狙う。
しかしそのリザードマンは、パーティーであった。
3体の前衛である、盾持ちのリザードマン。
そして後衛にいるのは、杖を持ったリザードマン――メイジリザードであった。
第五階層を少し進むと出てくる、魔法を使うリザードマンだ。
「3体程度、すぐに突破してやる」
シールドリザードマン3体相手するのは初めてだが――少し数が増えた程度では、ベルセルクを発動した青宮の敵ではない。
目にも止まらぬ速さで移動し、斧を振り、盾を砕く。
重い一撃に、3体のシールドリザードマンは守る術もなく撃破されていった。
しかし――そのわずかな時間で、十分であったようだ。
メイジリザードは、互いの杖を合わせて天へ掲げる。
杖の先には、巨大な闇の玉が現れていた。
禍々しい、黒い魔力による破壊の魔法。
「ぐるるるっ!」
メイジリザードは杖を振るう。
カオスな闇の魔力は、青宮めがけて跳び出した。
「闇の魔法……かっこいいな」
青宮は左手を天へ向けて伸ばす。
4メートルほどの、長い炎の槍を魔力で召喚。
「ファイアランス――消し飛べ!」
左腕を振り、炎の槍を投げる。
弾丸のごとく飛び出した炎の槍は、闇の玉を呑み込み、一瞬にして燃やし尽くした。
「「ぐるっ!?」」
2体のメイジリザードは驚いて、逃げようと青宮へ背中を向け走り出す。
しかし真っ直ぐに飛ぶ炎の槍は早く、メイジリザード2体を包み込む。
激しい炎に焼かれ、その体は瞬く間に魔石へと変わった。
ずどおおおおっ! という爆音と共に、紫色の床から煙が立ち上る。
「よし。魔法も良い感じだな」
青宮は手応えを感じた後――すぐに移動を開始する。
アーツファイト前日。
さらなる力を求め、ひたすらリザード達を狩る。
例によってその追い込みは尋常ではなく。
夜の23時まで続いた。
眠い。
疲れた。
そんな弱音すら、元社畜は吐かなかった。
やがてシステム音は、彼のレベルアップを告げる。
『――青宮 翼のLVが24へ上がりましたHP+82 MP+27 攻撃+26 防御+19 魔力+26 精神+19 俊敏+18』
青宮はリザードマンパーティーの魔石を回収しながら、己のステータスを確認した。
「まあ、今日はこんなもんか。明日は当日……たく、こんなにワクワクしない催しも、珍しいよな」
青宮 翼 男 21歳
LV24
HP 1339→1752
MP 442→577
攻撃 383→513
防御 266→361
魔力 381→511
精神 280→375
俊敏 249→339
∞ウェポン
HP+290→320
MP+140→170
攻撃+200→210
防御+140→170
魔力+180→210
精神力+140→170
俊敏+140→170




