ステータス、見せて?
ヘヴィゴーレムを狩っていた後ということもあり、第三階層へと向かう途中で少し休憩を入れることにした。
今朝のこともあるので、出来るだけ樹とは会話をしたい。
「そういえば、樹も第三階層へ入れるんだな」
「うん。昨日、セイバーゴーレムは倒したの。パーティーに入れてもらったんだけどね」
「そっか」
「ねえねえ、ステータス見せて? セイバーゴーレムソロ撃破なんでしょ?」
木陰に腰を下ろすと、樹は当然のように青宮の右肩へぴたりと寄りそってきた。
ふんわり甘い匂いが鼻をくすぐる。
(ち、近い……)
「あれ? 意外にLV低い……というか、なにこれ? この前見た時、こんなにユニークスキルなかったよ?」
「この前見た時ってなんだ?」
「ぴゅっ、ぴゅぅ~~~♪」(※口笛吹いている)
「樹も後でステータス見せろよ。主にスキル。この前もおかしいとは思ったが、多分、鑑定あるだろ。で、それを勝手に使った」
「ううっ……正解です。というか、このスキル達はなんなの?」
青宮 翼 21歳 男
LV 13→15
HP 928→1090
MP 307→361
攻撃 253→305
防御 171→209
魔力 251→303
精神 171→223
俊敏 159→195
スキル ∞ウェポンLV∞ 斧術LV3 ベルセルクLV2 ブラックソウルEX
「スキル説明はこんな感じだな。あとステータスは、∞ウェポンを足した数字になる」
ベルセルク LV2
消費MP50。自己強化スキル。攻撃力、俊敏を110%上昇。防御、精神力を20%ダウン。効果時間は7分、クールタイム10秒。
ブラックソウル EX
永続バフ。全ステータスが30%上昇する。
∞ウェポン
HP+130→180
MP+60→90
攻撃+110→150
防御+60→90
魔力+60→90
精神力+60→90
俊敏+60→90
「っ!? 装備のステータス補正すごっ……! 私なんて、杖の攻撃+20と魔力+50だけだよ? しかもなに、この上昇値のバフ……ブラックソウルは永続なの!?」
「ああ。あと、確認した感じだと、∞ウェポン装備後の数字を参照にしているな」
「……∞ウェポン持って、スキル発動させてよ。そしたら、反映されたステータス出るでしょ? そっちを見せて」
「わかった」
休憩時に解除していた∞ウェポンを右手で持ち、ベルセルクを発動させた後、ステータスをオープンする。
∞ウェポンの補正及び全体のバフの合計値……攻撃、俊敏が140%、防御、精神力が10%、それ以外の30%上昇を反映させたステータスがこれになる。
LV 15
HP 1651
MP 586
攻撃 1092
防御 328
魔力 510
精神力 344
俊敏 684
「な、なにこれ……特に攻撃高すぎ……」
「でも、バランス悪いせいで耐久面が押されるんだよな。死にステータスになっている魔力を分けられたらいいんだが。魔法ないのに、魔力伸びるんだよな」
「……私も見せないとダメ?」
「もちろん」
「ううっ……悔しい……」
樹 小春 21歳 女
LV 21
HP 1236
MP 564
攻撃 313
防御 316
魔力 410
精神力 321
俊敏 319
スキル 召喚LV2 回復魔法LV4 攻撃魔法LV2 鑑定
「LV21か。じゃあ、推薦LV25のセイバーゴーレムは無茶したんだな」
「LV15でソロ攻略した人に言われたくないよ!? 私のが六つもLVが上なのに、一つも勝っている項目がない……!」
「そりゃ、俺はバフ込みだからな」
「そもそもバフの倍率がおかしいの!? 普通、高くても50%上昇だよ? 項目だって、一か所か、多くても二カ所。全部上げようってなったら、強化魔法とかバフ特化のスキルがないと無理だよ」
「いうほど、良いステータスとは思えないけどな……樹みたいに魔法が出来るわけでも、召喚が出来るわけでもない。バランスも悪いし、魔力は死にステ。スピードとパワーでゴリ押すスタイルになる」
「そのスピードとパワーがバグっているよ……」
はあ、と樹が自信を失ったかのようにため息をついた。




