現状確認
ダンジョンへ入った後で、ようやく青宮は思い出した。
受付の時に提示して、ようやくステータスを確認しようと考えたのだ。
脳が確実に疲れている証拠なのだが、本人は忘れていたくらいの感覚である。
「さて。改めて確認、と。ステータスオープン」
青宮 翼 21歳 男
LV 3 →8
HP 221 → 545
MP 68 → 177
攻撃 45 → 134
防御 30 → 89
魔力 43 → 132
精神 30 → 89
俊敏 28 → 82
スキル 斧術LV1 → LV2
斧術はLV2へ上がったようだ。
ステータスも大幅に上がり、全体的に3倍ほどに上昇している。
もうレッドシープの次へ行ってもいいくらいだろう。
ダンジョンにはエリアボスというのが存在する。この第一階層には2体のエリアボスがいて、どちらも倒すと第二階層へと進む資格を得ることができる。第二階層へ続くテレポートポイントがあるのだが、それを扱えるようになるのだ。
青宮はもう、エリアボスのソロ撃破を考えていた。
そして∞ウェポンのステータスも確認する。
∞ウェポン
HP+20 MP+20 攻撃+40 防御+20 魔力+20 精神力+20 俊敏+20
ベルセルクLV1
冒険者「青宮 翼」以外装備不可である。
昨日の誤差レベルであった上昇値から、そこそこの上昇値となっている。これを装備した後、全てのステータスが3桁を突破しているのだ。特に攻撃力の成長は良く、LV1の良質な斧と同等のものとなっていた。
そしてなによりも、ややピーキーな性能だがベルセルクの存在は大きい。
これがあれば、クリムゾンシープのような格上相手でも戦い抜くことが出来るだろう。
☆
まずは、比較的倒しやすいと言われるエリアボスがいるところへ移動した。森の奥深く。ドームのように、円状に開けた部分があって、その中央に全長3メートルはある巨大な緑色のカマキリがいた。
名前は「キングマンティス」。鎌による攻撃はかなり強力で、魔法攻撃などの特殊な行動はとらないが、第一階層の第一関門として名前が上がるエリアボスだ。
協会の発表によると、レベルは12。
青宮から見れば一応は格上だが、レッドシープよりは2個下。
冷静に対処すれば、勝てる相手だとふんでいた。
「よし。いくぞ」
青宮は∞ウェポンを持ちながら、堂々と円状の中へ入場。
キングマンティスは縄張りへ入った侵入を怒るかのように、両腕である鎌を大きく広げた。




