繧ウ?・リー繝ー
猪塚を床に置きつつ、青宮は∞ウェポンを構える。
「……お前は死んだはずだ」
こちらの問いかけに、工藤が答える。
しかしその声には、所々にノイズが混ざっていた
「僕の死体を直接見逶エかい?」
「……」
青宮は呼吸を整える。
(落ち着け。ここはダンジョンのボスフロアだ)
ダンジョンの中には、精神攻撃をするギミックがある場所があるという。
これはその類だと、青宮は推測した。
「見てい※いはずだ。ならば、なぜ死ん縺ィと言い切れるんだい?」
精神攻撃への対策はシンプル。
青宮は会話を試みず、前へと踏み出した。
工※は手をかざし、スキルを発動。
「繧ウ?・リー繝ー」
ノイズのひどい声で詠唱。
彼の足元から、鎌を持った死神が現れた。
青宮が振り下ろした斧を、大きな鎌が受け止める。
ガギィン! と、重々しい金属音が辺りに鳴り響いた。両腕が痺れる感触と共に、ギリギリギリ、と鍔迫り合いをする。
(さすがにあの時より、かなり強くなっているか)
押し込むもその勢いを利用するように、死神は後ろへ下がる。
※藤も後方へ移動していた。
「外に樹がい搾だろ? あ縺子はさっき、僕がお※した。君の名前を呼び榊がら、※かされていたよ」
(うざいな)
工※の揺さぶりには答えてやらない。
樹の名を出して来るのが、余計に腹が立つ。
彼女をNTRされたから、こういうのが効くんでしょ? と、ダンジョンに煽られているかのようである。
「……」
対して死神は無言で距離を詰めてきて、鎌を振るう。
休みなく襲いかかる鋭利な刃。
空気を裂く鋭い音がした。
青宮はそれを跳躍して回避していく。
(でもたしかに、樹がそういう目に遭ったら……)
樹のことも、姫咲のことも意識していないといえば嘘になる。
ダンジョンに見透かされているのだ。
しかしそれならば――答えは簡単だ。
この戦いをさっさと終わらせてここから出る。
青宮は間合いをとった後、斧に魔力を込めた。スキル、カオス・クレイブを発動し死神めがけて斧を振るう。
鎌で斧を受け止められたが、ダークブルーの炎が鎌を焼き、死神の体を切り裂くように両断。
ズドンっ! と、爆発音のような大きな音が鳴るのと同時に、死神はカオス・クレイブの炎によって焼き尽くされた。
床には攻撃の衝撃を物語るかのように、クレーターのごとくえぐれている。
「動く¥。青宮 翼」
※藤は左腕で猪塚を抱え、右手で剣をとりその首筋に当てていた。
「ダンジョンの作り物でも、やることは同じなのか」
青宮は舌打ちをする。
あの時とまったく同じ。
工※は再び――人質をとった。




