131/188
落下物を届けるかどうか
「移動企画」参加作品へのアンサーストーリーです
昇降口を出て校門へと向かう。我が校は校舎と校門が直角の位置にある。校舎に沿って歩いていると、頭にコツンと何かが当たった。
「こんな折り方だからすぐ落ちるんだよねー」
紙飛行機研究会所属の彼女が鼻で笑う。見上げた窓辺には人影が。
「あ、物理20点。なるほどね」
「やめとけよ」
「返してくる」
「やめろよ」
「じゃどうすんの?」
「事務室に落とし物として届ければ」
「それもどうなの」
氏名くっきり、点数はっきり。個人情報満載の答案用紙である。さて、どうしたもんかね。
お読みいただきありがとうございます
原作はこちら
コーラルピンクの空を白い飛行機が飛んだ
作者:高取和生
https://ncode.syosetu.com/n3100hh/




