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ステンドグラス
「お仕着せ企画」参加作品へのアンサーストーリーです
砕け散る幾多の色は、夜の静寂に漣を起こす。何故割れたのか色硝子。目眩く月夜の森の奥深く、若い娘が立ち尽くす。
蒼白い月光の波に揺れ、娘は空を仰ぎ見る。落ちてくる。落ちてくる。幾千万の硝子の欠片が。降る色硝子に傷ついて、娘の白い肌に朱が滲む。
風景は白黒になり、頬をつたい手足を濡らす血の雫だけが赤い。絶え間なく降る色硝子も、いつしか全て色を失う。娘は黙して立っている。
誰を待つ月下の乙女。薔薇の帯さえ破れ垂がる。
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原作はこちら
月華心中
作者:神宅 真言
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