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「見た目」を気にすること

 就職活動でも恋愛でも、「見た目」というのは非常に重要なことです。ここで第一印象が決まってしまうため、この後の行動もその視点でとらえてしまうことが多くなります。

 小説においても、第一印象が悪いと、その先まで読んでもらえないことが多いです。いわば何でも「第一印象」は、甲子園の県予選みたいなものでしょう。


 小説において第一印象を決める要因としては、紙媒体であればタイトルであったり表紙であったりするわけです。ネット小説では、それに加えあらすじも入るでしょう。

 人によっては「タイトルを見て決める」という人もいますから、ここらへんをおろそかにしているとなかなか本編まで読んでもらえなくなるでしょう。


 ひとまず「見た目」で重要そうな点をいくつか挙げてみます。


・タイトル

 まず読者が目に触れる部分です。人によりますが、このタイトルからして面白くなさそうな物は、すぐにスルーされるでしょう。出来ればインパクトがあるもの、読みたくなるようなタイトルにしたいものです。


・あらすじ

 ここは、「この話はどういう話で、どういうところが面白いのか」ということを重点的に書きましょう。たまに「誤字脱字が多いですが」とか、「初めて書きますが」とか、「つたない文章ですが」とかいうネガティブなコメントを見ますが、必要ないです。

 例えばお店で何か買おうとしたときに、店員さんから「この商品は欠陥がありますし他のものより機能は劣りますが買ってください」と言われて、買う気になるでしょうか。読者も、そういうのを見ると「そんなもん読ませるな」と思って読む気が失せます。


・プロローグ(第1話)

 たとえ本編を読んでくれても、最初の数行読んだだけで読みたくなくなる文章では、その先も読んでくれません。

 プロローグは、この先どんな話になるのか、読みたくなるような話を入れるようにしましょう。少なくとも、最初の数行読んでダメだと思われるような文章だと、「どうせこの先も同じようなもんだろう」と思われてしまいます。


・レイアウト

 横書きのネット小説だと、縦書きではあまり気にならないような行間でも、結構詰まって見えて読みにくく思えてしまいます。

 それを解消するために、例えば空行を頻繁に挟んだり、少なくともセリフと地の文の間は空行を入れるというルールを入れたりして工夫している人もいるでしょう。

「小説家になろう」では行間を広くする設定もできますので、それを変えるだけでも随分見た目が変わると思います。


 たしかに「重要なのは中身」なのでしょうが、見た目をまったく気にしない人は、まず中身を見てもらえません。

 いかに「読んでもらいたい」と思わせるか、というテクニックは重要です。特に商業作家を目指す人は、「どうやったらアクセス数が増えるのか」=「どうやったらお客さんの目に留まるか」を考えることは必要不可欠になるでしょう。


 見た目を少し良くするだけで、周りの小説とは差がつくのです。

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