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「定期更新」が生み出す信頼感

 ネット小説は、「更新されたそばからすぐに読める」という特徴があります。

 小説が読める環境があれば、家でも電車の中でも会社でも、重い本を持ち歩かなくても読むことができますし、途中までしか書かれていなくても、そこまでは読めるわけです。


 連載小説を読んでいて、それが完結済ではない場合、やはり読者としては次が待ち遠しくて仕方がないと思います。

 アニメや漫画でもそうですが、やはり一気に読むのはしんどいですから、継続して少しずつ読んで楽しみたい、というのがあると思います。


 しかしながら、ネット小説には(公募などは除いて)締切は無く、作者の時間と都合によって更新状況が異なってきます。

 暇な人やアイデアがすぐ思いつく人であればガンガン更新するでしょうが、忙しい人や書くのが遅い人は更新が滞りがちになります。


 もしあなたが読者で、完結していない連載小説を読んでいる場合、更新して終わっているところまで読んだ後にどう思うでしょうか。


 継続して読むということは、続きを楽しみにしているということです。

 なんでもそうですが、「次は○○更新します」や、「次は○○にやります」というように報告されていれば、それまでは待つことができると思います。

 ところが、いつやるのか、いつ更新されるのかわからないものというものは、不安や不信感と言うものを持つと思います。

 また、「○日に更新します」や「毎週○曜日に更新します」と書かれている場合でも、その時に更新されていない場合も同じです。


 定期的な更新、言ったことを守るということは、読者との信頼関係を築くために重要なことです。

 なかなか時間が取れなくて更新ができない人でも、例えば活動報告でこまめに現状を報告するなど、「その作品がどうなっているのか」という状況を把握できるようにしておくことで、作者への信頼が高まります。


 約束を守るということは、何も小説だけの話ではありませんし、ましてやプロを目指すなら必要不可欠なことになります。

 コンテストや公募には締切があります。期日までに投稿しなければ受け付けてもらえません。また、プロになれば原稿の締め切りがあります。

 このような締切に遅れないようにするためにも、最低限自分が決めたルールを守るくらいはする必要があるでしょう。


 小説は、読んでくれる人がいて、初めて価値が産まれます。

 趣味で書いたものや、他の人の目が気にならないような物ならともかく、ネットに上げている以上は誰かに読んでもらいたいはず。

 ただ読者としても、信頼できる作品を読みたいと思うでしょうし、信頼できる作品にはおもしろいものが非常に多いです。ランキング上位に入っている人も、そういったことの積み重ねが、結果を産みだしていると思います。


 小説は技術だけではありません。こういった、相手を思いやる心が必要ですし、作品にも反映されるのです。

 無理に「毎日更新」なんて言う必要はありません。無理のない計画をし、自分で言ったからには必ず守るという気持ちで書きつづけましょう。

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