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意外と難しいルビの振り方

 他のサイトはわかりませんが、ここ「小説家になろう」では、特定の操作をすることでルビを振る機能があります。

 ルビは読みにくい漢字や、特殊な読みをする言葉などに振るもので、本文を読みやすくしたり、文字だけの世界の表現力を上げたりする役割があります。


 しかしながらこのルビ、自分では適切に振ったつもりでも、他の人から見ると足りない、多すぎる、あるいは適切に振られてないと感じることがよくあります。

 私もいろんな話を読んで、「ここはルビ振ってほしいなぁ」と思うところで振られてなかったり、「ここは別にいらないのに」と思うところでルビが振られていたりします。


 では、ルビを振った方がよいところはどういうところなのか。例を挙げてみます。


・登場人物

 多くの読者が想定できる読みだったり、簡単な読みであれば問題ありませんが、最近は特殊な読みをすることが多いため、出来るだけルビを振った方がよいでしょう。

 特に、漢字自体は簡単でも読みに迷う物(例えば「夕美」を「ゆみ」と読ませるか「ゆうみ」と読ませるか、など)には、ルビを振っておきましょう。

 また、長い間ルビを振ってないと、読者が間違えたまま覚えている可能性もあるので、話の区切りでルビを振ったり、登場人物に名前を呼ばせたりして、登場人物の名前を覚えてもらう工夫をしましょう。


・特殊な読み

 例えば「輪舞曲」と書いて「ロンド」など。ライトノベルだと、結構特殊な読みをする場合があります。

 特殊な読みにルビを振るのは、多くの人がやっていると思います。ただ、あまりに特殊な読みだらけで、ルビがいっぱいの文章だと、読みづらく感じますので、あまり多用しない方がいいでしょう。


・難しい漢字、難読漢字

 一番多いのが、難読漢字にルビを振ってないケース。読み方が分かれば「ああ、そういうことか」と思うことでも、いざ漢字になると読めない場合が結構あります。

 現在はワープロ変換がありますので、筆者はそういうことをあまり意識せず、ルビを振らないのかもしれません。しかし読者側からすると、「あれ、これなんて読むんだっけ」と読めないまま飛ばしてしまいます。そうなると、せっかく考えた良い表現も、読者に伝わらなくなってしまいます。

 はっきりとした基準はありませんが、一般の高校生が読めそうにない漢字は、ルビを振った方がよいでしょう。


・難読地名

 難読漢字と同様なのですが、地域によっては当たり前の読みでも、他の地域の人から見れば難読になる地名も多数あります。

 北海道の地名なんかは、有名なところでなければ読めない地名も数多く存在しますので、気を付けましょう。


・専門用語

 一般的に浸透しているものもありますが、その道に精通していないとわからない略語や、読みづらい専門用語もありますから、一般の人が分かりそうにないものはルビを振った方がよいかもしれません。

 ただ、略語については、長くなることもありますから、ルビではなくてカッコ書きで説明を入れた方がよい場合もあります。


 ルビは多すぎても少なすぎても、読みづらくなってしまう、ちょっと厄介なものです。

 どれくらいルビを振るのが適切かは、他の作品を読んでみると大体わかると思います。

 あまりにルビが多いと感じた場合は、開けるところは開いてしまうとよいかもしれません。

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