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ワタシトノベル――私の小説の書き方メモ  作者: フィーカス


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展開が早い方が好まれる?

 あまり読む方は好きではないのですが、時々ツイッターのフォロワーさんの話を読んだり、感想(酷評)を書くために、なろう小説を読む機会は結構あります。

 本当は書く前にたくさん本を読んでおいた方がよいのですが、書く方が忙しくてなかなか。連載が終わったら、いろいろと読んで勉強したいところではあります。


 インターネット小説を読んで勉強するのであれば、そこには評価や感想といったものが付いてくるものが多いと思います。できれば、本文だけでなく、感想も一緒に読んで、他の人はどう感じているかと言うのも参考にするとよいでしょう。

 自分ではよいと思っていたことでも、他の人からは良くないと思われていたり、逆に自分ではよくないと思っていても、他の人は面白いと思っていたりするかもしれません。

 こういうところで、自分と読者のギャップを埋めていくヒントが見つかるかもしれません。


 さて、私も小説を読んだら大抵感想欄を覗くのですが、よく目にするのが「もう少し展開が早い方がいい」という意見です。

 個人的には「小説なんだからこれくらいの方がいいのかな」と思ったものでも、他の人からすると「もう少し展開を早くしてほしい」と思っているようです。


 たしかにアニメや漫画を見ていると、案外サクサク展開が進んでいる物が多いように思えます(たまにカイジみたいに、やたら展開がゆっくりなものもありますが)。現代人、結構テンポやスピードを重視しているのかもしれません。

 その理由を察するに、「早く結末を知りたい」と言うのがあると思います。

 いろんな事件、イベントが起こり、登場人物が動いていく。そういう動きにも注目してもらいたいところなのですが、マンガやアニメは絵である程度わかるのに対して、小説は文字を全て読まないと顛末が分からず、結末を迎えるまで長く感じるのではないかと思います。

 絵にすれば数コマ、あるいは一コマで終わるものも、情景描写や心理描写が必要な文字にすると丸々一ページ使わないといけないこともある。そのために、マンガやアニメのようにスピーディーに動かしにくいのです。


 小説では冒頭文が結構重要で、ここで読むのをやめてしまう人も多い、と実際読むとわかると思います。早い段階でシステムや事件の核心に入って行かないと、読者は早い段階で飽きてしまう傾向があるようです。「推理小説はさっさと死体を出せ」と言われるのはそのためでしょう。


 もう一つの理由として、同じ小説でたくさんのイベントが見たい、というものがあると思います。

 気に入った登場人物がいるなら、その登場人物が活躍する場面を、同じ小説でいろんなイベントで見てみたいと思うものです。同じイベント内だと、登場人物が活躍できる場面が限られますから、いろんなイベントでいろんな動きを見たいと思うでしょう。

 あるいは、せっかく読むのだから、同じ話でたくさんのエピソードを読みたいと読者は考えているのかもしれません。同じ一冊の本でも、同じイベント、エピソードがずっと続くのと、何種類ものエピソードが書かれるのでは、後者の方がなんとなくお得感があると思います(人によって感じ方は違いがあります)。


 人によって感じ方は違うものの、ある程度早い展開が好まれる傾向にあるようです。「ちょっと展開早すぎるかな?」と思うくらいがちょうどよいかもしれません。

 しかし、ただ展開が早ければいいというものでもなく、ある程度密度が濃い物でなければ、印象に残らないですし、おもしろいとも思われないでしょう。

 なかなか密度を高くしながら展開を早くするのは難しいですが、そこをどう描くかが、文字書きの本領と言ったところではないでしょうか。

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