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AIは孤独な作家の最強の「編集者」になれるか? —「書かせる」から「構築する」へ。生成AI時代の戦略的創作術—  作者: ざつ


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第5話 ④ストーリーラインの作り方

④ ストーリーラインの作り方

【最適】 Claude / ChatGPT

 理由: 読者の感情を揺さぶるエモーショナルな展開はClaude、王道の三幕構成などのフレームワークに当てはめるならChatGPTが安定しています。


 これがGeminiの回答でした。

 私はClaudeにやらせるかGeminiにやらせることが多いです。


 理由は、Geminiでキャラ設定と世界観設定を作る中で同じスレッドの中で延長線上にある作業としてそのままやってしまう、というのがパターン化していること。たまにClaudeに感情的な部分を作りこませてみようと、Geminiで作った、世界観とキャラ設定をベースに●話くらいの長さで話を展開するとしたら、という条件を与えて作らせることがあります。


 ストーリーラインの作り方と言っていますが、大枠から細かくしていくというのが私のやり方です。


 まず全体を三幕くらいで考えたときにそれぞれの幕で何をさせるのか。


 このときに、話の方向性や伝えたいテーマについて改めて壁打ちを行います。伝えたい内容によって、話の長さが変わっていきますし、その展開のために何話くらい必要か、というのをイメージするためです。


 まず、何を伝えたいのか、というのを決めて、こういうテーマでやりたいんだ、と生成AIに伝えてみて、それならこういうストーリー展開はどうでしょうか、という提案をいくつも見て、却下したり混ぜたりします。


 こうしてようやく作品のテーマがくっきりしてきます。キャラや世界観だけではなかなか決まらない部分で。後々のキャッチコピーやタイトルにも影響する重要な要素です。



 さて、だいぶ前にGeminiに聞いたところ、10万文字くらいで文庫本1冊だそうです。そして、これがアニメだと1クール分くらいの情報量だそうで。そうすると、Web小説がよく言われる3000文字くらいが隙間時間に読みやすいという点からは、35話くらいで話を展開させる必要がある、と目安ができます。


 つまり三幕構造や起承転結をこの話数のなかで行うようにイメージをしながらストーリーラインを作っていくことになります。


 一方で序盤の引きを作ることも重要です。最初の5-10話くらいで世界観にはまると比較的継続して読まれやすい、とも言われているので、最初の序盤の5話前後の展開は特に丁寧に作りこむ必要があるわけです。


 この段階でも何度も生成AIと壁打ちして、どこに山があって、どこで緩急をつけるか、というのを納得いくまで繰り返します。ここがブレブレだとこのあとのプロットづくりので苦労するし、いざ本文を作り始めると途中で話数が大幅に足りなくなったり、逆に余ったりしますし、どこに向かう物語かわからなくなります。


 ようやく全体の青写真ができてきました。


 ここまで2-3日かけて行ったり来たりすることが多いです。ここまで出来たら、一度、ワードファイルなどのドキュメント形式にして保管します。「世界観」「キャラ設定」「ストーリーライン」という三つのファイルが出来上がります。必要なら世界観のなかで、武器の種類や運用といったミリタリーやSF要素の設定を突き詰めておきます。


 次のステップとして、これらのファイルから、1話ごとに何をやるかといういわゆる「各話のあらすじ」を作ります。


 これも場合によっては段階的に行っています。


 最初は、各話100文字程度で書いてもらう(この時点でだいたい各話の仮タイトルとか勝手につけてくれます)。


 35話あったら3500文字くらいですので、大きくやりたいことがずれていないか、1話3000文字という想定で考えたときに詰め込みすぎたりしていないか、というのを確認してみます。たとえばバトルアクションとかだと、戦闘が1話で終わるということは少なさそうなので、1話で決着とかなっていたら現実的ではない割り振りの可能性があります。


 これを各話200文字くらいに増やして、最後までペースを維持していそうか確認します。


 想定がすかすかのストーリーラインだと、生成AIからの出力が、後半に行くほど200文字も書けなくなって、どんどん短くなる傾向が出てきます。ひどいと28話~30話でこんな感じと丸められてしまうことすらあります(結構Geminiはそういう手抜きをします)。


 そういうのをそのままにすると、1話ごとに何が起きるのかまったくわからないストーリーラインになってしまいますので、この次のプロットの段階、本文作成の段階ですかすかな内容になって、1500文字にもならない内容になったりします。


 大きな矛盾や1話ごとの内容のボリューム的に3000文字くらいで作れそう、と思ったら、いよいよ本文の骨組み、詳細なプロットづくりに進みます。


 ストーリーラインについては最終的な本文ドラフトのプロセスでは使わない中間産物の位置付けです。

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