63 サティンに男の身体の作りを教えてみた
「ここが私の家よ。狭いけどどうぞ」
「お邪魔します」
ラーシエルの町の外れにサティンの家があった。
見るからに古そうな家だ。
中に入るとそこは調理場とお風呂場などを除けば一部屋しかない。
その部屋にベッドや食事をするようなテーブルや服を入れる小さな箪笥などがある。
「荷物はテーブルに置いてくれる?」
「うん」
俺は自分の荷物をテーブルに置いた。
サティンは椅子をベッドの横に持って行って絵を描く準備を始める。
「さあ、準備ができたわ。ハリー、裸になってベッドに横になって」
「え?」
当たり前のように俺に「裸になって」というサティンに俺は戸惑う。
「裸の絵を描くの?」
「そうよ。人間の肉体の描写は絵の基本なの。細かい描写には裸の肉体が一番なのよ」
「まあ……別にいいけど」
俺は別に裸になっても恥ずかしいとは思わないからその場で服を脱いだ。
そして下着も脱ごうとするとサティンはそこで初めて慌てた声を上げる。
「だ、大事な部分はこの布で隠して!」
「え? ああ、分かったよ」
サティンから布を受け取り俺は自分の腰に布を巻いた後に全裸になった。
「ベッドに横になってちょうだい」
「こんな感じ?」
ベッドの上に横になった俺はサティンの方を見る。
「そうそう。上半身は起こして横を向いて片足は立てる感じで…」
サティンの指示に従って俺は身体の位置を変える。
けっこうこの体勢って辛いなあ。
「そのまま。そのままジッとしててね」
サティンは椅子に座って俺の姿を描き始めたようだ。
少し辛い体勢だが真剣に絵を描いているサティンを見ると協力してあげたいという気持ちの方が強くなる。
だけど、ジルヴァニカ帝国の3000年の歴史の中で裸の絵を描いた皇帝って俺が初めてだろうな。
まあ、今は皇帝じゃないけど。
そんなことを思いながら俺はジッとその体勢のまま動かない。
サティンは何度も何度も書き直しているようだ。
たぶん、自分の納得する絵が描けないのだろう。
「サティン」
「なに?」
「絵を描く前に人間の身体の構造を学んだ方がいいんじゃない?」
「身体の構造?」
俺は動かずにサティンに説明する。
「筋肉の付き方とか関節の曲がり方とか、まずは自分で触って確かめた方がより絵を描くのにいいかと思って…」
「そうだわ! 男性の身体は女性とは違うものね! ハリーの言うとおりまずは男性の身体の構造を知らないとよね!」
椅子から立ち上がりサティンが俺に近付く。
「ハリー。さ、触っていい?」
「いいよ。好きに触って」
俺の許可を得てサティンは俺の顔や胸や腕を触ってくる。
少しくすぐったいけどこれはサティンの為だから我慢しなきゃね。
「硬いだけかと思ったけどしなやかな感じがするのね、男の筋肉って」
サティンは念入りに俺の身体を触る。
そしてサティンの手は俺の下半身に伸びた。
股間の部分は布で隠されているとはいえ、サティンに身体を触られた俺は反応して股間が大きくなっている。
サティンも俺の欲望が布を押し上げてるのが分かったらしく俺の股間の部分を見て固まった。
「こ、これって普段からこんな形じゃないわよね?」
「そうだけど。サティンに触られたら反応しちゃった。サティンは男のモノは見たことあるの?」
「っ!」
俺に問いかけられたサティンは顔を赤くする。
「わ、私は一度しか男の人とし、したことなくて…その時は暗い部屋だったから、よ、よく見たことは…ないの……」
そうか。サティンは一度しか性交の経験がないんだね。
それならサティンが男の身体の構造をあまりよく知らなくても仕方ないか。
「それならちゃんと男のモノも見た方が絵の勉強になるよ」
俺は自分の腰にあった布を取った。
「きゃっ!」
短い悲鳴を上げてサティンは両手で自分の目を覆った。
「ちゃんと見ないといい絵は描けないよ。サティン」
「う…うん…」
そろそろとサティンが自分の手を顔から離す。
「す、すごい…これが男の人の……」
食い入るようにサティンは見ている。
「あ、あの…さ、触っても…いい?」
「え? ああ、別にいいよ。サティンの好きにして」
サティンはゴクリと唾を飲み込んで手で触り始めた。
慣れていない手つきが逆に俺に快感を与える。
「まあ! まだ大きくなるの? どうなってるのかしら?」
サティンは興味津々で弄り続けた。
俺は段々興奮してくる。
う~ん、もう限界かも。
「そんな触り方したら我慢できなくなるよ。サティンの絵を描く協力はしてあげるからサティンとヤラせて♡」
「え?…きゃああ!」
サティンの身体を捕まえるとベッドに引きずり込んだ。




