39 エリーゼの武器の鑑定を受けてみた
俺はある大きな武器屋に入ってみた。
剣や槍や弓矢などが置いてある。
「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
この店は女性が主人らしい。
女性の年齢は30歳くらい。
スラリとして背が高くて整った顔の綺麗な人だ。
「う~ん、特にこれといって探してる物はないんだけど。見るだけじゃダメですか?」
「そんなことはないですよ」
女主人がニコリと笑うとその女主人の美しさが際立つようだ。
「あら? お兄さんの剣は見事な剣ですね」
女主人は俺の腰にある剣を見つめる。
「ああ、この剣はミルドラードさんが作ってくれた剣なんです」
「え!? あの有名な鍛冶師のミルドラードの剣ですか!? お兄さん! その剣を見せてくれませんか!」
「え? いいですけど」
腰に差してあった愛剣をその女主人に見せた。
「す、すごい! 本物のミルドラードの剣だわ!」
女主人は興奮したように鼻息が荒くなる。
ミルドラードという人物はジルヴァニカ帝国に住んでいる鍛冶師でこの剣は俺が皇帝になった時にミルドラードさんに作ってもらった剣だ。
代々の皇帝はミルドラードさんが所属する鍛冶師の商会に剣を作ってもらっていたので俺も皇位を継ぐ時にこの剣をもらった。
儀礼用の皇帝家の紋章入りの剣と実戦用の紋章無しの剣をもらったから今回は実戦用の紋章が無い剣を持ってきた。
だからこの剣を見ても俺が皇帝だとはこの女主人も思わないだろう。
「お兄さん。あのミルドラードさんと知り合いなんですか?」
「ええ、まあ」
「もし良かったら私の商会とミルドラードさんのいる商会が取り引きできるように口利きしてもらえませんか!」
「え?」
う~ん、ミルドラードさんは俺のお願いなら聞いてはくれると思うけど。
この女の人の商会ってどんな商会なのかな。
変な商会じゃなかったらジルヴァニカ帝国とアイデ帝国の交易が盛んになるなら紹介してあげてもいいかな。
俺はまず女主人の正体を詳しく訊くことにした。
「ところであなたはどんな商会をしてるんですか?」
「ああ、すみません。私はアイデ帝国の武器防具商会団体の代表のエリーゼと申します」
エリーゼはニコリと微笑んだ。
「俺はハリーです。アイデ帝国の武器防具商会団体の代表ってこの国の全ての武器防具商会の代表ってことですか?」
「はい。そうです。これでも代々アイデ帝国の皇帝家に認められている者です。そこの壁にアイデ帝国の皇帝家からの認定書がありますわ」
壁を見ると認定書が額縁に入って飾ってある。
へえ、そうなんだ。
それなら変な商会じゃないよね。
「それにミルドラードさんへの紹介料もちゃんとお支払いしますわ」
「え? でも俺はお金には困ってなくて」
「それなら紹介料はこっちの方がいいかしらん♡」
エリーゼは自分のスカートを捲り上げて右足を太腿まで見せる。
むっちりとした魅惑的な太腿だ。
わあ! 綺麗な足だなあ!
俺の欲望が刺激された。
「どう? 私は紹介料として不十分かしら?」
「いえ、とんでもないです。その紹介料だったら欲しいです」
エリーゼの綺麗な足を見ながら俺は答えた。
「うふ、 正直な男は好きよ。じゃあ、こちらに来て」
「はい」
俺はエリーゼに連れられてお店の奥に連れて行かれた。
奥には部屋がありそこは貴人の相手をする個室のようで大きなソファがある。
「ここに座ってくださいな」
「はい」
言われた通りに俺はソファに座る。
剣は邪魔になるので腰から外してソファの前のテーブルに置いた。
エリーゼも俺の隣りに座る。
「それじゃあ、ハリーの武器を鑑定してあげるわ」
「え? 武器を鑑定ってこの剣はミルドラードさんの剣だってもう見たでしょ?」
「あら、こっちの武器よ♡」
エリーゼは俺をソファに押し倒してから俺のズボンを下げた。
「まあ! やっぱりこんな立派な武器を持っていたのね。私が見た目じゃなくて性能も鑑定してあげるわ」
ああ、武器ってこっちのことかあ。




